金は古代から「信用の原点」として使われてきました。

紙幣が登場する前、人々が信頼したのは“形ある価値=金”。やがて各国は「金本位制」を採用し、通貨の価値を金の保有量で裏づけるようになります。

しかし世界恐慌や戦争で各国が紙幣を大量発行すると、金との交換が不可能になり、1971年にアメリカが金本位制を放棄。




それ以降、通貨は「国の信用」で成り立つ“信用経済”に移行しました。

それでも投資家が金を買うのは、世界が不安定になるほど金の価値が上がるから。つまり金は、経済の裏で“人の不安と信頼”を映す鏡なんです。

昨年3月から急激に上がり続けていますが、一体どこまで上昇していくのでしょうね。

ちなみに筆者がまだ若かりし頃は1グラム900円台でした笑