必然だったのでは…と思えてなりません。WBC準決勝で、日本がプエルト・リコ相手に敗れ、大会3連覇ならず。悔しい結果に終わりました。

結果もそうですが、一番残念だったのがJAPANのエース・田中マー君がサンフランのマウンドに立てなかったこと。当たり前ですが、決勝より前に準決勝に勝たなければいけないのに、そこにエースを立たせなかった…。内川選手の走塁ミスもそうですが(サインかどうかは分かりませんが)、ベンチワークに???が付きました。

そもそも今大会に臨む姿勢からして、このような結末になるかもなあ、と思っていました。昨年夏、日本プロ野球選手会は最初、大会不参加の意向を示しました。韓国も同様で、大会の開催自体が危ぶまれたという記憶があります。

結局、両国とも参加しましたが、韓国が1次ラウンドの初戦で格下のオランダに完敗。その時点で嫌な予感がありました。日本も同じ轍を踏むのでは、と。

結果的に韓国とは異なりましたが、明らかに格下のブラジル、中国を相手に苦戦。下手をすれば1次ラウンドで敗退…がちらつきました。2次ラウンド初戦の台湾戦も大苦戦もいいところ。なんとかミリ単位で勝ったという感じで、底力には違いないでしょうが、冷や汗ものでした。

主催者の米国もパッとせず、2次ラウンドで敗退。日本―米国の決勝戦を見たかったのですが…。期待通りの勝負強さを発揮していたライトが故障で戦列を離れたのに、すぐに代替え選手を呼ばなかった時点で、彼らの優勝への貪欲さを感じませんでした。

WBCを真剣勝負とは、とてもとらえられません。本気の本気ならイチロー、黒田、青木らが日本代表にいて、米国に昨季ナショナル・リーグMVPのポージーや剛腕のハラデーら、トップの中のトップ選手がいて然るべきだったと思います。個人的には3月開催でなく、11月か(できたらシーズンを中断してでも5~7月)の方が、球数制限や3連投禁止などの大会独自のルールにとらわれることなくできてベターだろうなあと思っています。

日本も米国も不在で行われる明日以降の準決勝と決勝ですが、僕はテレビで観ます。プエルト・リコは勢い旺盛で、ドミニカ共和国はスター揃い。オランダもほとんどの選手がカリブ海のキュラソー島の出身ながら、将来メジャーで有望な若い選手が多くいて、楽しみです。

22日にセンバツが始まり、29日からはプロ野球が開幕。本格的な農作業は雪が融けて無くなるであろう4月10日以降、徐々に進めていけたら、と思っています。それまでは趣味に没頭するつもりです。