街中はもう
どこもかしこも
ＳＡＬＥ・セール・バーゲン
という文字が飛び交っている
わしら消費者からすると
嬉しい文字ですが
それらを提供しているお店は
粗利が削られるばかりで
薄利多売をしないと行けない
ファッションは
シーズン終わりになると
当然のように買い控えが出る
どうせお金出して買うんなら
もうあとちょっとしか着る時期がないんなら
次のシーズンの商品を買おう
っと、買い控えが出るのを防ぐために
どこのお店もシーズン終わりになると
セールやバーゲンで
お客の集客を取りにかかる
それはそれでええんじゃけど
セールの時期が
昔よりドンドン早まっている
お店側も、なかなか売上が取れないから
セール時期を早めて
売上を確保しようとする
しかしそこで上げた売上は
セールでの売上のため
粗利は低く
最終的に自分の首を絞めるようになる
冬物で言えば
街中は新年早々の
1月からセールがスタートする
街中の大手ショッピングセンターが
その時期に始めるから
どこのお店も右にならえと
1月からセールが始まる
でも、実際に1月と言えば
まだまだ寒さは序の口
本当に寒くなるのは
ここ最近の地球温暖化のせいなのか
２月よりも３月の方が寒いし
ここ最近では
４月に雪が降ることもシバシバ・・・
ということは
実際に冬物が売れる時期は
１月、２月、３月なのに
一番売れる１月には
もうセールが始まっている・・・
じゃ、どの時期に定価で売って
ちゃんと利益を確保するのか・・・
じゃけ、わしがやっていた
ＴＡＩ＆ＧＥＥという洋服屋さんでは
セールというモノをやっていなかった。
なぜなら・・・
別に商品を売っているんじゃなく
接客を売っていたから
世の中のセール時期になっても
わしらの接客トークに
セール時期はないと思っていたから
こうやってセールなしで
１５年間もやってきたんじゃけ
セールなんてなくても
お客さんは離れんと思うんよ。
ただ、
そこに価値さえあればの話じゃけど・・・
そんなことを考えていたら
先日の日経ＭＪに
ＪＲ東日本が運営する
ルミネの取り組みが載っていた。
ルミネとは、ＪＲの駅に隣接された
ファッションビル施設じゃけど
ここは
多くの競合他社では夏のセールが始まったけど
独自商品があるルミネは
価格に走る必要がない
っと、ルミネの社長さんの
インタビューが掲載されていた。
「価格で集客が出来てしまうと全部思考停止するんですよ！
知恵を出してセールに頼らないようにしないと
どうにもならないぞっとゲキを飛ばすんです！」
「そんな声を上げた結果変わりましたか？」っとの記者の質問に
「それはもう大きく変わりました
ショップからたくさんの工夫が出てきました。
店ごとに独自商品を作り込んだだけでなく
フロアごとに知恵を共有するといった動きも。
衣料、雑貨だけでなく
例えば美容室との連携など
各店長同士でもり立てるようになりました
」っと。
ハンディを背負うことで
前進するんです！
ピンチをチャンスに
変えていくことが大切です！
っと言われていた。
いいね
ハンディを背負うことで前進するんです！
わしもコレしかないと思っている
誰でも前進はするけど
前進する質の問題です
所詮、ぬるま湯につかってちゃ
たいした前進案なんて浮かんでこんのんです
このルミネのように
他のファッションビルでは
早々とセールが開始されているけど
自分のお店が入っているルミネでは
セールの時期が相当遅れる
なんでセールをしないのか
なんて議論してもしょうがない！
ルミネで決まったことなんじゃけ
嫌なら出て行け！っと言われるのがオチ
それならば、セールじゃなくても
人を集める工夫を
頭を使って考えるしかない
ここが重要なんです！
ハンディを背負うから
人間の頭は本気で動き始めるんです！
この社長さんも言っていたけど
価格で集客が出来てしまうと
全部思考停止するんですよ！
結果、このルミネは
売上高も営業利益も
過去最高をマークしたらしい
頭を使えば何とかなることって
イッパイあるんですよ！
皆、使ってないだけなんですよ。
頭を使って、ない知恵を振り絞って
他社と違うことをしようや！
安売りはバカがするもんですよ
ほんじゃまた