4/14 バンテリンドーム

 

中日 対 阪神 第3回戦

 

 

最近、

 

試合後の岡田語録が

 

記事になっていないなぁ・・・

 

 

と思っていたら、

 

 

なんと、1週間前から、

 

岡田監督は、試合後の取材対応を

 

拒否しているらしい。

 

 

きっかけは、

 

「想定外」という大見出し。

 

 

2カード目が終わって、

 

「2カードの負け越しは、ちょっと想定外かな。

 

まぁ、ちょっとだけね。

 

まだ、3カード残っているから

 

そんなに心配はしていないいけど。」

 

というようなニュアンスで答えたのが、

 

翌日、大々的に、

 

「岡田、想定外!」

 

という大見出しで、

 

監督が不安を露わにした、

 

というニュアンスでの記事になって

 

スポーツ各紙に書かれてしまった。

 

 

それで、

 

そういう風には言っていないでしょ!

 

ウソを書くなら、もう取材には応じない。

 

 

となったわけ。

 

 

そんなわけで、

 

 

試合中の采配の意図とかを、

 

翌日に記事から知ることができなくなって、

 

もう1週間が経った。

 

 

だから、

 

 

昨日の代打・長坂の意図は

 

正直、よくわからない。

 

 

今朝の福本豊さんの評論が載った記事で、

 

「昨日の試合は、バッテリーが攻める気持ちを失っていた。」

 

とあった。

 

もちろん、これは福本さんの見解。

 

 

5回まで、

 

申し分のない内容だった大竹くんは、

 

3巡目となる6回裏、

 

守りに入ってしまったのだろうと推測。

 

それで、先頭打者に四球。

 

運悪く、次打者が相性の悪い高橋周平で、

 

ちょっと肩に力が入った。

 

4番の中田には、3球内角攻め。

 

定石なら、3球目は外角だろうけど、

 

坂本くんはインコースを選択。

 

相手の思考の裏をかこうとしたのか?

 

結果は、

 

1点を返され、1点差。

 

外角が頭にありながら、

 

内角の球を打ち返すのは、

 

中田の技ありのバッティングなのだけど・・・

 

それだけ彼は能力が高いということでもある。

 

そして、結果的に1点を失ったのだから、

 

この配球は、中田の能力を甘く見た、

 

と言われても、

 

その批判は甘んじて受けるしかない。

 

その後、動揺した大竹くんは、

 

細川にもヒットを打たれ、

 

ノーアウト満塁の大ピンチ。

 

 

ここで、ピッチャー交代が告げられる。

 

登場したのは、

 

経験の浅い岡留選手。

 

変則サイドから、

 

力で勝負するタイプの岡留選手に対し、

 

コースギリギリを狙わせる配球。

 

それも、外角中心。

 

ここを、福本さんは

 

「攻める気持ちを失っていた。」

 

と評する。

 

結果、死球とタイムリーと四球で

 

押し出し2失点とタイムリーで1失点の

 

合計3失点を喫した。

 

 

岡田監督が、この配球や攻め方を、

 

こころよく思わず、

 

代打・長坂を送ったのかどうかは、

 

よくわからないけど、

 

昨日の6回の悪夢が、

 

バッテリーの責任だ、

 

いや、キャッチャーの責任がより重い、

 

と見た人は、

 

案外多かったのかもしれない。

 

 

 

ノーアウト満塁で、

 

岡留選手が出てきた時、

 

私は、かなり不安を感じた。

 

 

岡留選手の状態は悪くはない。

 

いや、良いと思う。

 

けれど、これまで(昨季も含めて)、

 

彼は、1点差のノーアウト満塁で登場し、

 

1失点の同点まではOKだけど、

 

その後は、

 

試合を壊さずしっかり抑えることを求められる

 

そういう修羅場を経験したことは

 

一度もなかったはずだ。

 

 

キャッチャーは、それを知っていたし、

 

必要以上に緊張するであろうことも

 

予想出来たはず。

 

それなのに、

 

コースを狙う高いレベルの投球を要求。

 

福本氏は、このリードを酷評した。

 

もちろん、これで

 

ピンチを脱することができたなら、

 

大絶賛されたであろうリードなのだけど。

 

プロ野球選手は、常に結果で評価される。

 

 

坂本くんを2番手の控え捕手ではなく、

 

梅野くんと並ぶ同等の立場の主力捕手として

 

見ているからこその、この酷評だ。

 

昨年までとは違う。

 

