台風工房 撮影日誌
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台風工房 はいからさんワンマンライヴ


新入生や新社会人のそこのあなた!五月病になってはいませんか?


えっ?なってない?


いいえ、なってますなってます。顔に出てます。顔だけでなく、肩からもへそからも出てますし、匂いも何だかカビ臭く、フレッシュマンはどこ吹く風でございます


だから、なってるんですって。「なってない」と思い込んでるだけで、そういうのが一番危ないの。放っておくと大変なことになりますし、頭ごなしに否定しないで、まずはおばさんの話を少し聞いて下さる?


新しい環境というのは不慣れなことも多く、どうしたってストレスが溜まります。同時にTSUTAYAのポイントなんかも貯まるなら我慢も出来ましょうが、そうはイカのキンタマ ですからね


「はあ……辞めちゃおっかな」なんて思いが、浮かんでは消え、浮かんでは消え。仕舞いには消えずにふくらんで、やがて爆発……。なんてことがなきにしもあらず。ですから、本当に危険なんです


ね?少しでも脳裏に過ぎるようでしたら、充分、該当しているわけですよ、五月病に


そんなあなたにタリピツな一枚をご用意致しました!




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はいからさん 1stフルアルバム 『Oh Yeah,All Right』




これを聴いたら、五月病なんて、すぐに吹き飛びますから。騙されたと思って、是非、聴いてみて下さい


「わたし、田舎に住んでて買えないわ」なんて方もご安心を。amazonさん等でも購入可能で、クリック一つで手元に届く、とっても便利なシステムが今の世の中にはございます


「田舎と都会の垣根など、最早ない」と六本木ヒルズのお洒落なカフェで、パンケーキを食べ、フラペチーノをすすりながら、私が断言します


とは言え、そんな私もいまだ社会に馴染めず、万年、五月病みたいなものですから、このCDをリピートリピートのヘビーローテーションで耳に流し込んでいる次第なのです


台風工房でCMも作成しましたので、迷っている方もそちらを一度拝見してみて下さいませ


はいからさん 1stフルアルバム 『Oh Yeah,All Right』 CM1


はいからさん 1stフルアルバム 『Oh Yeah,All Right』 CM2


世の中のへそ曲がりよ、これ聴いて素直になれ!




はいは~い!


というわけで、上記の1stフルアルバム発売に合わせ、5月3日(金)に東京は下北沢、ライヴバー『440(four forty) 』さんにて、久し振りのはいからさんワンマンライヴが行われ、はいからさんと古くからお付き合いのある台風工房が例のごとく、そのライヴに行き、撮影してきましたよ、おほほ


2時間ほどあったライヴを終始撮り続けまして、それをどう発表するのか、現時点では分かりませんが、残念ながら足が運べなかった皆様の目に届くよう何かしらのアクションを起こすかと思われますので、どうかそれまでしばしお待ちを


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いやはや、それにしても本当に良かったなあ……


アルバムで、タイトルにもなっている『Oh Yeah,All Right』という曲を聴いた時、「あ、なんか分かんないけど泣いちゃう」と、なりましてね。でも、へそ曲がりなので涙はこらえたのですが、「ライヴで観たら絶対に泣いちゃうよ」と。「人前で泣くのは恥ずかしいから勘弁しておくれよ」と。そんなことを思うほど、真っ直ぐだけど不思議な曲だったんです


で、ライヴ当日ですよ。その曲の演奏が来ました。勿論、泣かないように心掛けますでしょう?でも、自然と涙が出そうになるわけです。へそ曲がりな私はどうしたか……


ステージから目をそらし、聴いてないふりをしましたね、ええ


ダサっ!私、ダサっ!


と、まあ、そのくらい素敵なナンバーです


今回のライヴではありませんが、以前、監督の矢ヶ部氏がその曲を撮った映像がYOU TUBEで観られますので、どうぞどうぞ


Oh Yeah,All Right【LIVE】


世の中のへそ曲がりよ、これ聴いて素直になれ!




かなえられない ゆめだってあるさ


けっしてとどかぬ おもいもあるさ


だけどいいんだ それでもぼくら


ゆめをみるのさ こいするのさ




房子

台風工房 ロストフィルム MV

さむうござんす、ヒュルルルルルルン 。というわけで、今年もそろそろ、小僧が町までやってくる季節となりましたが、寒さ対策はバッチリでしょうか


えっ、私ですか。私は一年中、こたつを出しており、スイッチ一つで小僧を退治出来る環境にいますので問題ございません


とは言え、冬ウエルカムではありません。寒いとどうしても動くのが苦になってしまいますし、何するにも気が乗りませんから。まあ、暖かくても活発ではないですがね


とにかく、場所によって違いますが、平均的に三月くらいまでは冬ですから、向こう五ヶ月ですよ。向こう五ヶ月、寒さが続くわけですよ。気が狂いますよね。眉間にしわを寄せ、鬼の形相で歩いてる女を見かけたら、それは私ですよ。寒さに耐えつつ、道行く私ですよ。どうか、お豆を投げつけて下さい


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季節の挨拶は程々にし、台風工房の話に移らせていただきます


今年の四月に『マツオカナオヤさん MV撮影 』というブログを更新したのですが、その時のMVがようやく完成しましたので、報告させていただきます


マツオカさんはロストフィルム というバンドを結成し、現在、活動中


春のMV撮影終了後、すぐに二本目のMV撮影のご依頼もいただきまして、そちらも同時に完成し、公開されておりますので、宜しくお願いします




あなたに会いたくて生まれてきた【MV】


そして、風【MV】


――――― 房子寸評 ―――――
『あなたに~』の方はクラサーがカイマンの時期のものなので、季節外れかもしれませんが、温かい気持ちになれるかと思います


『そして~』の方はどこか切なく、この時期にタリピツではないでしょうか
――――― 房子寸評 ―――――


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それではまた、小僧が本格的に現れ始めた頃にでもお会いしましょう


何かあれば、それよりも早く更新しますが




房子

台風工房 はいからさんライヴ撮影、2012年、夏


ハルヲ、リターン!


いまいち、渾身の挨拶「ハルヲ」にヒットの兆しが見えないものですから、改めてかましておきます。ハルヲ!


