母さん。
今日は日本人なら誰もが抱いている疑問のひとつ、スカパラの入り方について書きたいと思います。
この世の中には、自分には到底縁のない世界、手の届かない世界というものが多数存在します。
例えば、諸外国と交渉をする外交官、仏閣の修理をする宮大工、世界で活躍するスタントマン、微粒子を研究する助教授、地底を研究する助教授。
はっきり言って何度生まれ変わっても、これらの職業に就いている自分を想像すらできません。
まさにプロフェッショナル。
どれも簡単になれるものではありません。
そして、これらのなかでも、群を抜いてなれないのがスカパラなのです。
まずこちらをご覧ください。2019年度厚生労働省調査による職業別難易度ランキングです。
1位 東京スカパラダイスオーケストラ
2位 宇宙飛行士
3位 裁判官
4位 F1ドライバー
5位 医師
このようになっています。
難易度が高いということは、それだけ人気があるということです。
ではなぜスカパラはそこまで人気なのでしょうか。
単純に格好いい、演奏がすごい、交通の便が良い等々。
理由はたくさんあげられますが、一番の理由はやはり、福利厚生がしっかりしているところだと思います。
寮完備、年に2回の社員旅行、育休制度有り、副業可、引退後のセカンドキャリア支援、セカンドキャリア引退後のサードキャリア支援、サードキャリア引退後の保険の見直し。
これだけしっかりした福利厚生がついていれば人気なのもうなずけます。
本題に戻ります。どうやったらスカパラに入れるか。
まず、今現在、募集はしていないみたいです。そして募集したとしてもネットなどに情報がのることは一切ありません。
唯一の知る手段は、噂です。
募集しているという噂がどこからともなく出回ります。その噂を嗅ぎ付けてください。
嗅ぎ付けたら、次は噂の出所を調べてください。
出所に到着したら、そこに出所という札を持った男がいるので、そいつにバイクを借りてください。
そのバイクで、坂道発進ができれば合格です。
合格といってもそれだけでスカパラに入れるほど甘くはありません。これで仮免許がもらえるだけです。
仮免許を取得したら、実際に公道に出て演奏してみてください。このとき仮免許練習中という札を忘れずに楽器に貼ってください。
公道での演奏は、普段味わったことのない爽快感が得られます。しかし、公道ですから危険も潜んでいます。
なかには、演奏中に後ろからあおってくる意地悪なトロンボーン奏者もいます。
そんな時は相手にせずにトロンボーン奏者に道をゆずりましょう。
ただ、厄介なことに、前に出たトロンボーン奏者はさらに目の前で、明らかな蛇行演奏をしてきます。
挑発には乗らないでください。我慢してください。
約40分ほどこの蛇行演奏は続きます。
この永遠とも感じる40分間を有意義に使ったものだけがスカパラに入れるのです。
文字通り、本当に難関なのです。
良かったら試してみてください。
長々書きましたが、今いるほとんどのメンバーが、ジュニアユースからの昇格です。
ジュニアユースと聞くと子供しか入れなさそうですが、45歳まで入れます。
大人も頼めるお子様ランチだと思ってください。