生きるとは・・・⑫ | あれ?よく見たらみんな同じ人間じゃん!!

生きるとは・・・⑫

生きるとは、それ自体は無意味ということ。


早とちりはしないで下さい。

これは、生の否定ではありません。

むしろ、肯定なのです。


よく、「なんで生きているんだろう」「生きるってなんだろう」なんて台詞聞きますよね。

これは、(普遍的なというより)独自の存在意義を問いただす質問であって、生が何たるかという疑問ではないんです。

そして、多くの人が欲しがる答えは存在意義なんんだと思います。

私が存在論を語るにはやや知識不足ではありますが、少なくともこの存在意義はそれぞれの遺伝子と生まれ育った環境にあるのだと考えてます。

何故なら、独自の存在意義はその人の内にある、固有の情報と固有の生育環境にしか見出せないからです。

これらは「表現」することで顕在化し、「発展」へ繋がる。


この時点で、生きるということはもはや前提となっている。

つまり、生きているから存在意義を問うわけです。

そして、この存在意義の問は「感じ」「考え」た結果の疑問であって、「感じ」「考える」ことのない世界では必要ない疑問です。


複雑な疑問は”人”にしか出来ません。

その”人”は、他の人がいるから意義がある。

自分が「感じ」ていなくても、他の人は自分を「感じ」ている。

そこに意義がある。

だから、自分以外(物質といわれるもの)に何もない世界では、まさに”人”としての”生”は無意味なのです。

そして、そんな世界はこの世に存在しません。

”生きる”を「考える」のは、人間以外の存在(いわば神)がすること。

生きること自体は無意味でも、その存在は大変な意味がある。

そんな気がします。


皆さんは”生”と”存在意義”をどう捉えていますか?