昨日は商工会議所であった
山口勉社長さんの講演会を聞きに行った
わしがこのブログで
絞り込め！
とか
地域密着！
とか
高く売れ！
とか、書いていると
東京の町田市に
それらをすべてやっている会社がありますよ
っと、わしの後輩から教えてもらい
そんな社長さんなら
会って話を聞いてみたいな～
って思っていたところ
商工会議所から
山口社長さんの講演会のお知らせが入ってきた
思えば叶うもんよね～
っとは言うけど
今回の出会いはエラく早い実現じゃった
会場に入ってみると
そこには２００名近い人達が
それだけ、この会社の取り組みが
理想的に思えたんじゃろう
この「でんかのヤマグチ」さんを
知らない人もいると思うので
ザックリと説明します
ここ、町田市にも
家電の量販店の出店が相次ぎ
コジマ・ヤマダ・佐藤無線 ｅｔｃ・・・
そんなガリバー企業が
このでんかのヤマグチの周りに
６店舗もできたそうじゃ
そこで悩んだ山口社長が出した決断は
量販店と価格で勝負しても
勝ち目はない
しかも当然お客は安いものを求めるので
このままジッとしてても
売上の３０％はダウンしてしまう
じゃ、どうする・・・
寝ても覚めても
このことだけを考えた
そこで出した決断は
売上が３０％くらいダウンするなら
粗利率を上げて乗りきろう！
それを実現するには
安売りじゃなく
高く販売するしかない
これしかない！
っと判断し
とった方法は
まずはお客を絞り込む！
どんなに昔買ってくれていたお客さんでも
ここ過去５年間で購買がないお客さんは
全部捨てた
他店のチラシを持って
値引き交渉してくるお客も
全部捨てた
そしてその次は
販売する商圏も絞った
買ってくれるという電話がかかっても
決めた商圏以外のお客様の所には
行かないと決めた
そして理想のお客さんを
高齢者のお年寄りと決めた
そして、高齢者のお困りごとは
なんでも面倒を見ると決めた！
まさしく
一点集中のランチェスター経営
そして今までは
売上高を一番重視していたが
粗利高を重視するようにした
この施策により
現状粗利１５％～２５％だったのを
１０年かけて３５％まで持ち上げる目標を立てたが
いざふたを開けてみると
８年で達成できたと言うこと
わしの主催している
小学校５年生でも分かる単純明快経営塾では
大手と同じ領域で勝負をするな 小さくても一番が取れるところを
深く掘り下げる その為には
今持っているお客さんも
絞り込む必要がある！
っと、
あなたの会社の強みを探し
その強みを誰にぶつけるかという
理想客を狭く設定する必要がある
と、そのやり方を教えているが
この「でんかのヤマグチ」さんは
まさしく、このお手本のような会社じゃった
で、山口社長さんの話を聞いて
一番深く感じたのは
大手との戦い方を決めて
それを社員に落とし込み
お客さんに理解してもらう
ということを
根気よく続けた賜だと感じた
言うのは簡単
それをやり続けることが
どれだけ大変なことか
そのおかげで
量販店が近場に６店舗もできても
１８年間黒字経営が続いているらしい
そして最後にこう言われていた
「量販店が出てこなければ
粗利２５，６％で
いまだに売上売上と焦っていたかも知れない
だから、量販店さんのおかげで
一生懸命工夫したおかげで今がある」
っと言われていた。
やっぱり人間て言うのは
これ以上下がれないという
土壇場のシチュエーションが来たときにしか
火事場のクソ力は発揮できんのじゃと思うわ！
日経ビジネスにも
この「でんかのヤマグチ」さんの取り組みが
特集されていたので参考までに
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130304/244460/?rt=nocnt
ヤッパリ確信した
わしらのような
中小零細弱小家業は
１円でも高く売る
これを本気で考えんといけんわ
ほんじゃまた