2月2日。
日曜日。
今日も寒いですね。
さて、
昨日、映画を見に行きました。
毎月1日は映画が1200円なんです。
それで、土曜日だし・・・
半額とはいかないんだけど、6割の価格で見られるから、
時間もあるし、2本見ました。
その内の1つが、これ。『AI崩壊』。
先日、新大久保に行った時、電車の中のつり広告で、映画の宣伝を見ました。
それで、見たいと思っていたのですよね。
広告には、原作本があると書いてあったので、
まずは、読んでみましょうと・・・。
で、読んだ後で、映画を見ました。
主演は大沢たかおさん。
本も読んで、映画も見た感想を先に言うと、
どちらか一方で良いと思います。
本で読むか・・・
映画で見るか・・・
本で読んだ時は、面白いと思いました。
でも、その後で映画を見ると、
結末がわかっているので、ちょっとドキドキ感が薄くなるかも・・・
私は、どちらをお勧めするかというと・・・
映画です。
本を読まずに映画を見ることをお勧めします。
原作本はしっかりした話なので、
それだけ読んでも楽しめます。
だから、本を読まれる方は、それも悪くない。
でも、
結末の解った推理小説って楽しくないでしょ?
だから、映画を先にどうぞ。
で・・・映画を見ちゃったら、もう本は読む必要がない。
そういう感じです。
映画の感想ですけど、
昔、『エネミー・オブ・アメリカ』って映画を見たことがあるのですけど、
あれと同じ怖さを感じましたね。
『エネミー・オブ・アメリカ』は、ある弁護士が事件の証拠を掴んだがために、
陰謀に巻き込まれて指名手配され、
彼を探すのに、電話の盗聴をしたり、
街中にあふれる防犯カメラ等の映像やらが利用されたりして、
挙げ句の果ては、軍事用の衛星写真まで使う。
どこに逃げても、大抵発見されて、逃げ道がない。
そういう映画でした。
この『AI崩壊』は、もっと恐ろしい展開です。
その恐ろしさは、たぶん、本で読むより、
映像で味わった方が
リアルで臨場感があると思うので、
映画をお勧めします。
人工知能AIが、どんどん人間の生活に活用されるようになって、それに依存するようになり、
より安全でより快適な生活空間が実現できる。
あり得ると思います。
昔はストーブというと、反射式で、その周りだけが温かいとか、部屋の温度にムラができるとかでしたが、
ファンヒーターなるものができて、温度管理をしてくれるようになった。
センサーが付いていて「ファジー」運転ができるファンヒーターが売り出された時は、本当に驚きましたし。
時代が進むにつれ、どんどん快適に過ごせる技術が生み出されて、人間の生活は楽になっていきました。
まぁ、エアコンは、そもそもが、常に温度管理するように設計されてますけどね。
今は、スマート住宅なるものもあって、
ITがエネルギー消費を管理して、低エネルギーで快適空間を作るってことまでできるようになりました。
人間が、いちいち、覚えて考えて毎日設定しなきゃいけなかった事柄をコンピューターが覚えていて、
条件に合わせて自動で設定してくれる。
楽だ、楽ちん、楽ちん!
そうやって、どんどん、人は楽ちんな生活に依存していき、自分で考えることをやめていく。
私は、運転免許は中型免許で、いわゆるオートマ限定免許ではない、マニュアル車も運転できる免許を持っています。
運転歴30年です。
オートマ免許を持つ甥っ子からは、
「おばさん、マニュアル車運転できる免許なんだよね?4トントラックも運転できる。羨ましいなぁ・・・」
と言われるのですが、
確かに、4トントラックを運転することのできる免許は持ってる。
だからって、運転できるわけじゃない。
トラックを運転したこともないし・・・
それに、マニュアル車を運転しなくなって、
もう25年くらい経つ。
オートマ限定免許じゃないけど、我が家の車はオートマ車だし。
息子が、オートマ限定免許だから、マニュアル車を買うわけにはいかないでしょ?
それに、子供が小さい頃は、マニュアル車よりオートマ車の方が運転する時、気が楽だったし。
いまさら、マニュアル車なんて運転できないし・・・
と思います。
AI搭載の自動運転車が一般的になったら、
そのオートマ車だって、運転できない人があふれるかも・・・
と、映画を見ながら思いました。
AIを否定する気はないのです。
でも、依存するのはよろしくない。
AIが意思を持つなど、
そんな荒唐無稽なことを心配しているわけではないのです。
ただ、
AIを利用して、権力を掌握したり、政府が人間の管理をするようになったら、恐ろしいな・・・
と思うのです。
やり方によっては、思想信条等を登録させられ、
言論の自由や宗教の自由を奪うことだって、
可能になりそうなので。
世界中に転がるビックデータの管理をAIがやるっていうのは、危険かもしれません。
AIが、というよりは、
そのAIを上手く利用しようとする人間が出てくることが。
まぁ、映画を見てみてくださいな。