股間が疼くのです。
これは性的な意味ではなく
例えるなら漫画でよくあるアレですよ。
『お前を見てると昔お前にヤられた傷が疼くぜッ!』
みたいなやつ(笑)
そう、あれは僕がまだ中学生のとき、、、
当時の僕は本当に頭の中に虫が涌いているような状態で
今の100倍ぐらいのアクティブさ&探究心を備えていた。
ゲーセンの機械の下を覗き込み、50円やメダルを見つけた日には感極まって雄叫びを上げる、そんなナイスガイだったのだ。
そんなある日、ごみ捨て場でかっちょいいマウンテンバイクを見つけたのです。
僕は喜んだ。
『バイシクルや!!
まだまだ使えるバイシクルや!!』
と、意味不明なことを叫びながら僕はある行動に出た。
1人チキンレースだった。
今思えば1人でチキンレースをして何が楽しいのかわからないが
このときの僕にとっては超が付くほど名案だったのだ。
『猛スピードで突っ込んで階段のギリギリで止まるべ!楽勝っ!』
僕は漕いだ
ひたすら漕いだ
迫る階段
『今や!!ブレーキ!!!!』
この瞬間、何故この自転車が捨てられていたのかが明らかになる。
そう、ブレーキが壊れていたのだ!!
『え!!ブレーキ効かへんやん!!う、うわぁぁぁぁぁ!!!!』
そのまま全速力で階段へ突入。
1段降りるごとにサドルが股間に突き刺さる!!
『あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ~~!!』
階段を降りきった後、木に激突して停止。
心配して駆け寄る人たちに対し
股間の激痛を噛み殺しながら『大丈夫っスよ。(真顔)』の捨て台詞を放ち、その場を立ち去るのでした。
…あれから十余年。
あのときの痛みがあったおかげで
これまでの様々な苦難に立ち向かえてこれたと思います。
しかし、それ以上に
あのときのような
ノーブレーキで突っ込む勇気を忘れてはいけないと感じるのでした。
YANO