そんなこんなで押忍!I am 房子でございます。少し更新をしない間に8月も終わり。つまり、夏の終わりがすぐそこまで来ているということ


マラソン大会に参加し、ガムシャラに走り、落ち着いたところで、後ろの人はどの辺かな、と何気なく振り向いたら、顔近っ!てな具合に秋のゼエゼエハアハアが聞こえているわけでございます、やんなっちゃう


だって、秋はとてもイケメンだけど、少しネガティブな雰囲気を出しているでしょう?「俺なんてどうせ…」といった表情を常に浮かべ、慰めても、「そう言ってもらえると嬉しいけど、でも…」みたいな言葉で、話しているとこっちまで嫌な気になってくる。それが秋のイメージでございます


とは言え、季節の中では暑さと寒さに挟まれ、最も快適且つ、魅力的な存在なんですけどね、エヘ


お~~~っと、お~っと、おっと、そ~んな話はどうでもいいっ!(ホストのノリっぽく)




8月の終わりに、台風工房と古くからお付き合いのある"はいからさん "のライヴの撮影に行って参りました


と言うのも、台風工房の矢ヶ部氏が現在、はいからさんの映像を色々と撮りためており、その一環とでも言いましょうか。どう発表するのかも決めておらず、とりあえず、追い掛けたい!という衝動だけで撮り続けている模様


最近、はいからさんの『やめて』という曲のMVも完成させましたので、興味も暇もアリアリな方がおりましたら、観ていただけたら幸いでございます


はいからさん 『やめて』 MV




久し振りにはいからさんのライヴを拝見させていただいたわけですが、やっぱりいいですね。パワフル


観ておりますと、私も頑張ろう、という気持ちになりますし、応援したい、という感情も生まれます。私が応援したところで、はいからさんの未来が変わるとは思えませんが、今まで知らなかった方が一人でも"はいからさん"というバンドの存在を知るきっかけになるのであれば、このブログの存在の意味もあるのかな、と。そんな風に思う次第であります


言葉も文章も下手くそなものですから、全く良さが伝わらないと思いますが、是非一度、ライヴに足を運んでみて下さいませ。心のどこかに刺さるものが、そこにはあると思います。…あると思います!


一緒に出演されてるバンドさんも素敵なので、本当に行ってみて下さいませ。長い人生、損はないと思います。…ないと思います!




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リハ風景


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ライブハウス風景


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録音もきちんとされておりました


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世古は~ん!


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はいからさんのベースをする"あすなろう "の新村さん


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ドラムス、オッキー!


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ギター&ヴォーカル、近田さん


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新村さん、全身


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近田さん、全身


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沢山の方々に足を運んでいただけました


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このダブルグゥ、いつまで続けるの、矢ヶ部氏


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精一杯の作り笑顔、其田氏


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ライヴ終了後に腋毛をチラつかせる近田さん




私も一度くらい、ステージに立って、歌声を披露してみたいものです




意外に美声の持ち主、房子

はいから台風紀行 ~いい旅、夢奇文(馬の巻)~


日光を走行していると、たまり漬け、ゆば、潰れたパチンコ屋、この三つを多く目にする。漬物とゆばは好きでも嫌いでもない。私の地元ではパチンコ屋だけは元気なので、パチンコ屋が潰れているのを見ていると、ここの人達が何をして過ごしているのか、少し気になった。が、その程度であり、要するに三つとも大して興味がなかった。


強いて言えば、ゆば。「ゆば」だけではまるで心に響いて来なかったが、「ゆばそば」「ゆばうどん」という看板を多く見かけ、うどんは好きなため、僅かながら惹かれた。ということで、東武ワールドスクウェアを堪能した私達は昼食にうどん屋を選んだ。ちなみに、私的好物麺類はうどん、ラーメン、スパゲッティの順となっている。


東照宮の前を通る、日本ロマンチック街道というそれはそれはうっとりするロマンチックな街道に面したうどん屋に入った。私は名物のゆばうどん…ではなく、山菜うどんを注文。「ゆば(そば)」を注文したのは世古氏だけだった。


ゆばの塊のような女性従業員が運んで来た注文した麺に、それぞれ無言でパクついた。一口目はやたら醤油の濃さが口に広がり、店を失敗したかと思ったが、二口、三口と食べ進めると、その中に出汁の味や奥行きを見出し、あっという間にぺろり平らげていた。


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其田氏から世古氏に運転手を変えたスパイクは、今回の旅の最後の目的地、日光乗馬クラブに到着。やって来た理由は言わずもがなの乗馬。矢ヶ部氏がどうしても馬に乗りたいと組んだ予定である。


白い柵で囲まれた、がらんどうな砂場が二つ。奥側の砂場に二匹の馬がいた。一匹は真っ白で、もう一匹は白をベースに灰色のまだら。まだらの方は私達が近付くと寄って来て、匂いを嗅いだりし、とても懐っこい可愛らしい馬だった。まだらに見えた部分は灰色の毛ではなく、ただの泥だった。


馬小屋で茶色の馬の毛並みを整えているおじさんに、馬に乗りたい旨を伝えると、「あ、乗るの?」と意外そうな反応を見せた。そりゃ乗るだろうよ、と思ったが、馬を見るだけ見て、帰ってしまう人の方が多いのかもしれない。泥がついているから。ではなく、「乗ろう」と来ていないから。


「お、馬いんじゃん」「わあ、本当だ」「近くで見ようぜ」「うん」「すげえ」「可愛い~」「あの、馬に乗られる方ですか」「え、何すか」「乗馬で来た方でしょうか」「違いますけど」「あ、ほら、乗馬一回千円て書いてあるよ」「あ、そうなの」「乗られますか」「いや、乗らないですけど、お前は」「私もやめとく、怖いし、泥ついてるし」「乗らないのですね」「乗らないと見ちゃ駄目なんすか」「そんなことはございませんが」「いいよ、行こ、馬なんて動物園行けば幾らでも見れるし」「おう」「…」


こんなやり取りがここのスタンダードなのではないだろうか。だとしたら、「あ、乗るの?」というおじさんの反応にも納得。乗らないが前提の乗馬クラブは悲しいが…。


私達は乗ると決めてやって来ているわけだし、当然、乗った。白でもまだらでもなく、おじさんが毛を整えていた茶色の馬に。


一周、百五十メートル程だろうか。長方形の砂場を矢ヶ部氏が、近田さんが、世古氏が、其田氏が馬に乗り、回った。おじさんが連れて、ゆっくりと馬は歩くので、私の番になるまでに二十分くらい経過した気がする。


馬は近くで見ると筋肉のお化けであり、乗ると肉質の硬さが尻から伝わった。目線もいつもより高くなり、不思議な気分。おじさんの「背筋を伸ばして、肩の力を抜いて下さい」は他の人の時にずっと聞いていたが、私の順番でもやはり聞くことになった。言われた通り、背筋を伸ばし、肩の力を抜くと、馬が歩き始めた。


上下の揺れ七、横揺れ三。それが乗馬の感想だった。常に揺れているので、腰に力を入れてバランスを取らなければならないし、乗っているだけで疲れる。短い距離で、しかも歩いているだけでこれだ。馬を移動手段としていた時代の人は凄い。


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「あのおじさん、ええ感じやったなあ」世古氏は運転しながら、乗馬クラブのおじさんを褒めた。「自分にはこれしかないんで」とおじさんの物真似口調で続けたので、私の知らないところでおじさんはそんなこと言っていたんだ、と思っていると、矢ヶ部氏も私と同じだったらしく、「え、そんなこと言ってたの」と世古氏に返した。「いや、言ってへんけど」と世古氏。イメージだった。その後もイメージで話す場面が多々あり、世古氏は妄想狂のキャラクターが定着した。


