11/13静岡市清水区に家族でお出かけです。
祖父母のお墓参り(大正義の理由)と
釣り！(本音)で行ってきました。
良い天気です。
富士山も良く見えました。
本当は静岡でバス釣りも…と思ったのですが
東名リニューアル工事で渋滞。
到着遅れで諦めました。
お墓参りの時には
釣り好きだったじいちゃんにも
釣果を祈っておきました(笑)
港近辺で海を見ると大きめのチヌがｳﾖｳﾖ
狙いたくなりますが…我慢。
妻と娘をホテルに連れてって
ここからが本題。
第三大黒丸で出陣です。
付近はシーバスアングラー多数。
私もまたやりたくなりながら…
出船！
漁場はこのあたりですね。三保半島の沖位
移動中は小さなサメも見えました。
水面に居て少しビックリ。
ここまで、何を釣るのか明らかにしてませんが、
とりあえずタックル紹介です。レンタルしました。
SHIMANOのデジタナ
大型の両軸タイプです。
しかし船長、深さが出ませんよこれ…。故障してます。
手前に見えるショックリーダー160lbです。
もはや光ファイバーの太さ
…だいぶ通信スピードでそう。
ロッドはPENN
The Penn Slammer
短くて太い。
メタルジグは300g
針もデカイ。
さて！
船長からの指示のタナは120-130m
リールフリーにしてもいつまで経っても
ジグが到着しません…。
あ、ジグ+エサです。
最初は謎の白身魚の切身
開始から1時間半はほぼあたり無し。
と言うかあたりがどんなかも知らん…。
たまにしゃくったりしながら誘います。
隣のマイタックルのアングラーのイカが
半分になった他は船内派手な動きがありません。
と、思ったら私の竿にアタリ
かなり待って喰い込ませろとの指示だったので
待ちます。待ちます…
がそれきり。
上げてくると白身が半分に…
無念です。
しかしアタリは小さめ。こんなもん？
続いては20:45頃
イカ付けてたら明らかに喰ってる感じ。
さっきより待って…待って…。アタリが止まります。
一応アワせてから巻きますが
掛かってません。上げるとイカが半分でした…
ここでマイタックルアングラーにそれを伝えると
イカを付けてチャレンジしてます。
そのフォール時に突然のバトル開始！
竿がギュンギュンに引き込まれて
20分位バトル
これは…
鮫ですね。
写真だとわかりませんがどう見ても3mクラス🦈🦈🦈
ネズミ色に見えず、形からはアオザメっぽかったです。
最終的には危険なのでライン切れと
船長からの指示でしたが、
最初は揚げる話になっており
アングラーの両隣でギャフ掛けをやる流れに！
両側からギャフ掛けしたら、
アングラーに鮫の頭が突っ込んじゃうイメージに
しかならず、ホントに出来るか不安でした(笑)
あ、鮮明な写真は翌日の家族サービスで東海大学海洋科学博物館で見た鮫です。
～
船中に鮫興奮の余韻が残るなか、
私はエサをタチウオに変えて再開です。
船中はかなり深場を狙ってましたが私はこれまでの
あたり通り100m前後を狙います。
120mまでカウントし10m毎に上げていくと…
待望の強いアタリ！！
これは！！
来たか！！
待って待って喰い込ませて！！
焦る。
もう行くしかない。
全力フッキング！！
&ヒットを船長に報告！！
オマツリするので
他のアングラーには仕掛けを上げて
もらう必要があるからです。
船長からはマイクで檄が
「もう１回全力でアワセろー！！」
「更にもう１回ー！」…
計5回のフッキングで硬い口に針を通します。
糸も100m出てるのでなかなかパワー伝わりづらいですからね。
バスやマスとは大違いです。
そこからバトル。
引きの強さは普段の魚達とは訳が違います。
そもそも巻き取る長さも違います。
…
コレか。コレが追い求めた相手か。
1回目台風延期。2回目娘発熱延期。
今回が3回目でやっと船に乗りましたが、
小潮でもあり釣果厳しいとの話。
…
今、報われようとしている…。
しかしファイト長い。
急に喰い上げて来てラインテンションが落ちることもありその度にバレたかとも…焦ります。
何度も深海からジグを引き上げて、
だいぶ筋肉疲労もきてます。
水面に上がってももう一度走るから気を付けろとアドバイスがありました。
その通り、ガーッと走ります。
同船アングラー達も懸命に巻き上げてますが、
まだ巻き上げきって無かったか、そもそものタナでてたからかライン拾ってきちゃいました。
ここに来てオマツリバラしは嫌だ…。
頼む…からの
キャッチ！！
泳がせ釣りのような位置にギャフ掛けが決まり、
揚がってきました。背中に穴空いてますね。
鮫バトルのアングラーさんがギャフ掛けてくれて、
揚げることができたこの魚は、
サットウ(アブラソコムツ)
という魚です。
だいぶ血が出てしまいましたが
それがいっそう
ゾンビマグロ感出してます。
私のはやせ形ですが確かにマグロが暗黒面に落ちたか
ハロウィーンに参加したかの様です。
体感的には7-8分のファイトでした。
メタルジグのフックのラインが解れてます。
危ないところでした。
80over
眼を見ると深海魚感あります。
嬉しいキャッチとなりました。
ちなみに、このサイズ…超小型。
30キロ位で大型と呼ぶとのことです。
※私のは3キロクラスでした。
その後アタリはなく終了。
終わってみれば船中1尾のみ。
執念のキャッチです。
船の上で捌いてお持ち帰りします！
凄い身の色
そして我ながら初めての魚良く捌けた(笑)
美味しそう。
おっと、この魚
食品衛生法で流通制限されてます。
食品衛生法6条2項にある
【有害な物質が含まれる食品】にあたるとされています
アブラソムコツおよびバラムツを販売することは禁止されており、罰則は3年以下の懲役または300万円以下の罰金（同法71条）
脂の成分が他の魚達と異なり
人体が分解できないものとの事
ワックスエステル(ロウソクみたいなもの)らしいです。
ただし、美味しいらしい。
このチャレンジをしてみたくて自ら釣ったわけです。
さあ実食。
刺身で…。醤油に脂が浮いてます。
味は鰤の方向。脂は大トロクラス。
ほのかな酸味もあってまともに美味しい。
ロウソク成分と聞いて、肉の脂が冷えたような溶けない脂の口触りをイメージするも、
全くそんなことはなく口内でとろける甘い味。
焼きもメチャクチャ良い照りです。
身から脂が出まくるので焼き揚げ感出ましたが
めんつゆで味付けただけで、メロとか黒ムツとかに
さらに脂が乗った感じ。
ブリ大根とかでもパサパサにならないであろう
圧倒的な脂の含有量。
あ、それだとサットウ大根か。
美味しかったです。
が、しかしこの魚はまだ続くのです。
…
食べ過ぎると下痢
もっと食べ過ぎるとお尻から脂垂れ流し。
さらに食べると皮脂漏症で最悪死亡。
という情報。
刺身で3切れまでと言われる注意喚起。
アウトデラックスや探偵ナイトスクープでも
特集されてたらしいですね。
私は許容量を超えてるのか否か。
念のためオムツ履いて寝ました…。
楽しかったし美味しかった。
これは嵌まる人が居るのわかります。
今度は30キロクラス釣ってみたいものです。
今回は長文でした。
お付き合いいただいた方ありがとうございます。
では！
後日談:
特に身体に影響無し。
まだまだ冷凍庫に2キロ以上残ってるので、
希望者にお裾分け(自己責任)
私も少しずつ食べてみようと思います。