さて前回のつづきです。

分娩クライマックス。

陣痛促進剤が聞いてきて。

あきらかに


わたし


漏らしました。


おおきいほう。


ちょっとだけですが、出た。

見てないからわからんけど、いやわかるわ。

でもなんか血とかいっぱい出てるしもういいやんな。
混ざってうやむやにしようや。


でもつまりそれって赤ちゃんの頭がもう出かかってるためであって、とうとう先生にGOを出してもらいました。

思いっきりいきんでいい!
3回以内でいこ!
いくで!!

せーーーのっ!!!

んーーーーー!!!

ちょっと足りなかったかな?

もっかい、んーーーー!!!

はい、ちょっと休憩!

さあもっかい、いま、いきみたい?
いきみたいやろ????

いくで!!


んーーーーーーーー!



「ほぎゃあ…」




出たーーー!!!

泣いたーーー!!!

生きてる!よかった!!

直ぐに処置用のベッドにうつされ
あれこれしてもらっているあいだ、
私はというと会陰縫合へ。
こ、これが噂の…part2。
麻酔効かぬ間にガンガン縫っていく美人女医。
痛いです…そんなに縫わななりませんか…
もし私がドMやったらこんなご褒美はないよな…

処置が終わり、胸の上に乗せてもらう。
私の貧相な胸の上にもすっぽり収まる大きさ。
ミニマム!!かわいい!!
髪の毛生えてる!
ていうか全身フッサフサやねんけど!!
(後で調べたらそういうもんで段々薄まっていくらしい)

ベッドに戻されてから処置している間に旦那も呼ばれて入ってきました。
写メとってた。
妹と甥っ子、父も既に到着し、
待っていてくれたらしい。
NICUに移動する前に見てもらえるとのこと。

みんなで観察した結果鼻と口は私似、目は旦那似という説が。

それいちばんあかんパターンや。
今後の成長に期待しようか…

私も処置が終わりリカバリー室に移動する前に面会させてもらいました。

この頃にはもう気分的にはすっかり元気になってました。
み、みんなお待たせ…てへへ。

普通分娩って待つ方も大変ですよね…特に立会い希望してる旦那さんとか。

ちなみに旦那は当初から立会いはしない!と言い張っててそのつもりで私は居たので、助産師さんに聞かれたときハッキリしません、と言ったんですが、
後で旦那にきいたらちょっとする気になっていたそうです。
でも血とかちょっと苦手…って言ったらきっぱりと「じゃあやめてください。旦那さんの面倒までみれませんので」と追い出されたとのこと。
そりゃそうやな。
結果的には私も立ち会って貰わなくてよかったと思ってます。

だってう○こ漏らしてるし。

一生そのことでいじられるのいややわ。

その後は2時間後の診察と夕食、旦那にNICUの説明を聞きにいってもらってその日は終了。旦那は夜の11時半頃に帰っていきました。

私は大部屋に移り、眠りにつきました。
ちなみに産後すぐは動けないのでトイレもベッドのうえ。
見られながら放尿ってなかなか出来ないもんですね…
私がドMやったら…(もういい)

というわけで長くなりましたが出産一部始終でした。




今日はいよいよ退院です。
あっというまだったなあ。

ちゃんと美味しい食事や
テレビのある個室などの
入院設備の整った産院で産めなかったことは残念でしたが、
県立病院も全然悪くないなと思いました。
むしろこれで充分だし、なにより赤ちゃんのためや安心感はこれに勝るものはないかと。
しかし看護師さんの優しさはどこに行ってもプライスレスですね!
NICUのスタッフの方も非常に優しくて涙が出そうになります。

まだ少し先は長いですが、
わたしも自分のできることを精一杯頑張ります。

私のほうは退院です。

赤ちゃん産んだのに連れて帰れないなんてかわいそうと思われるかもしれないけど、
いかんせんすべてが初めてなので、
連れて帰れないならそういうもんなんだ、って感じです。

そもそもすべてが突然だったので、
逆に連れて帰れと言われた方が困惑する感じです。

だけど、これからは入院中みたいにいつでも見に行けないのは少し寂しいかな。

保育器の中の我が子は
ほんとうに小さくて、
触れる部分も少なくて、
かろうじて、
指先で優しくなでる事ができるぐらい。
早く両手のひらで温もりを感じるほどになればいいのに。
そのためにはいっぱいミルクを飲んでもらわなければ!
搾乳をがんばる!

幸い、家から病院は近いので
毎日会いに来れるかなぁ。
母、車、お願いします…
さて、陣痛抑制からの抑制剤解除、
さらに今度は促進剤を投与すると言われ
私の腹の中は「すんのかせんのか、いやすんのかい!」状態(新喜劇のやつです)。

促進剤投与には旦那の承諾がいるのでサインしてもらおうとしたらしいが、旦那どっかいってた。
はよ戻ってこいやああ!!
あとで聞いたところ、さり気なくこの時帝王切開のサインも求められたそうです。
サインも揃ってあとは先生のGOが出れば促進剤開始。

しかし赤ちゃんが小さいため促進剤の影響がゼロであるとは言いきれないそうで、
中々GOが出ませんでした。

ちなみに県立病院へ移ってからエコーで見た推定体重は約1600g。
実際産まれたんが約1300g。
同じ日に産んだ人なんて実際産んだら聞いてたのより1kgぐらい多かったらしい。
適当すぎやろ。