最近は週に二回程度、運転をしているらしく、妄想狂の運転は非常に安定していた。高速道路が平坦で真っ直ぐなことに対し、「つまらん」とぼやいていたが、ぼやくということは即ち、余裕があるわけだから、精神面も安定していたのだろう。運転には何よりも余裕が大切。近田さんは余裕で満ちていたのか、行きも帰りも、ほぼ寝ていた。


陽が沈む頃、大都会が大きく口を開け、束の間の小旅行を満喫した私達を飲み込んだ。闇に包まれた。


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fin




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到着


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まだらがお出迎え


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世古氏とまだら


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奥にはボサボサもいました


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みんな、これで運ばれてきたのでしょうか


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矢ヶ部氏パカパカ


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近田さんパカパカ


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世古氏パカパカ


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其田氏パカパカ


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乗せてくれてありがとう


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妄想狂ドライバー


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よく寝ますこと


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日光で感じた"力"発揮して下さい



全四回、お付き合いいただき、誠に有り難う御座いました


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だそうです




房子

はいから台風紀行 ~いい旅、夢奇文(旅の巻)~


私は貸切状態の露天風呂に浸かりながら、辺りを見渡していた。絶景を堪能するためではない。覗きポイントがないかどうかのチェックだ。私は外のお風呂に入る時、ついつい探してしまう。裸を見られるのは構わないが、知らない間に見られていた、というのは何故か許せず、風呂が見える場所を把握しておかないと気が済まないのだ。


ふう。一息ついて、口の下までたっぷりと湯に浸かった。高い柵に囲まれていたおかげで、覗かれる心配はなし。安心し切って、目を閉じていると、体は熱い湯の中だというのに、寒気のようなものを感じた。恐る恐る目を開け、露天風呂と大浴場を繋ぐ透明のドアを見ると、七歳くらいの子供が大浴場側から、私を見ていた。驚きのあまり声を上げそうになるも、すんでのところで口を押さえ、冷静を装い、不自然にならぬよう、目線を逸らした。ゆっくり三秒数え、もう一度、ドアの方を見ると、まだ、こちらを見ていた。しかも、男の子。


頭に来た。見られていたことよりも、もう小学生であろう男の子を女湯に連れ、しかも、見ず知らずの女性の裸を見ている我が子を注意しない母親に対し。露天風呂から上がると、隠さず堂々と歩き、大浴場へと戻った。男の子は私が大浴場に入ったと同時に露天風呂に行き、次見た時にはバタ足をしていた。私の苛々を加速させた。なまはげよろしく、鬼の形相で「母親いねえか」と包丁のつもりでタオルを手にし、大浴場を見渡したが、母親らしい女性はおろか、誰一人としていなかった。なるほど、まだ、脱衣所なのだね。シャワーで軽く体を流し、足早に脱衣所へと向かった。


脱衣所にも誰もいなかった。しばらく待てば、現れるかもしれないと、服を着てからも、髪を乾かしたり、薄化粧したりして待ってみたが、一向に誰も来ず、いたずらに時間だけが過ぎた。やがて、怒りも多少は和らぎ、諦めて部屋に戻ろうと、竹で出来た籠のような椅子を勢いよく起立した時、遭遇した男の子がすっぽんぽんの濡れっ放し状態で脱衣所に乱入。私を見るなり、「ママよりぜんぜんおっぽいちいさいおばさん」と言い放ち、急いで浴衣を羽織り、逃げるように出て行った。


あまりの出来事に、怒りより先に呆気にとられてしまい、追うのが遅れた。廊下に出て、エレベーターまで走ったが、案の定、男の子の姿はなかった。腿に手を置き、息を整えていると、無意識に「クソガキ」が零れた。エレベーターの七階のボタンを押した後、今度は意識し、「クソガキ」と吐いた。小さく。だけど、はっきりと。


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朝食も夕食同様、ビュッフェスタイルだった。ただ、唐揚げやグラタンといった好物が並んだ夕食とは違い、昆布の佃煮や納豆、温泉玉子に焼き鮭といった朝食らしい軽いものが並んでいた。私は野菜を中心によそり、席についた。男性陣も朝はそこまで食欲がないらしく、夕食時より明らかに控え目に盛り付けていた。


私は食事の会場となっている広いホールの中に、風呂場の男の子を探したが、見つけることは出来なかった。苛々しつつも、そのぶつけどころがなく、黙り込んで食事をする私をよそに、男性陣は宗教やマルチ商法の話題で盛り上がっていた。「旅先の朝食には落語家にビジネススーツくらい不相応な話ね」と遮るか迷ったけれど、白けさせるのも可哀想だし、止めた。


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ホテルを出る準備を済ませると、和室に集い、談笑した。世古氏が欲しい腕時計、アコギとエレキ、ブス専、巨乳…。どれも下らない話題ではあったが、知らぬ間に朝の怒りが解消されていたので良しとした。


時計が十時を報せる前に、私達は和室を出て、エレベーターで一階に下りた。受付でチェックアウトを済ませると、各種お土産が置かれた売店を一回りし、ホテルを出た。


昨日の悪天候を帳消しにするような雲一つない晴天に気分も一気に晴れた。しかし、「昨日の悪天候は帳消しにはしませんからね」と心の中で意地悪を言ってから、車に乗り込んだ。相変わらず、後部座席の真ん中だった。


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世界を旅していた。旅行中に旅行をするなんて、サンダルを履いた状態でスニーカーを履くくらい有り得ないことだが、私達は確かに世界を旅していた。


東武ワールドスクウェア。アメリカゾーンやアジアゾーンといった七つのゾーンから成る、世界各国の遺跡や建築物を再現したミニチュアパークで、擬似世界一周旅行が可能なホットスポット。つまり、私達はここを堪能していた。


通常なら二千五百円と、決して安いとは言えない入園料が、今回行ったのが偶然にも、〔開園十九周年記念&二十五分の一の東京スカイツリー完成二周年記念〕ということで、東京スカイツリーの高さに因んだ六百三十四円と、格安料金となっていた。これには素直に喜んだし、楽しさを増させたのは間違いない。


矢ヶ部氏は入園してすぐ、はいからさんのプロモーション用映像を撮影するため、独り別行動に移った。私を含む、残りのメンバーは一緒に園内を巡った。


入園するとまず目に飛び込む(実際には入園する前にすでに見えているのだが)のが、現在の看板である東京スカイツリーで、ミニチュアではあるが、二十五メートルの高さがあり、見る者を程々に圧倒する。更に、クレーン車で頂上付近まで運び、上の様子を見ることも可能。興味はあったが、整理券が必要で、それを貰うのに長蛇の列が出来ていたので、諦めた。ヘルメットを被らなければいけないという点も諦める原因の一つとなった。


スカイツリーを過ぎると、現代日本ゾーンに突入。そこには東京駅や東京ドーム、東京タワーに国立代々木競技場など、東京がオンパレード。よく出来ているが、普段、東京に住んでいるため、感動は薄く、写真を何枚か撮った後、移動した。


