6月5日。
金曜日。
朝、NHKのニュースを見ていたら、
こんなニュース。
麻生副総理 死亡率低さを指摘「国民の民度のレベルが違う」 | NHKニュース
民度?
民度って何?
「おまえらだけ薬を持っているのかと海外からかかってきた電話でよく言われたが、『お宅とうちの国は国民の民度のレベルが違うんだ』と言うと、みんな絶句して黙る」
民度のレベルが違う?
みんな絶句して黙るのは、
その通りだ。。。と思っているからじゃないと思いますけどね。
「民度」なんて言葉は、
正直、私自身、殆ど使ったこともないし、
自分の身の回りで、そういう言葉を使う人に
出会ったこともないけれど、
麻生大臣の言葉を聞いて、
この言葉が、
相手を蔑むときに使う言葉なのだろうな、
ということだけはわかった気がします。
飲みに行った際に、
自分たちの私的な仲間内で、
こっそりしゃべる程度なら、
まぁ、百歩譲って、
ジョークとして聞き流してもらえるのかもしれませんけど、
これを、国会の委員会で、
滔々と自説として述べるのは、
いかがなものなのか、
という気がします。
他国の人達が、
「日本は民度が高いね」
と言うのは褒め言葉でしょうが、
自国民が、
「お前の国とうちの国は民度が違う。」
つまり、うちの国の方が、レベルが高い。
と、他国民に言ってしまうのは、
明らかに、相手の国に対する侮蔑です。
相手が「黙る」のは、
ケンカしたくないからでしょう。
麻生さんは、そのことに気づいてないのでしょうか?
あるいは、気づかないフリ?
ちょっと、朝から気分の悪いニュースを聞いちゃったな。