 

今季は、

 

こういう厳しい評価は増えてくると思う。

 

きちんと抑えて当たり前、

 

失敗すれば、捕手の責任を大きく問われる。

 

立場が上がれば、

 

求められるものはより高くなっていくわけだから。

 

 

梅野くんがそうであったように、

 

坂本くんも、そういう立場になったということ。

 

だから、この批判は仕方がない。

 

 

でも、

 

もし、昨日の、「代打・長坂」が、

 

岡田監督の、

 

坂本くんへのリードに対する

 

何らかのメッセージなら、

 

今の取材対応拒否状態で、

 

監督のコメントが翌日聞けないことは、

 

坂本くんにとって、かなり辛いことだと思うね。

 

 

昨日の負けは、

 

何も、バッテリーだけの責任じゃないからね。

 

そもそも、2点を取ったあと、

 

ヒットも少なかったし

 

追加点がとれなかったのも痛かった。

 

 

坂本くん推しのファンが

 

この酷評を読んで、怒って、

 

逆に監督や他の選手達に対し

 

必要以上に中傷しなけりゃいいな、

 

と、ちょっと心配している。

 

 

負けが混んでくると、

 

犯人捜しをしたくなるけど、

 

誰か1人のせいだけで負けることは

 

滅多にない事なので、

 

1人に責任を負わせるのは控えたい。

 

 

さて、今日の試合。

 

先発は才木くん。

 

 

超驚いたのは、そのスタメン。

 

1番・木浪、2番・梅野、3番・近本、

 

4番・佐藤、5番・大山、6番・前川、

 

7番・森下、8番・中野、9番・才木。

 

 

大山くんが4番をはずれ、

 

不動の1番・近本くんは3番に入った。

 

まるで、前監督の矢野さんの

 

采配を見ているようだ。

 

 

野手陣の打撃の状態が上がってこない時、

 

好調でチャンスに強い近本くんを

 

3番に据えた。

 

 

苦肉の策だったと思う。

 

でも、確か、あの時、

 

解説者だった岡田さんは、

 

この3番・近本を

 

「違うよな」と言ったと記憶している。

 

そう言えば、矢野政権の時、

 

2番・梅野も試したことがある。

 

バントの上手い梅野くんを2番に据える。

 

でも、先攻の試合では

 

投手のリードをする前に

 

必ず打席が回ってくる打順だし、

 

後攻の試合では、

 

マスクを被った後すぐに打席に

 

立つことになり、かなり忙しい。

 

なので、

 

捕手には、この打順は負担が大きい、

 

と言っていたと思う。

 

 

超驚いたけど、左右左右の

 

ジグザグ打線になっている。

 

求められている役割も明確だ。

 

木浪くんには、とにかく出塁。

 

梅野くんには送りのバッティング。

 

近本くんにはランナーを

 

ホームに返すバッテイング。

 

4番、5番は、もちろん打点のつくバッティング。

 

そして、8番の中野くんは

 

自分が1番打者と思って、打て!

 

ではないだろうか。

 

 

ランナーとして出れば、

 

ピッチャーまで打順が回るし、

 

アウトカウントが少なければ、

 

送りバントや盗塁で得点圏までいける。

 

 

それにしても、

 

随分と思い切ったことをしたね。

 

このままじゃ、ダメだ、

 

という監督のメッセージなのかもしれないよね、

 

これは。

 

 

 

2回裏。

 

 

才木くんは1点を失うんだけど、

 

そのタイムリーがレフト前。

 

そのヒットを見て、

 

解説者が言った。

 

「レフトの守備位置が、僕なら、配球を考えて

 

もう3歩くらい前に守っていると思う。

 

それは、状況を考えて選手自身の判断で動く必要がある。

 

そういう守備位置ならば、

 

2塁ランナーは、あの打球ではホームに走れなかったはず。」

 

と。

 

 

やっぱり、前川くんのレフトは、

 

守備位置がどこか適切ではない。

 

 

3回表。

 

1アウトから、

 

中野くんがヒットを打ち、

 

才木くんが送りバント。

 

チャンスだ。

 

でも、今日は1番が木浪くんだ。

 

 

近本くんが2人欲しい。

 

で、その1番・木浪くんは四球を選ぶ。

 

 

良かった。

 

ほんじゃ、

 

 

2番・梅野くんが決めてくれる?

 

 

 

相手ピッチャー・梅津は、

 

ボール、ボール。

 

そして、梅ちゃんの、

 

タイムリー!!