ニューヨークの街並みを見事に再現し、自由の女神や今は亡きワールドトレードセンターがそびえるアメリカゾーン。スフィンクスやピラミッドがあるエジプトゾーン。凱旋門、バッキンガム宮殿、今尚建設中のサグラダ・ファミリアなど、三十近い建物が並ぶヨーロッパゾーン。この辺りまで来ると、すでにお腹がいっぱいとなっていて、アジアゾーンや日本ゾーン(現代日本ゾーンとは別に存在)ではどれもちら見で済ませた。


園内の敷地面積は野球場の半分程だと思うが、所狭しと世界的に有名な建物が建っているので、見物に時間を要し、実際よりも広く感じさせた。一時間半くらいかけ、一周した感想は「本物が見てみたい」。出不精の私ですら、そう感じるのだから、好んで旅する人間はもっと強く思うだろう。


園から出て、円形のテーブルを囲っていると、イベントが始まった。内容はマスコットキャラクターのトム(飛夢)とマイム(舞夢)、ゲストの東京スカイツリーのマスコットキャラクターであるソラカラちゃんと握手をしようというもの。まるで興味がなかった。しかし、矢ヶ部氏をただ待つことに退屈を感じたのであろう。其田氏が列に並び、三キャラクターと握手。写真を撮る際に、キャラクター達がやたらと其田氏と腕を組もうとしていたので、中に入っているのが男性なのか女性なのか気になった。


一時間くらい待つと、近田さんが退屈しのぎになぞなぞを出した。二問目の正解「推理(酢入り)だから、寿司」とほぼ同時に、ほくほく顔で矢ヶ部氏が戻った。


昼食はそばという意見で纏まり、東照宮付近にあったそば屋を目指した。あえてベタなことを言うが、そばにはなく、十キロ以上離れていた。


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旅の巻、完!




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東武ワールドスクウェア到着


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スカイツリーとクレーン車


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東京駅


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近田さんを撮る世古氏、を撮る


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世古氏に止まったてんとう虫は等身大


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飛行機に座る近田さん


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筋斗雲~!

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近田さん in NYC


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其田氏 in NYC


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本当にニューヨーク来たみたい


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駱駝さんと近田さん


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アジアを旅しているかのような世古氏


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可愛いお墓


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暑いのでソフトクリームをば


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実際のピサの斜塔の前では世界中の人がやるのでしょう


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ソラカラちゃんがわざわざ来てくれました


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照れんなや




房子

はいから台風紀行 ~いい旅、夢奇文(宵の巻)~


十七時三十分。ベッドが二つ、簡易ソファーが一つ置かれただけの味気ない洋室で、私は恐怖と格闘していた。


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十六時。ホテルのチェックインを済ませた私達は予約していた和室と洋室の二部屋をどんなものか確認した後、広く、話もし易い和室に溜まっていた。まだ雨は続いていたが、和室から見える「これぞ鬼怒川」といった景色は天候に左右されることのない美しいものだった。


老夫婦が切り盛りするホテルの近くのリカーショップで売られていた瓶の地ビールで乾杯。コップに注ぐとブラウンエールだと分かり、喉に流し込むと甘みが強く、常用には向かないが、リゾート地には最適の味わいだった。私はあっという間に呑み干した。


世古氏の「眠たいなあ」の一言を皮切りに、男性陣の意見が小一時間寝る方向に進み出した。「旅先で寝るとは何事だ」と正座をさせ、説こうとも思ったが、小一時間寝るだけで宵を長く楽しめるのであれば、それはそれで悪くないと独り合点し、皆目眠くない私はその間、持って来ていた夢明の小説を読んで過ごすと決め、和室を出て、洋室へ向かった。


ホテルに到着してすぐ、軽い確認はしたが、細かい部分は見ずに和室に行ってしまったので、洋室に入ると、改めて部屋を隅々まで見定めた。入り口のドアを開けると、左側にユニットバスとそこそこ大きな洗面所。入り口から奥へと三歩も進めば六畳程の空間が広がり、そこにはベッドが二つ、ソファー、液晶テレビが設置されていた。窓からの景色も、和室とは打って変わって、寂びれたホテルと駐車場が見えるだけの、秀でたものが何一つない、ビジネスホテルに毛の生えた程度の部屋。ソファーに座る前に、「テレビを観ると馬鹿になる」という両親の教えに従うかの如く、テレビのコンセントを抜き、抜いた場所に携帯の充電器を差し込み、携帯の充電をし始めた。ソファーに寝そべり、小説と一緒に持って来た地ビールを瓶からダイレクトに口に含み、私は小説を開いた。


読み始めて五分で、失敗に気付いた。持って来たのは夢明の『いま、殺りにゆきます RE-DUX』という小説なのだが、状況にまるで合っていなかった。独り暮らしをしている女性が寝ているところに不気味な男性がやって来て、骨を折ったり、ナイフで傷付けたり、脅したりする。そんな物語ばかりが何話も超短編に仕上げてあるものだから、さくさくと読め、次へ次へと進んでしまうのだ。薄暗い洋室の中、女一人で読むのは間違いなく不適切。物の見事に、私は恐怖と格闘し始めた。


「もし今、ドアをノックされたらどうしよう」「もし今、窓の外に人影が映ったらどうしよう」「もし今、ベッドの下に何か光るものが二つ並んでいたらどうしよう」「もし…」「もし……」「もし………」


負の考えが暴走し、私が私を襲っていた。求めていない恐怖で混乱しそうになってきた時、思い出した。「こんな時こそ、ポケットに仕舞った『また雨やな』だ」急いでポケットから取り出したそれは時間が経ったせいか溶けていて、解読不可となっていた。肩を落とし、ふと時計を見ると、十七時四十分。男性陣が起きる予定の十七時五十分まで目前だった。私は読むのを止め、残りの地ビールを一気に流し、ただただじっと、十分を待つことにした。


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約束の時刻。エレベーターを待つ時間も惜しく、洋室がある七階から和室のある五階まで、階段を一段飛ばしで駆け下りた。下りてはいるが、地獄から天国へ上っているようにも思えた。


和室の前に到着。一呼吸もせず、階段を駆け下りたテンションのままドアを開け、中に入ると、意外にもすでに全員起きていた。焦りと恐怖で変わり果てた私の表情から心情を汲み取ってか、顔を合わした途端、「房子さんは毛深いからお風呂が長いでしょ」と其田氏。そこから私は毛深いキャラとなってしまったが、嫌な気はしなかった。恐怖は消え去ったし、救われた気さえしたからだ。ありがとう。だが、後々考えると、ただのセクハラ発言だった。あとで、殺りにゆきます。


