7/7 甲子園球場

 

阪神 対 DeNA 第13回戦

 

 

暑い。暑すぎる・・・

 

 

災害級の暑さだと、

 

ニュースで言っていた。

 

今週の水曜日(7/10)は甲子園に参戦予定だけど、

 

こんなに暑いと、気持ちがめげる。

 

 

今日は七夕さま。

 

数日前から、タイガースの選手達の

 

短冊の願い事が公開されていた。

 

その中で、私が一番気に入ったのは、

 

坂本選手のコレ。

 

 

『打球が人のいないところに飛びますように。』

 

 

正直過ぎて、笑った。

 

選手は皆、それを願っているに違いない。

 

 

この選手達の願い事をいろいろ見て、

 

ちょっと気になってしまった。

 

「笑顔」というフレーズを使っている選手が

 

めちゃめちゃ多い。

 

 

 

 

書かれた願い事の中に

 

「笑顔」というフレーズを

 

こうもたくさん見てしまうと、

 

逆に、

 

今のタイガースには

 

もしかして、

 

「笑顔」が乏しいのかな?

 

と思ってしまうんだけど。

 

 

まぁ、笑える気分ではないわよね。

 

監督が毎日苦言を呈しているわけだから。

 

 

そう言えば、

 

 

伊藤くんの、記者へのフリートークが

 

記事になっていたよ。

 

某記者が、つい最近。

 

伊藤くんから、

 

「(細部に拘り修正するのは)もうやめました。」

 

と吹っ切れたような言葉を聞いたと。

 

 

伊藤くん曰く、

 

「何か変えることでそこに意識がいっちゃう。今はいかに自分が気持ち良く投げるかを考えて。楽しんでいこうぜって感じです。」

 

と。

 

 

細部には固執せず、原点回帰なのだそうだ。

 

 

「年々、成長しなくっちゃ」と、

 

意気込んで、

 

新しいことにチャレンジする。

 

それは悪くない。

 

でも、そこに

 

なかなか結果が伴わないと、

 

色々と考えすぎて、細部に拘り、

 

自分の良いところまで出せなくなってしまう。

 

 

ありがちだ。

 

うまく出来ていない部分を意識しすぎて、

 

心は焦り、窮屈な投球になってしまう。

 

これは、野手も同じ。

 

好調な時に出来ていることが、

 

ヒットが出なくなると、

 

色々と考えすぎて、反応が鈍る。

 

もともと能力が高い選手達だから、

 

頭で考える前に

 

体が反応して自然と動くことはできる。

 

これは反復練習の賜だ。

 

これまで結果を残すことが出来ていた選手達は、

 

周囲の言葉に惑わされず、

 

自分の能力や練習してきた事を信じて

 

試合に臨むことが大切なんだと思う。

 

 

数年間、結果を残すと、

 

周囲はいつも以上の活躍を

 

期待するようになる。

 

 

「そうしなくてはならない」と選手本人も思う。

 

それで、堅くなって

 

本来の力が発揮できなくなる。

 

 

難しいよね。

 

 

 

 

自分らしくプレーできるような状況を

 

どれくらい作れるかが、

 

コーチ・監督の腕の見せ所だし、

 

一番重要な仕事だと、

 

私は思うけどね。

 

 

プレッシャーをかけ過ぎて、

 

選手の良さを見失わせるなんて

 

本末転倒でしょ?

 

 

昨日のDeNA戦を見ていて思ったのは、

 

ヒット性のアタリがなかなかヒットにならない。

 

その原因の1つに、

 

今季のDeNAにはアナリストがついていて、

 

昨年までのデータを分析し、

 

選手ごとに守備位置を変えて対処している

 

ことがあるらしい。

 

 

ならば、昨年、あんまり試合に出ていない

 

豊田選手や野口選手を使えば、

 

ヒットになるんじゃないかと思ったりもする。

 

どこを攻めれば打ち取れるのか、

 

というデータもない。

 

打った打球がどの方向の、

 

どのアタリに落ちるのか、

 

というデータもない。

 

 

データ野球をしているのなら、

 

それで混乱するかもしれない。

 

 

今日のスタメン。

 

 

ライトが豊田くんだった。

 

ほっほ~!

 

と思った。

 

先発は西勇輝くん。

 

 

このスタメン、

 

データが乏しい選手は豊田くんと前川くん。

 

期待したいね。

 

 

相手先発は、タイガース戦はお初のケイ。

 

 

1回表。

 

エラーからピンチはあったけど、

 

無得点で抑えた。

 

 

1回裏。

 

 

近本くんが2塁打!