 

してやったりだ!!

 

ツーアウトから点が入った。

 

近本くんがアウトになって

 

同点どまりだったけど。

 

近本くん、3番は打ちづらいのかなぁ・・・?

 

まぁ、あと何打席かすれば、

 

この打順と役割に慣れてくるのかも。

 

一昨年、3番を打っていた時の近本くんは、

 

「3番打者は、後ろに4番が控えているから、

 

長打はいらない。単打で繋いで4番に回す。」

 

と語っていた。

 

 

逆に、1番打者については、

 

「先頭で2塁打を打てば、一気にチャンスが広がる。」

 

と言っていた。

 

1番と3番に求められるバッティングは

 

同じではない、と考えている。

 

 

打順が動くと、本人の中では

 

意識の切り替えが必要になるのかもしれない。

 

この打順入れ替えで、

 

打撃が下降しなけりゃいいのだけど、

 

と、少し心配になった。

 

 

今日は投手戦。

 

6回終わって、

 

タイガースは2安打。

 

中日は3安打。

 

スコアは1-1の同点。

 

才木くんは、

 

球が少し高い気もするけど、

 

ボールに力があるので、捉えられても、

 

球威で押し込んでフライアウトになる感じ。

 

それに、3ボールになっても、

 

簡単に四球を出さない。

 

四球を出すくらいなら、

 

ストライクゾーンで勝負して、

 

ヒットを打たれる方が、まだマシだ。

 

そう考えているかのようだった。

 

6回を投げ終わって、ちょうど100球。

 

3安打1四球3奪三振1失点。

 

 

7回表の始まる前。

 

ドームに「六甲おろし」が流れる。

 

解説者が、

 

「脳裏に刻み込まれたこの曲を、無意識に口ずさんでいる自分に気づいて愕然とすることがありますよね。」

 

と言って笑った。

 

 

面白い。

 

 

「みんなで六甲おろし」が、

 

他球団にも波及する(笑)

 

 

7回表。

 

1アウトから、

 

前川くんが2塁打。

 

でも、森下くんがキャッチャーフライ。

 

うまくいかない。

 

 

が・・・

 

次打者は中野くん。

 

 

打ち損じの詰まったアタリが、

 

内外野手達の間にポトンと落ちて、

 

これがタイムリーになった。

 

超ラッキーなアタリ。

 

ともかく、

 

 

勝ち越した!

 

 

代打が出るだろうと思っていた才木くんが

 

バッターボックスに立つ。

 

 

全く打つ気なし。

 

 

7回まで投げてくれれば、

 

8回ゲラ、9回岩崎が見えてくる。

 

 

7回裏。

 

中田が2塁打。

 

あらら・・・💦

 

中田はやっぱり侮れない。

 

細川がレフトフライ。

 

良いアタリだったけど、野手の正面。

 

ランナーは進めず。

 

上林もレフトファウルフライ。

 

木下が内野安打。

 

え~。。。なんで?

 

リクエストすると・・・

 

ワンバン送球のすくい上げ捕球が不十分。

 

グラブにしっかり入っていない。

 

これは佐藤くんのエラー。

 

またか、という感じ。

 

 

2アウト1塁3塁。

 

 

佐藤くんは、いつも大事なところで

 

エラーをする。

 

ピッチャー泣かせだ。

 

 

 

 

山本が三振!

 

才木くん、思わずガッツポーズ!!

 

そりゃ、そうだ。そうなるよ。

 

 

 

8回表。

 

梅津がマウンドへ。

 

おい、おい、って感じ。

 

昨日と同じだ。

 

タイガースには打てないでしょ、

 

という判断。

 

悔しいな。

 

でも、

 

この回終わって、なんと13三振。
 

 

24のアウトのうち13個を三振で取られた。

 

ちょっと情けない。

 

 

8回裏は岩崎くん。

 

しっかり抑えて1点のリードを守った。

 

9回裏はゲラ。

 

打順は4番の中田から。

 

超厳しい打順。

 

 

中田がセンターフライ。

 

細川が三振。

 

上林も三振!

 

 

ここは、梅ちゃんのリードが光った。

 

連敗脱出!!

 

 

結果的に、今日のスタメンは功を奏した。

 

13奪三振されながら、

 

少ないチャンスで2点をとって、

 

あとは、ピッチャーの力で守り勝ち。

 

良かった。

 

 

日曜日の勝ちはひときわ嬉しいものだ。