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あまりに毛深いという烙印を押されたので、脱衣所で服を脱ぐと、全裸の自分を姿見に映した。白くて貧相な体。断じて、毛深い方ではない。ただし、それは主観であり、客観的な意見を求めた。周囲を見渡すと、四十を過ぎた、腹をぼてっとさせたおばさんが数名。やはり、私は毛深い方ではないと確信した。と同時に、もう何年も自分以外の人間に裸を見せていないこと、人に自慢出来る体ではないこと、の二点に気付き、悲しくなり、物凄く熱いシャワーを浴びたくなった。


湯気で曇ったドアを開け、足を踏み入れると、大浴場には十歳以上離れた女性が五人いた。女性達は一斉に私を見て、全身を舐め回すと、すぐに自分の作業へと移った。ある者は髪を洗い、ある者は背中を流し、ある者は肩を風呂に沈めて目を閉じた。何だか感じ悪いが、気にしないふりをして、幾つも並んだシャワーの端を選んで座り、馬油と表記されたシャンプーをプッシュした。家では三回と決めているが、何度も何度もプッシュした。


シャンプーもトリートメントも済み、体も洗い終わると、先に入っている年増を見ずに頭を下げ、風呂に浸かった。独り暮らししている都内のマンションではろくに浴槽すら使っておらず、風呂に浸ること自体、久し振りだったため、湯は体より心に沁みた。濡れタオルを頭に乗せ、極楽極楽と呟こうとしたが、目の前に浸かっている年増が「極楽だね」と仲間に言ったのが耳に入り、口を閉じた。


思った以上にぬるく、適温であったため、何時間でも浸かっていることが出来たが、男性陣のことを考えると、四十分が限界だった。風呂での過ごし方が分からないらしく、男性は三十分もすると飽きて、上がるのを知っていた私は渋々、脱衣所に戻った。姿見を見ながら、湯上がり肌を質の悪いバスタオルでぽんぽんと拭いていると、いつもの自分とは違って見えた。直接、肌に目をやると、明らかにスベスベになっている。無意識の内に口元が緩んだが、見せる相手がいないことを思い出した途端、姿見に悪魔が映った。無表情の私だった。


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夕食はビュッフェスタイル。要するにバイキング。私はバイキングが大好きなので、あえて距離を置いている。ついつい食べ過ぎ、後悔するからだ。好物が沢山並び、更に盛り放題。その状況で適量に盛り付け、腹八分で抑えられる、余裕と気品で溢れた貴婦人になりたい。顔が三つは収まる馬鹿でかい帽子を被って、プリマバレリーナと同じくらい爪先で歩くことになる鋭利で高いヒールの靴を履いて、二の腕まで隠れる皮手袋をして、日傘を差して、真紅のルージュを塗りたくって、香水を振りかけて、腰をくねらせて、小型犬にちゃん付けをして、緒方拳にさん付けをして…。


独りで来ていたら、盛りに盛っただろう。ところが、適量より少ないくらいに盛り付けた私。男性陣が一緒だということが自分を制御した。給食の時は少な目にし、家ではおかわりをした中学生時代を思い出した。あの頃と何一つ変わっていない。見栄張る内弁慶。


席につくと、男性陣の前には好きなものを好きなだけ盛り付けた皿が並んでいた。悔しさを覚え、呑み放題となっていたアルコールを何杯も煽った。ビール、ビール、ウイスキー、ハイボール、ウイスキー、ウイスキー、ビール。宵は酔い。アウト、政府、よよいのよい。きゃははは。


千鳥足でボウリング場に移動していた。


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ワンフレーム毎に、最もピンを倒せなかった者がバーボンをダブルでいただくというルールが設定され、ボウリングは白熱していた。球技が苦手な私はスコアラーに徹し、カラフルな球が白いピンを弾くのをひたすら追っていた。


前半は其田氏を中心に呑んでいたが、後半から矢ヶ部氏に変わった。途中、浴衣では投げにくかったらしく、パンツ一丁で投げ出す其田氏。旅の恥は掻き捨てを分かり易く体現した。それを見て、私は何故かバーボンのダブルを連続で呑んだ。


普段からプレイしているだけあって、近田さんは調子を崩さずにいた。ただ、稀に他のお三方が八ピンくらい倒すフレームもあり、同じく八ピン止まりだったりすると、全員で呑んだ。近田さんは酒に弱く、バーボン一本がなくなる頃には完全に呑まれ、潰れていた。部屋に戻ることにした。


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部屋に着くなり、布団に体を沈める近田さん。時刻は〇時頃で、本来ならこれからが楽しい時間だが、朝も早かったし、東照宮でも歩き回ったし、明日も早いしで、お開きにするには良いきっかけになった。流れを読んだのか、すぐに世古氏も布団に潜った。


其田氏と矢ヶ部氏と私は和室を出て、洋室に行った。二人は何やら話し始めたけど、声は徐々に遠くなり、やがて聞こえなくなった。疲れ果てた体に酒が浸透し、私はベッドと重力に引っ張られて行った。僅かに、「今、掛け布団を剥いだら、はだけてるんだろうな」という考えが過ったが、思案するのも浴衣を直すのも面倒で、全てを放棄し、イントゥ・ザ・ドリーム。


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宵の巻、完!




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和室でくつろぐご一行


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おかげさまで小一時間の睡眠タイム


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腕が少し長く見えるなあ


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これぞ鬼怒川


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たそがれ其兵衛


台風工房 撮影日誌


たそがれ近兵衛


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地ビール


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モグモグ


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ダラダラ


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儀式


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いち


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さん


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ダー!?


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ダイレクト世古氏


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暴凛愚地獄絵巻


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潰れました


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試合で負けて勝負で勝ったトラボルタ


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部屋の前で


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即寝


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男色




房子










はいから台風紀行 ~いい旅、夢奇文(力の巻)~


四月某日。小雨がぱらつく中、私は吉祥寺にあるレンタカーの店の前にいた。


集合時間の十五分前には必ず到着してしまう、心配性、というよりも、きっちりしいを患った性格の私は皆が来るのを待っていた。しかし、物心がついた頃からずっとその性格であり、待つことに慣れてしまっているので、苛立ってはいなかった。苦であることには違いないが。


待つこと十分。止みそうにない雨に病みそうになっていると、台風工房の矢ヶ部氏と其田氏が揃ってやってきた。二人と軽い挨拶を済ませると、続いて世古氏も登場。世古氏は私と目が合うやいなや、「おはよう。また雨やな」と落ち着いた口調で言った。この人の関西弁はいつ聞いてもくつろぎを与えてくれる。私は誰にもばれないように「また雨やな」の部分を鋏で切り取り、雨も悪くないな、とジーンズのポケットに仕舞った。ポケットに目をやると、こんもりしているように見えたが、ジャストサイズのせいだろう。


五分後。ハンチング帽を被った、小柄で細身の男性が「おまっとさんです」と懐っこい表情を浮かべ、現れた。お馴染み、はいからさんのボーカル兼ギターの近田崇仁、通称、近田さんである。集合時間を若干ながら過ぎているにも関わらず、誰一人として遅刻に対し、文句を言わず、遅刻をなかったことにさえしてしまうのは近田さんの特技、というか、人柄。