 

 

中野くんがヒット!

 

ノーアウト1塁3塁。

 

 

豊田くんが三振。

 

大山くんも三振。

 

佐藤くんは四球。

 

 

前川くんが三振。

 

 

これで無得点。

 

 

何の工夫もなかったね。

 

ベンチは盗塁もさせない。

 

 

ノーアウト1塁3塁と

 

ノーアウト2塁3塁では守備体系も変わるから、

 

ヒットゾーンも変わってくるのに、

 

盗塁のサインはなかった。

 

豊田くんが三振しても、

 

1塁が空いていれば、

 

大山くんと勝負という風には

 

ならなかったかもしれない。

 

 

大山くんを歩かされるのがイヤだった

 

のかもしれないけど、

 

お初ピッチャーから打つのは難しい。

 

結果的に三振に倒れ、

 

それで

 

得点チャンスは広がらなかった。

 

 

この後、

 

 

西くんは3回に連打を食らって3失点。

 

 

3回で交代した。

 

 

2番手は西純矢くん。

 

 

その西くんが5回に1失点して、

 

 

0-4になってしまった。

 

 

でも、5回裏。

 

 

小幡くんがヒット!

 

 

西くんの代打で野口くん。

 

 

ここで登場。

 

その野口くんが

 

 

ライト前に球足の早い打球でヒット!

 

プロ初安打!!

 

それを度会選手が後逸して、

 

小幡くんが一気にホームイン!

 

 

野口くんは3塁へ。

 

 

近本くんがタイムリーを打って

 

 

2点目が入った。

 

 

中野くんがピッチャーゴロで2塁がアウト。

 

 

1アウト1塁。

 

 

豊田くんが三振。

 

 

う~ん。。。💦

 

 

大山くんがサードゴロ。

 

 

繋がらないのよなぁ・・・

 

 

近本くんに盗塁させても

 

よかったと思うんだけど。

 

 

今季は、ほんとに

 

積極的に盗塁をしかけて

 

チャンスを作ろうとはしない岡田野球。

 

 

走れる選手に対して、

 

グリーンライトにしていないのも、

 

選手を信じていないんだろうな、

 

と感じるのよね。

 

 

 

6回表。

 

 

ヒットを打った野口くんが

 

9番に入ってライト守備につき、

 

豊田くんがベンチに退き、

 

3番にピッチャーの富田くんが入った。

 

 

 

ピッチャーに代打が出ると思ったら

 

打席に立った。

 

球数は93球だけど続投だ。

 

 

ケイは三振。

 

桑原がショートゴロ。

 

度会がヒット。

 

オースティンがショートゴロ。

 

 

無失点で抑えた。

 

 

DeNAの守備体系は明らかにデータ重視。

 

だから、データにない場所に打球が飛ぶと

 

長打になる。

 

 

小幡くんも引っ張り打者だけど、

 

流し打ったらヒットになり、

 

野口くんは、そもそもデータがない。

 

近本くんも右方向の打球が多いけど、

 

今日は左方向の打球が多かった。

 

 

意識的にレフト方向を狙って打ったと思う。

 

 

タイムリーになった打球は、

 

ランナーが3塁なので

 

引っぱってライト前だったけど。

 

 

6回裏。

 

 

1アウトから、

 

前川くんがエラー出塁。

 

 

梅野くんがヒット!

 

 

右方向に上手く打った。

 

 

梅野くんも引っぱる打球が多かったけど、

 

一番良い頃には右に打つことが多かった。

 

 

1アウト1塁2塁。

 

 

小幡くんが四球。

 

 

1アウト満塁。

 

 

ここでピッチャー交代。

 

 

2番手は京山。

 

次打者は野口くん。

 

 

その野口くんがセンターフライ!

 

 

これが犠牲フライになって

 

 

プロ初打点!

 

 

3-4

 

 

2アウト1塁3塁。

 

 

近本くんがセンターフライ。

 

 

追いつけなかったけど、

 

1点差になった。

 

 

ここで1点差まで追い上げられたのは

 

かなり大きいと思う。

 

ピッチャーも交代したしね。

 

 

野口くん、

 

火曜日からスタメンで使いたくなる

 

バッティングだったと思う。

 

 

7回表。

 

 

ピッチャーは漆原くん。

 

 

ヒットを打たれ四球も絡んで

 

犠牲フライで1失点してしまう。

 

 

7回裏。

 

先頭の中野くんがヒットで出塁。

 

でも、盗塁させることもなく、

 

2アウトまできて、

 

佐藤くんがライトフライで無得点。

 

 

 

 

走れる打者が出塁したのに、

 

どうして足を絡めた攻撃をしないのか、

 

本当に、そこが不思議で仕方がない。

 

 

矢野野球と同じような野球をするのは、

 

岡田監督のプライドが許さないのか?

