昨日の夜から栃木へ行ってました。
作曲家・サックス奏者の日比野則彦さんに連れられるがまま辿りついたのは農村に立つオシャレなロッジ。
完全に東京とは時間の流れが違いました。
ライブの内容を知らずに現地に行く事はなかなか無いですが、どうやらその地域の方々がブルーベリーの収穫を祝って毎年企画しているイベントで、いろいろなアーティストを招いてライブなどを行うというものでした。
イベントはお昼頃からスタート。
他にもフラダンスのチームや、ダンス、和太鼓など盛り沢山!
終わった後はまだ収穫には一週間程早そうなブルーベリーを摘んで、お土産に頂きました!
トマト農家の方と話したのですが、野菜は海外の安いものばかりが市場に出回り、本当に質の高い日本の野菜が売れない事を嘆いていらっしゃいました。
確かに、海外産の安い野菜を食べ慣れてしまうとわざわざ高いお金を出してまで国産の野菜を買おうとする人は少なくなるでしょう。
そもそもの味の基準が下がっているわけです。
これってmp3の音質に耳が慣れてしまってわざわざCDを買う必要性を感じなくなってしまった音楽市場と似ている気がします。
作り手が手間隙かけて作り上げた作品、それが野菜であれ音楽であれその本質が消費者に伝わらないのはとても残念な事です。
そんな中、必死に生き残る方法を模索している一方で日本の土地や農業、ご自身の野菜の品質に誇りを持っている姿が印象的でした。
まさに野菜アーティストです。
安い事は良い事です。
それだけ気軽にいろいろなものが手に入り、お金の使い方に選択肢が増えるんだから。
というか、安くないと買えない、ってのがほんとのところ。僕だってそうです。
けど、本当に良いものを知って、時にはそこにお金をかけられる考え方、生き方は絶対必要だろうと思います。
そんな大人になりたい!
というわけで、頂いた“本物”のブルーベリーとトマトをたくさん食べて、その味を僕の基準にしたいと思います!