例えば、私が万が一、遅刻してしまった場合、その場の空気を悪くしてしまう自信がある。私はマイナスオーラを纏った人間。それを自分自身で把握しているため、遅刻もしないように努めているので、近田さんのようなタイプの人をとても羨ましく思う。天気で言えば、確実に晴れ。私は雨。もしかしたら、私の負の力が毎回、雨を呼び込んでいるのかもしれない…。この考えこそが雨なのだと、早く気付けよ、房子の馬鹿野郎。


兎にも角にも、これで全員揃った。本当はここに、ニコルソンズの望月優さんも加わるはずだったが、仕上げなければならないことがあるらしく、残念ながら不参加となった。オー、ジーザス。心の中で憎らしい雨雲をひとしきり仰ぐと、私達はホンダの黒いスパイクに乗り込んだ。栃木県は日光市に一泊二日の旅行をしに。


出発する前に「まさにスパイクが今回の私達の足になるわけだ」とスポーティなジョークを添えておこう。


台風工房 撮影日誌




運転席に其田氏、助手席に世古氏、後部座席の右側に矢ヶ部氏、左側に近田さん。とくれば、私は自然と矢ヶ部氏と近田さんの間。


正解が分からないので、あくまで個人的な意見となるが、こういう場合、女性は助手席に座るものではないだろうか。私が自ら、「ここでいいですよ」と言った結果、この配置なら仕方がない。しかし、一言もそんなことは言わず、それらしい態度もとらず、林檎を手放せば地面に落ちるかのごとく、この配置となった。頭では納得出来ずにいても、それを決してホームレス。つまり、「言え(家)ない」ので、我慢しつつ、外の景色を見たり、皆の会話に相槌を打ったり、うつらうつらしたりして、車内での時間を過ごした。


高速道路に突入すると、霧が濃く、視界が悪かった。雨自体はさほど激しくないのだが、アスファルトに溜まった雨水の上を車が猛スピードで走るものだから、しぶきが上がり、左右や前の車のしぶきがスパイクを包み、更に悪化させた。セダンサイズならまだしも、大型トラックが前を走ると堪らない。巨大テーマパークの水系アトラクションのような派手なしぶきが襲った。それを嫌った其田氏は出来る限り前に車が来ないよう、邪魔な車を抜いて行った。


日光周辺になると、車は極端に減った。恐らく、目的地までの最後となるであろうサービスエリアに寄り、用を済ませ、足早にその場を去った。ふと、カーナビを見ると、目的地までは二十キロ程度。ゴールが近付き、少しだけワクワクしたからか、済ませたばかりにも関わらず、再び用を足したくなったが、言えば必ずや罵られるのが分かったので、我慢することにした。こういう時、女性であることを呪いたくなる。


台風工房 撮影日誌




目的地は日光東照宮。高速道路を下り、一般道を十キロ程走ると、東照宮は目前。しかし、ろくに朝食も摂らずにいた私達はお腹が空いていたため、東照宮に着く前に道すがらにあった喫茶店で昼食を摂ることにした。


喫茶店には平仮名で「ぴいぷる」と書かれていた。それがこの店の名前らしい。横にパックマンのような形をした英字が並んでいたが、読む気すら起きず、気にせず、店に入った。


店内は映画『ディアハンター』を思わせる木作りだった。世古氏は「脱サラして、喫茶店始めました」といった雰囲気を醸し出す店主の嗜好ではないか、と推測。思えば、この辺りから妄想狂の気が見え隠れしていた。


揃ってパスタを注文すると、席の目の前にある大画面のテレビで、熊牧場の熊が逃げ、人間を二人襲い、その後、射殺された、というニュースが報道されていて、何故か皆がそのニュースに釘付けになった。矢ヶ部氏は「番組のキャスターを務める、恵俊彰が生理的に嫌い」と言い、近田さんは「ニュース自体が長過ぎるし、人間目線の報道で熊が可哀想」と珍しく憤慨し、其田氏は番組の検証用に作った現場のジオラマのかりんとうのような熊を見て「うんこじゃねん」と食事時に相応しくない言葉を吐いて笑っていた。そんな中、世古氏だけはだんまりを決め込み、仏像になっていた。私はというと、他の席に座る主婦仲間や夫婦が何を注文しているのかが気になり、キョロキョロしていた。どうやら、ここの看板メニューはハンバーグらしい。


しばらくすると、パスタが運ばれてきた。其田氏は味も試さず、注文した和風パスタにタバスコをしこたま振り掛けた。普段は眉間に皺を寄せ、神経質に見える其田氏だが、さっきの発言にしても、今回のタバスコにしても、たまに周囲を気にせず、自分の世界に入るところがある。精神的に疲れそうなので、出来れば、二人きりでの長時間の行動はご免だ。


食事が済むと挽き肉と茄子のミートソースを頼んだ矢ヶ部氏の皿の上に、綺麗にピーマンだけが残されていた。「細かく刻んだものは克服したが、そうでないピーマンは苦手」とのこと。苦手なものが多いな、と思っていると、その皿を自分の前へと無言で手繰り寄せる世古氏。「食べ物を残してはいかん」とばかりに食べるのかと思ったが、違った。皿の白、ミートソースの粕の赤、残されたピーマンの緑、という色合いがハートを射抜いたらしく、カメラを取り出し、写真に収めた。


会計の前にトイレに行った近田さんはトイレに貼られた注意書きが気に入ったのか、スマートフォンに備え付けられたカメラで、それを収め、満足そうな顔をしていた。


嗚呼、この人達は揃いも揃って面倒臭いかもしれない。


台風工房 撮影日誌




矢ヶ部氏曰く、日光東照宮はパワースポットだそうだ。確かに、パソコンで『日光東照宮』を検索すると、上に『日光東照宮 パワースポット』という余計なお世話な検索の薦めが出て来る。


東照宮に到着すると、自分で調べ、纏め、プリントアウトしてきた用紙を手に、興奮気味に皆に東照宮の説明を始める矢ヶ部氏。車内でも、何度も「パワースポット」と連呼していたが、着いてからの「パワースポット」という単語の多さは異常だった。ザ・ブルーハーツの名曲『リンダリンダ』の『リンダ』の回数くらい多かった。いつから、そんなにパワースポット馬鹿になったのか分からないが、本人が楽しんでいる以上、黙って梟となり、「ほうほう」とその話を聞くしかなかった。


世界遺産に登録される程の建物だからなのか。春雨が演出しているからなのか。それとも、本当に矢ヶ部氏の言う通り、パワースポットだからなのか。確かに、境内は何とも言えぬ、涼しく澄んだ空気が漂っていて、その異質な空気がボーダー柄の薄手の長袖に身を包んだ私を飲み込み、私はぶるりと震えた。用を足すのを忘れていた。