 

と言う気すらしてくる。

 

 

せっかく出塁したのに

 

盗塁失敗で大事なランナーを失いたくない、

 

という消極姿勢が、相手に伝わり、

 

打者に集中されてしまい、

 

結果、相手チームを利してしまう。

 

 

どの場面なら、

 

盗塁させるのか、

 

そういうデータは分析済みだ。

 

盗塁は選手にまかせているわけじゃないことを公言しているから、

 

相手は岡田監督1人だ。

 

 

昨年のことを思うと、

 

こんなチーム状況は、監督としては

 

想定外なのかもしれないけど。

 

 

でも、データは分析されて対策はされる。

 

だから、データの揃っていない新戦力が

 

必要なんだと思う。

 

でも、今季はそれをしなかったタイガース。

 

新しい助っ人もいない。

 

ルーキーは今のところ使える状態じゃない。

 

トレードで新しい選手を獲得したわけでもない。

 

成功したのはゲラと漆原くんくらい。

 

 

従来の打撃陣の調子が上がって来なかったのなら、

 

野手の新戦力を

 

もっと早い段階で使うべきだったのかもしれないよね。

 

今季のベンチ采配は疑問符のつく事が多い。

 

 

岡田監督は

 

選手のダメ出しは多いけど、

 

褒めることは、少ない。

 

 

それに、監督になってから、

 

「オレの責任です。」

 

という言葉を一度も聞いた事がない。

 

 

勝ったときはオレの采配のおかげ。

 

負けたら選手のせい。

 

 

そんな感じよね。

 

 

腹立たしい。

 

 

8回裏。

 

 

先頭打者前川くんのエラー出塁から

 

色々あって、

 

2アウト満塁になった。

 

 

そして、

 

中野くんがタイムリーを打った。

 

これで

 

4-5

 

で、代打が島田くん。

 

 

島田くんがアウトになって追いつけず。

 

 

 

9回表。

 

ピッチャーは桐敷くん。

 

 

三者凡退で抑えた。

 

 

9回裏。

 

ピッチャーは森原。

 

大山くんが四球。

 

佐藤くんが三振。

 

 

前川くんがヒット!

 

 

2塁ランナーが熊谷くん。

 

 

梅野くんが死球。

 

 

1アウト満塁。

 

 

小幡くんがピッチャーゴロで

 

 

ホームがアウト。

 

 

あぁ💦

 

 

でも、代打・原口くんが

 

同点打のタイムリー!!

 

 

やったぁ!!

 

やっぱり原口くんは勝負強い。

 

 

と思っていたら、

 

 

何故か、

 

ライト・度会が1塁に悪送球してくれて、

 

その間に2塁ランナーも帰ってきて

 

これで

 

サヨナラ!!

 

ウソみたい(笑)

 

相手のミスで

 

思いもよらない勝ちが降ってきた。

 

 

なんで、1塁に送球なのかな?

 

ライトゴロを狙ったの?

 

いや、でもね、

 

ビデオを見ると、

 

1塁手のオースティンが手を上げて

 

投げてこい、と渡会選手に合図していた。

 

度会選手は、それを見て焦ったんだろうね。

 

 

 

これで、西くんの負けも消え、

 

勝ち投手は最後に投げた桐敷くんで

 

今季3勝目!

 

 

タイガースは37勝目で貯金がになり、

 

2カード連続でカード勝ち越し。

 

 

ヒーローインタビューは

 

桐敷くん、野口くん、原口くんだった。

 

 

特に野口くんは

 

初々しくて微笑ましいインタビューだった。

 

原口くんは、久々の

 

「必死のパッチ!!」

 

昨年は聞かなかったフレーズだけど(笑)

 

 

勝ててほんと良かった。

 

日曜日の勝ちは火曜の夕方まで気分良く過ごせるので、

 

本当に嬉しいね。

 

 

監督インタビューを聞いた。

 

 

タイガースの得点力には

 

近本くんの復調が絶対に必要だ、

 

と考えているのが、

 

よくわかるインタビューだった。

 

 

やっぱり、近本頼みなんだな、

 

という感じ。

 

 

これほど、近本くんが調子を落とすのは

 

監督も想定外の出来事だったと思う。

 

 

早く、完全復調して欲しいね。