私のむさ美授業、今期終了しました。
百人以上で始まった授業も、七割以上の学生達が最後までついてきてくれました。感謝、感激です。
最終日、なにか思い出に残る授業が出来ないものかと、昨日の夜から考えていたので、4時間くらいしか眠れず~やや寝不足気味のまま鷹の台駅へ。
玉川上水を歩きながら、最後のアイデアをひねり出したところ、出て来たのが~七夕飾りに、学生がいま思っていることを短冊に書いて飾ろうというもの。記名してもらうことで、仲間が、先輩後輩が何を考え、悩み、どんな目標に向かっているかがわかる。天の川に祈るのではなく、仲間を知る、考えるコミュニケーションツールとしての七夕飾りであると。
しかし時すでに遅く、肝心の笹竹がありません。
大学の周りを竹を探してうろうろしていると、一軒の民家から道路に向かってシュッと竹が伸びています。自分を手招きしてくれているようでした。
朝8時半、迷惑と思いつつインターホンを鳴らしました。訳を話すと快く、一本分けてくださいました。
コミュニケーションの大切さを教えて来た授業の最終回、笹竹を通して、人(他人)との出会い、関わりについて学んだ、そして「待っているな!一歩踏み出せ」と学生に言いつづけたことの、小さいけど、一つの形になった気がしました。
学生と楽しいことをしたい、喜んでもらいたい!そんな気持ちがあったからこそ、意外と人(他人)との関わりが苦手な私の背中を押してくれたんだと思います。
自分にではなく、人(他人)にたいして何が出来るか?それが人生の喜びのように感じています。
『コミュニケーションとは、相手を想いやる気持ちだと思います。』と短冊に書きました。
楽しく、勉強になって、幸せな授業でした。
学生の皆さんありがとう!
来年度もむさ美に行きま~す!
再会を 祈り短冊 結びつけ