桜の時期と大型連休の間の平日。しかも、雨天であるにも関わらず、観光客でそこそこ賑わっていた。客層の八割は老人、一割は私達と同年代の半端な若者、残りの一割は堅気ではなさそうな人達。堅気ではなさそうな人達のリーダーみたいな人が若い女性二人組に、「お嬢ちゃん、ここは右側通行だよ」と注意していたので、私は右側歩行を心掛けた。


雨が降る中、「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な三猿や、「徳川家康を護っている」と云われている眠り猫をぼーっと眺めた後、家康の墓がある奥社へと向かった。


万里の長城にも似た長い階段を上り、奥社に着くと、不思議なことが起きた。相変わらず雨が降っているというのに、突然、陽が射し始めたのだ。明らかに晴れている中、雨が降る、「狐の嫁入り」という別名を持つ天気雨は今までの人生で幾度も経験した。しかし、それとは全くの別物。一面を雨雲が覆う中、雲の一部分が薄くなり、陽が射し、私達に光が注いだものだから、パワースポット馬鹿でなくとも興奮せずにはいられなかった。


奇跡の陽射しは時間にして一分程で終わり、また、ただの雨天へと変わった。本当に何かしらの力がここには存在し、その力が私達に微笑んでいるのかもしれない。柄にもなく、そんなことを思い、奥社に生える、願いを叶えてくれると伝えられる叶杉に、色々とお願いをした。五百円も入れて。


奥社での奇跡の余韻に浸りつつ、薬師堂へと足を運んだ。本地堂とも呼ばれる薬師堂の名物は鳴竜。天井に描かれた大きな竜の口の下で拍子木を叩くと、天井と床が共鳴し、竜が鳴いているように聞こえることから、その名がついた。


中に入り、前のグループ(※十人一組くらいずつで、鳴竜を聞くという流れが出来ている)が終わるのを待っていると、拍子木を叩く音が耳に入ってきた。どうかと思う。前のグループで竜が鳴くのが聞こえてしまったら、順番を待ち、楽しみにしているのが台無しになってしまうもの。それは竜としても不本意だし、さぞ「泣竜」だろう。が、私達の順番になり、竜の口の下で叩いた、実際の拍子木の音を聞くと、下らない考えも消え去った。尾の下で叩いてもカーンとなるだけだが、口の下で叩くと、カーンがキャーンに変わり、キャーンが山彦のように何度も響いた。耳にした瞬間、意識していないのに、「すご…」と漏らしてしまったが、恥ずかしくはなかった。そういうものに感動する自分を嬉しく思えたから。


東照宮に訪れたのは初めてではなかったが、元来、記憶力が怪しい私は前に訪れた時の感動を忘れていたため、初めてのように感動出来た。それは東照宮だけに限らないと思う。海を見てもそうだし、好きな映画を久し振りに観てもそう。何度も読んだ本を読み返しても同じ。「いいものはいい」という感覚。それを忘れてしまうのは勿体ないから、こうして綴っておこう。綴ることで脳にこびりつき、色褪せず、記憶として残るはずだから。いや、どうせ忘れるな、私だし。


台風工房 撮影日誌




東照宮に感動した私達は酒を買い込んだ後、予約してあるホテルの駐車場にスパイクで滑り込んだ。


台風工房 撮影日誌




力の巻、完!




台風工房 撮影日誌


日光東照宮、到着


台風工房 撮影日誌


それぞれ、我修院達也さんに貰った、お揃いの傘を手にする矢ヶ部氏と其田氏


台風工房 撮影日誌


センターでゆるい笑みを浮かべる世古氏


台風工房 撮影日誌


左から、キカザル氏、イワザル氏、ミザル氏


台風工房 撮影日誌


その前で仲良く一枚


台風工房 撮影日誌


作業員(宮大工?)さんが色を塗ったりしておりました


台風工房 撮影日誌


zzz


台風工房 撮影日誌


私達に降り注いだ奇跡の陽射し


台風工房 撮影日誌


何も言っていないのに、おじさんが「撮ってやる」と言ってきました


台風工房 撮影日誌


バンドのジャケ?


台風工房 撮影日誌


後ろに写るが叶杉


台風工房 撮影日誌


良縁のお札を購入し、お供えした矢ヶ部氏に幸あれ


台風工房 撮影日誌


笑いのセンスゼロ


台風工房 撮影日誌


笑いのセンスゼロ、再び


台風工房 撮影日誌


どうしたいのか、もう分かりません


台風工房 撮影日誌


誰一人として強くなさそうなヤンキー集団




全四話を予定している上に、一話一話が長くなると思われますが、どうかお付き合い下さいませ


房子

台風工房 マツオカナオヤさん MV撮影


イエーイ!スプリング!


春になると頭のおかしい輩が増える、と昔からよく耳にしますが、動物達も冬眠から目覚め、すぐに現実世界に適応出来るわけでもないでしょう


恐らく人間も同じで御座います


暖かさや桜、新年度などに適応出来ず、狂ってしまう、狂ったように見られてしまうのも納得


そこで考えました


春になると現れる、そんな少しだけ哀れな人間を救う正義のヒーロー、ハルランマン!


具体的にどう救うのかと云いますと、人々から冷ややかな視線を送られている哀れな人の前に現れ、過激な行動をとり、人々の視線を自分に向けさせ、冷ややかな視線を送られていた人はそうでもなかったのだと思わせる


優しきヒーローだと思いません?


国語の教科書に載っていた『太郎こおろぎ(※)』みたいで


※ 隣りの女子生徒が「こおろぎがいたんです」と痛い発言をしたものだから、太郎が「リリリリ…」と付け焼刃のこおろぎの鳴き真似をし、その場を凌ぐ物語(実際には凌げませんでしたが、クラスはどっかんどっかんとなり、結果オーライ)


大切なのは自分以外の人間に手を差し伸べようとする気持ち


皆様も太郎よろしく、ハルランマンの精神で参りましょう


台風工房 撮影日誌


リリリリ…




太郎はさて置き、MV撮影の依頼を台風工房にいただきまして、その撮影を9日10日の2日間で行いました


ご依頼者は愛知県在住のミュージシャン、マツオカナオヤ さん


台風工房 撮影日誌


とても爽やかな方であり、晴れ男で御座います


台風工房の撮影と言えば、毎度の悪天候ですが、この2日間は完全なるピーカンで、お日様がこれでもかというくらいニコニコしておりました


おかげ様で撮影の方も順調に進み、仕上がりが楽しみな次第です


今月中には完成すると思われ、その際は告知も致しますので、是非、ご覧になって下さいませ




台風工房 撮影日誌


絵に描いたような春の土手


台風工房 撮影日誌


お着替え中のマツオカさん


台風工房 撮影日誌


手前にいるのは太郎こおろぎ?