そして。
おそらく16:30ごろ。
促進剤が投与されました。
効き目が出るまでにしばらくかかるとのこと。

このあたりからさらに記憶が薄くなります。


酸素マスクをつけられ、
ひたすらダースベイダーみたいな呼吸を強いられる。

ダースベイダー期の記憶はほぼありません。
気付いたら周りにめっちゃ人が居てました。
見たことない助産師さんもいっぱいいてる…
もちろんずっとお世話してくれてた助産師さんも。

何回もぐりんぐりん手を突っ込まれ、
ダースベイダー呼吸法を続けること
…うん、もうどれぐらいの時間かはわからん。

僅かに残ってたペディキュアを外される。
12月までには自然にとれるやろと放置してたやつなので非常にきたない。
なんかすみません…
帝王切開に備えてのことだったそう。

この分娩、実はダブルスタンバイで進められていて、いつでも帝王切開にうつれるようスタッフの数も多かったらしいです。
ほんと何から何まですみません…

気づくと明け方にいた男の先生が戻ってきていました。

会陰切開は赤ちゃんを苦しくなく出すように必要ですみたいなことを言われ、
麻酔を打たれて…ってまだ麻酔効いてないで!!やめてー!!!これかー!!これが噂のあれかー!!

って心の中で思ったけど既にそんなどころじゃなく痛いし、もはやどうでもいい気もした。
けどやっぱり痛かった。

そしていよいよクライマックスへ…


さて、絶賛陣痛抑制中からめでたく

…いや、めでたくないけど陣痛解禁になったところまで書きました。

そして陣痛抑制中の懸念事項についても。

朝方から担当してくれている
ちょっとほんわか癒し系の助産師さん。




めっちゃベテラン助産師さんに怒られてるーーーー!!!!

患者さんの前とか関係ないんかな!
ほんまにずっとやる事成す事
全部ー!!

確かに、ちょっとポーっとした感じではある!!話してる分には癒されるけど、確かに的確な事を言うてくれるかというとそうではないねん。
つまり、この人と2人きりだととっても不安!!!
お願い、2人きりにしないで!!
先生はやくきて!!


点滴が外れてからどれぐらい経ったかわかりませんが、
少しずつ、いきみたければいきんで良いと言われるようになりました。
しかしいきみたいときといきみたくないときの差がわからない!
取り敢えず全部いきんでたら、無理せんでいいと言われる。

そして陣痛がおもったより進まない。
頭はだんだん下がってきた。
子宮口もほぼ開いている。
が、陣痛力(? が弱い。

みたいな感じがずっと続きました。
その間私はひたすら痛みに耐えたり
ちょっといきんでみたり。

ていうか、疲れてきた。
もう疲れたよパトラッシュ…

もう耐えるのもいきむのもどっちもしんどい…
腹切って出してくれよ…
ああ、また内診ですか、それがまた痛いんですよね…へへ…
もうこの感じ飽きたしなんかちゃうことしようや…

体力が回復して陣痛が強まるのを待つって…
私にそんな力が残されてるとは到底思わんのですが…

体を温めて陣痛復活大作戦として
腰になんかあったかいやつ当てたり
足湯してもらったり…

ちなみに呼吸をはあはあして喉がカラカラになったせいでちょっとだけ吐いてしまいました。

そしてまさかの展開へ。
いや最初にそういうパターンもあるとは聞いていたけど。



「陣痛促進剤投与します」



つづきます。
旦那と一緒にあれこれ説明を受けたあと、
用意してもらった朝食を少しだけ食べました。ぶどうを剥いてもらって5粒ほど。
あとパサパサのパンを一口…
食事が美味しいと評判の産院での出産とうとう叶わなかったな…とうっすら思った。

分娩室には旦那以外入れないので、旦那に逐一報告しにいってもらいました。

陣痛に耐えながら、
楽なときには旦那と話をして
なんやかんやで数時間。

ていうか全然抑制できてねぇ。

痛いよー!痛いよー!

旦那おまえアクビばっかしてんじゃねえよ!
殴りたいよー!
早朝に起されて眠いかもしれんけどなー!
うちかて昨日から寝てないんじゃー!

とりあえず、分娩にはまだ入らないので母には一旦帰って貰うことに。

もう何時頃の出来事かわからない。

が、点滴の効果は相変わらず出ず。

正午を回ったぐらいにとうとう点滴を外し、
あとは自然に陣痛起こるまま分娩にうつることに。
早ければ2時間ほどで産まれると。
どっちみち産後すぐは面会できないので
産まれてから連絡すると母には伝えていたのですが、
後から聞いたところあんまり寝れずすぐに戻ってきたそうな。
すみませんね…ほんと。

このとき、少しでもお腹の中にいる方がいいとわかっていても、
分娩に入ると聞いて正直かなりホッとしました。
もう陣痛はほとんど間隔なく痛かったし、どうせ長くは止められへんねんからもう一刻も早く出して楽になりてえ!!

と、薄い意識のなかで思ってました。

そしてもう一つ、不安すぎる出来事があり
それもあいまって早く産んでしまいたかったのです。

つづく!