皆さんこんにちは。
くのたえこです。
出産してまもなくしてから
赤ちゃんが入院することがありました。
(今は元気です!)
数日のことでしたが、私は生きた心地があまりしない日々でした。
今思い返すと産後すぐだったので、ちょっと状況理解が仕切れていなかった感じでした。
毎日の入院生活。看護師さんや先生にとても助けていただいたのですが、
その中でも特に私自身を心安らかにしてくださったのが、
お掃除をしてくださる方でした。
恐らく60代は超えておられるくらいの女性の方で、毎朝決まった時間に掃除をしに
来てくださいました。いつもとても丁寧な言葉遣いで、お仕事も細かいところまで丁寧にしておられました。
物の扱いもとても繊細で、所作も美しかったです。
ほんの5分〜10分くらいの短い時間でしたが、その中で少しお話しさせていただき・・・というか
その女性の方がいつも優しく声をかけてくださいました。
その方のお話によると、ご自身の娘様が小さい頃は入退院を繰り返していたとのことで、
大変ですよね。といつも寄り添ってくださっていました。
その方が「私はあの時病院にとてもお世話になったので、今こうして病院のお掃除の仕事をしているんですよ」と
おっしゃっていました。
私はその話を聞いて胸がいっぱいになってしまいました。
みんなそれぞれに想いを持って仕事をしているんだなぁ。
それは目には見えないけれど、
やっぱりそういう想いがある人は、所作や言葉に、その想いが溢れているなぁと思いました。
仕事ってなんのためにするのか?
改めて自分にも問うきっかけとなりました。
その理由はその方のように、過去の自分の経験から溢れることもあれば、
今の体験から生まれることもあれば、
自分の信念や今後の未来を想ってのこともあるのかもしれません。
入院生活は本当に大変でしたが
学びの多い日々でした。
本日もお読みいただきありがとうございました。