台風工房 撮影日誌


春だろうが、浮かれない世古氏


台風工房 撮影日誌


少し浮かれる其田氏


台風工房 撮影日誌


別の桜並木にて


台風工房 撮影日誌


ミラー


台風工房 撮影日誌


歩道橋にて


台風工房 撮影日誌


ナイスフォト1


台風工房 撮影日誌


ナイスフォト2


台風工房 撮影日誌


ブブブブ…




大袈裟かもしれませんが、この2日間で一生分の桜を見た気がします


お腹いっぱい




房子

台風工房 (有)我修院 業務提携


台風工房と(有)我修院 が2012年3月3日より、業務提携となりました


そうです、あの我修院達也様の事務所で御座います


映画『笑殺会』をきっかけに親密な間柄となり、ついには我修院さんの粋な計らいにより、業務提携となったのです




凄い話ですよね


ということは我修院達也ファンに、私のこの日誌がガンガン読まれたりする可能性があるわけで御座いましょう?


どうしましょ、全国区


有名人や芸能人を差し置いて、ブログのランキングで堂々の1位になっちゃって、"謎の美人ブロガー"とか云われて、取材が殺到して、テレビにも出て、映画の話も舞い込んで、男性をもてあそんで、超高層マンションに住んで、綺麗な夜景見て、白いガウン着て、赤ワインゆらして、急に真っ裸になって、大きな窓に映った自分が何故か悲しい顔してて、全てを捨てて、田舎で暮らし始めて、縁側でお隣のオヨネさんから貰ったスイカ食べて、種を庭に吐き捨てて、「来年は庭一面、スイカ畑だね」なんつって、独りで笑って、独りで泣いて、淋しさから地域で3番目くらいの人と結婚しちゃって、一姫二太郎で、苛立つことも多いけど笑ってる時間も多くて、そのうち『あの人は今』みたいな番組が来てね、言うんですよ、「こんくらいがいいかな」って


夢見過ぎました、ご免なさい


しかし、そのくらい、台風工房の躍進となったのは間違いないでしょう


更なる飛躍のため、私もふんどしを締め直して、綴って参ろうぞ




業務提携、そして、矢ヶ部氏の30歳を祝い、お鍋をしました


台風工房 撮影日誌


台風工房の料理長、其田氏の鍋


台風工房 撮影日誌


乾杯


台風工房 撮影日誌


我修院さんからいただいた日本酒を持つニュー三十路


台風工房 撮影日誌


世古さんが顔が赤くなるのをよく見るようになりました


台風工房 撮影日誌


業務提携、手を合わせ


台風工房 撮影日誌


無表情なニュー三十路


台風工房 撮影日誌


今、気付きましたが、「矢々部」になってしまっておりますね




最後にはいからさんのMVをご覧いただき、今回はおさらば


はいからさん 『タイガータイガー』




さよならさよなら


ふさこふさこ

雨と雪


「あけましておめでとう!」


元日の朝、起きてすぐ部屋の窓を開け、割りと大きな声で、私はそう言った


すると、小鳥たちも「あけましておめでとう!」と返し、太陽さえもそう返してくれた


しかし、太陽の返事は少しこもった重低音で、正確には「幕の内お弁当」に聞こえた


ただ、そんなことは気にしないし、「やいやい、今、幕の内お弁当と言っただろ」なんて野暮なこともいちいち言わない


「あけましておめでとう!」に対し、「幕の内お弁当」と返すはずないのだから


私は改めて、さっきよりも更に大きな声で「あけましておめでとう!」と言った


一年の計は元旦にあり


新年の第一声のテンションで、その年が決まるはず


これで今年一年、制したも同然である




新年、1発目の更新で今年のブログも決まるのでしょう


それ故、今までとは違った雰囲気で綴り始めてみました


マンネリは恐怖で御座います


「また、同じ感じかよ」と心が離れかねませんからね


ちなみに、マンネリという言葉はマンネリズムの略で、日本語ではないとご存知でした?


私は25歳くらいまで、言葉の持つ響きから、日本語だと勝手に思い込んでいましたし、「饅頭を沢山練ると飽きる」みたいなことが語源だと想像していました


ですから、初めて英語と知った時はそれはそれは驚きました


あまりに驚き過ぎて、目がボインみたいに飛び出ていたのではないでしょうか


⊂⊂




「今年の房子は自由に書くなあ」


書かせていただきます、というか、記事をテーマで分けることが可能なので、撮影日誌とは別に「わたくしごと」というテーマを作り、こちらには自由に書こうと思いまして


とは言え、面倒臭がりな性格ですから、更新自体、ほとんどしないでしょうけど。。。


それに誰かに発表するようなこともないですし、身の回りで事件も起きないですしね


のんびり綴らせていただきます


では、栄えある1回目のテーマ「わたくしごと」のブログ、これよりスタート


「これからが本題なんだ?序章、長」と自分でも驚きました


あまりに驚き過ぎて、目がボインみたいに飛び出てしまいましたよ


⊂⊂




~*~ 2月6日(月) 雨 ~*~


久しぶりに雨が降った気がする


ここ最近は寒く、東京でも雪が降っていた


私の故郷は滋賀県の北部(日本海側)で冬は雪がよく降るので、雪を見る度に故郷を思い出し、そういう意味で雪は嫌いではない


別に好きでもないけど


雪ではなく雨が降るということはつまり、季節が冬から春へと移り変わり始めているということなのか、違うのか


いまいち、その辺の気象システムが分からないが、恐らくそうなのだろう


小さい頃、男子たちが「雨は傘さすようだから嫌い。ずっと冬やったらええんに」と言っていた


私は「雪でもさすやん」と心の中でつっこんでいたが、男子たちは余程の大雪でないと本当に傘をささなかった


「バカだな」と思い返し、今の私はふふっと笑った


どうでもいい過去の話が頭に降ってきて、春が来れば見事に消える


もう何年もそんなことの繰り返しのよう


この通り、雨が降るとネガティブの花が咲く


「いかんいかん」と、自分に鞭打ち、むりくり街へ出た


傘をさして




街へ出ても、沈んだ空気が流れている


やはり、どの人も同じなのだろう


そう思うと、心強く感じ、ポジティブの花が咲き始めた


あてもなく歩いていると、とても雰囲気のいいカフェを発見


どうやらベーグルも頬張れるらしい


無類の珈琲好き、且つ、パン好きの私は迷わず入る


店内ではジャズが流れ、大人っぽさを演出


白髪に眼鏡、口ひげにネルシャツといった理想的なマスターがいなかったのは残念だけど、珈琲もベーグルも美味しかった


ごちそうさま


台風工房 撮影日誌




私的なブログって難しいですね


何をどう伝えたらいいのか、全く分かりません


しかし、書き手も読み手も0円ですし、あまり深く考えず、自由に書いたらいいのかも


「いいよね」と自分に言い聞かせたところで、本日はおしまい




最後に台風工房のお二方のブログだけ貼り付けておきます


お時間がある時にでもチェックして下さいませ


矢ヶ部氏のブログ


毎日ではありませんが、頻繁に更新しておりますし、色や絵文字を使い、私なんかよりよっぽどブログを楽しんでいるように思います


心が女子なのでしょう


其田氏のブログ


およそ10ヶ月ぶりにブログが更新されました


これを機に週1回くらいは更新されることでしょう


たぶん




房子

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