子供達、若い人達には、本物、いいものを見せてやりたい!と思っています。

以前、子供が小さい時一緒にある『子供のためのミュージカル』とかというものを見に行った時に、がっかりしたのを覚えています。

子供だまし

そんな嫌な言葉がありますが、子供は騙されません!

感性が研ぎ澄まされている子供達には、本物、一番いいものを見せなければいけないと思っています。

体育館で落語を児童、学生達に聴いてもらうこともあります。その時には、そのなかで精一杯いい芸を見てもらおうと思ってやっています。ステージ作りだって、そのなかで出来る精一杯の本物に近づける努力をしなければならないと思って。



今日はこんなことがありました!

高座に掛けられたしわしわの赤い布、穴の開いた座布団、ボロボロのゴザ。

落語家はこんなところでやってるんだ、こんなもんなんだ!って思われたら、落語の価値がさがるでしょ!

座布団の20センチの穴は、自分で縫いました。

しわしわのモウセンには先生にお願いして霧吹きを借りました。

汚ないゴザは取りました。

学校の先生方で一生懸命作ってくれた高座ならなにも言いません。

学校寄席という仕事をしてる業者が入ってこういうことは、自分は許せません。

芸人はどんなところでも一生懸命です。

その、夢の舞台を作っている人達

子供達には本物、上質なものを見せなければいけない!そういう気持ちのある人に携わってほしいと切に思います。




そんなことは抜きにして、今日の生徒さんたちは、感性がよくて素晴らしかったです!一生懸命聴いてくれて笑ってくれてありがとう!







秋風も 入る余地なし 体育館

たい平