バイスティックの七原則は、ケースワークの心付けとして開発された。しかし、それは市民が民主主義を実装するため、そのまま活用できる。明治時代を迎えてから140年。未だ日本は諸国は、封建社会から抜け出させておらず、市民間の民主主義は貧弱である。

ケースワークとは、人と人との出会いを、一つの大切なケース(問題とすべき機会)として、その中での人へのケア(ワーク)を言う。なんでもない挨拶、声掛けさえ人へのケアと捉える。


1、個別化
(自己と他者が社会から独立して、双方は自らを明らかにし「私は〜と思う」という形で、向き合う心)
2、意図的な感情表出
(配慮の下、喜怒哀楽を分かりやすく表出して、あなたが今大切、あなたに向き合っていると伝えながら向き合う心)
3、統制された情緒的関与
(様々な思い考えを持った、それによって情緒が伴う、複雑な自分が上手く表出されて、相手に理解されることを弁えて、そんな自分を分かりやすく理解されるように向き合う心)
4、受容
(相手の思い考えをまず十分に知ろうとし、それを踏まえて自由で健全な態度で向き合う心)
5、非審判的態度
(必要なら罰でなく正当防衛を起こし、あくまで上から支配的に接するのでなく、対等であるように向き合う心)
6、自己決定
(社会や所属の自治のこの法に則って、自分のこの言動があると、分かりやすく向き合う心)
7、秘密保持
(人の出来事の記憶を隠すことで、他者のみならず自己の心を育てるように、その記憶を共有して、他者と自己の成長を待つ心)