母さん。

 

 

今日は、何らかの理由で自分が怪盗になり、あのモナリザを手に入れた場合、それをどうやって現金に変えるのかを考えてみたいと思います。

 

 

まず、モナリザの価値ですが、2020年現在で10億円前後といわれています。

 

 

チェルシーのオーナー、アブラモビッチがモナリザを手に入れようと、当時の中心選手だったマケレレとの交換トレードを計画していたのは有名な話です。

 

しかし、マケレレがルーブル美術館に展示されるのを拒否したため、この話は消滅したようです。

 

 

このお宝を手に入れようと、世界中の怪盗たちがモナリザを標的にしてきたのですが、ことごとく失敗に終わっています。

 

怪盗たちが皆口を揃えて言うのが、

 

「手に入れてもお金への換え方が分からない。」

 

です。

 

それはそうです。

 

モナリザが盗まれたと世間では大ニュースになっている中、質屋に持っていくわけにもいかないし、オークションに出すわけにもいかない。

 

闇ルートで捌こうにもぱっと10億円を出してくれる悪い知り合いもいない。

 

要するに取った時点で八方ふさがりなのです。

 

 

しかし、怪盗という者が存在している以上、必ずなんらかの方法があるはずです。

 


というわけで伝説の怪盗と良い距離感で付き合っているという方にお話しを聞いてきました。

 


あるにはある。

 

 

そう答えてくれました。

 

 

その方が言うには、まずモナリザを手に入れたら、その日は思いっきり喜んでいいみたいです。

 

もう心の底から喜べとのことでした。

 

その日だけは、絵画をそう持ってはいけないという持ち方で持ってもいいみたいです。

 

そして、喜ぶだけ喜んだらきっぱり忘れろと言ってました。

 

 

ここからはその人に言われたとおりに書きます。

 


次の日は朝から大忙しです。

 

起床したら、まずモナリザをよく見つめてください。

 

しばらくするとモナリザが2才上(ニコウエ)に見えてきます。

 

一度ニコウエに見えると、もうニコウエにしか見えなくなります。

 

ニコウエに見えない人はニコウエに見えるまで続けてください。

 

ニコウエに見えた人は次にBOØWYを爆音で流してください。

 

世のニコウエは大体がBOØWY好きです。モナリザも例外ではありません。

 

BOØWYを爆音で流していると、なんとモナリザの利き目から涙がこぼれ落ちます。

 

これが、ほぼポカリと言われている、あの有名なモナリザの涙1000です。

 

このモナリザの涙1000を専用のケースに入れて私書箱に入れておくと、世界中のアスリートが我こそはと購入していきます。

 

いつの間にか、私書箱に億単位のお金が集まっているという仕組みです。

 

 

要するにモナリザを売るというより、モナリザの涙1000を売るという感覚みたいです。

 

涙を流した後、モナリザはキャンパスから忽然と姿を消し、代わりに中にはイエモンのベースの人がいるみたいです。