母さん。


今日は、宗兄弟の妙な噂を聞いたのでお伝えします。


宗兄弟といえば、兄の茂さん、弟の猛さんの双子のマラソン選手です。

一時代の日本長距離界を支えた功労者なのは言うまでもありません。

 

噂というのは、そんな宗兄弟が実の兄弟ではなく、ユニットではないかという噂です。

 

実は全くの他人で、当時低迷していた日本長距離界を盛り上げるために、日本陸連がたまたま旧帝国銀行裏で練習していた男性二人を双子の兄弟にして売り出そうと考えたらしいのです。


そして、声をかけられた二人は、もともとそういうのにすごく興味があったみたいで、すぐにオッケーをしたと当時の識者は語っています。

 


早速、翌日から、二人には双子になるための強制プログラムが組まれ、二人は2泊5日の合宿に入りました。


最初の2日間は時差をとることに充てられました。

 

3日目に合宿所周辺の坪単価を徹底的に叩きこまれました。


4日目に初めて外出の許可が出ました。


二人はともに近所の孤児院を訪ね、かなり無理言って短期で雇ってもらいました。


さらに攻勢をかけ、日払いにしてもらいました。

 

 

最終日の朝、孤児院の子供たちが、なんと合宿所に給料袋を届けてくれました。


感極まった二人は、涙腺が崩壊しました。


お互いの涙から糖尿病に効く成分の検出に成功した二人は、子供たちになにかほしいものはある?と聞くと、子供たちは口を揃えて、白物家電と答えました。


二人は予定していた印鑑登録をキャンセルして、一日子供たちと白物家電を見て回りました。

 

白物家電をいろいろ見て回っているうちに、二人はあることに気づきました。


なんと、白物家電とマラソンには驚くほど共通点がたくさんあったのです。


同時に自分たちに足りないものが何かはっきりと分かりました。

 

普段何気なく使っていた白物家電は教材そのものでした。

 


二人は早速マラソンに取り入れてみました。


なんとタイムが丸1個縮みました。


もう一つ取り入れてみました。


さらにタイムが縮みました。


もう一つだけ取り入れてみました。


さらにタイムが縮みました。


もう一つ取り入れようとしました。


すると、上層部がこれ以上は危ないと止めに入りました。


そんな周囲の反対を押し切り、二人は、本当にこれで最後だからと言って強引に取り入れました。

 

すると、さらにタイムが縮みました。

 

体もなんともありませんでした。

 


そんな倍々ゲームのおかげで、無事プログラムを終えた二人は、晴れて双子として生きていくことになったのです。

 

 

そしてむかえた、初めてのフルマラソン。

 

豪雨の中行われた大会で、茂2位、猛3位の好成績を収め、宗兄弟の名は瞬く間に全国に広まりました。

 

この大会はのちに伝説の大会として語り継がれ、1位の選手がドーピング違反、茂が逆走、猛が別人だったことを踏まえると、本当の優勝は4位の選手ではないかという声が今でもあるほどです。

 

 


宗兄弟がユニットだと?そんなばかな話あるか!


そう思った方の8割は旭化成の愛用者というデータも取れています。

 

 

最後に、その宗兄弟に対抗して作られたのが、亀田兄弟なのは言うまでもありません。