18、19日は土橋集落の春祭り。昔は15日と決まっていたが、この頃はその前後の土日となっている。


タイちゃんのブログ~長野の里山から~
おらほ(=我が集落、我が村)は諏訪様を祀る。例外なく、7年に一度の御柱の年は、春祭りも盛大に行われる。でも、今年は普通の年なので、厳かな祭りとなるに違いない。

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宮前の幟。朝5時半に土橋集落の全戸が集まり、皆で幟を上げた。

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一旦各々家に帰って、8時からはおてんまだ。僕は今年は道路の役なので、仕事は土や草が溜まった側溝の整備だった。

ところで、おてんまと言っても都会の方々には馴染みのない言葉だろう。強制的ボランティアが最も近い訳語か。村(=集落)であったり須賀川区(=村、この辺りの呼び方は曖昧)であったり。あらゆる共同作業の場面で使われる言葉だ。ただし、ここ北信地区ではおてんまで通じるが、同じ長野県内でも離れた所は何と言うか不明である。

春のおてんまは主に村に注ぎ込まれる水路の堰上げ。区間ごとに班が組まれ、冬の間に水路に落ちた石や草木を取り除く。軽トラの荷台に乗って山を上り、一番奥の3号となると堰沿いを3㌔ほど歩く。その年、配置された場所によって大変だったり、楽だったり。僕にとっては今春のおてんまは、楽だった。

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僕ら道路の最後の仕事は、林道の大きい枝をはねて(=どかして)終わり。林道を歩いて下って来てパーっと視界が開けた土橋集落の景色。家のすぐ近くに、絶景ポイントがあることを初めて知った。

この後、夜9時に隊列が公会堂を出発し、お宮へと練り歩く。僕は灯篭持ちを任されている。雨の気配がなく、幸いだ。