中小零細企業の社長って
最終的には孤独な生きもの
何をやるにしても
最終的には自分で判断して
自分で決めていかないといけない
良い時は、全員で共有して
悪い時は、社長が判断を下していく
資金繰りの問題なんかは特に
なかなかスタッフに相談できることじゃない
かと言って・・・
社長をやったことのない
家族や友達に相談しても
ピントのボケた答えしか返ってこない
やっぱり、社長の苦悩がわかるのは
同じ境遇にある社長業をやっている人だけ
だから
世の中には
色々な異業種交流会がある。
この異業種交流会は
新たな人脈の構築にも使えるけど
こういう風な
社長としての悩みを
相談できる唯一の場所だと思う。
そして、社長って長くやっていると
ドンドンと裸の王様になってくる。
社員には、ちくいち厳しいことを要求するのに
社長自らは、自分に一番過保護になっていく。
そんな社長へのダメ出しを
同じ境遇の社長をしている奴がしてやらんと
だれが叱ってやれるのか
昨日は、わしが所属している
中小企業家同友会の体験報告会があった。
これは、発表担当になった社長さんが
自社のこれまでのあゆみなど発表しながら
これからの問題点や
直していったほうがいい点などを
同じ社長業をやっているみなさんに問う
そんな、外部重役会みたいな感じの例会。
昨日の発表者は
介護業界で会社を興され
ちょうど3年目の若手経営者の人じゃった。
彼の1時間ばかりの発表を聞いて
1グループ6,7名で構成されたチームに分かれて
この会社についてを議論するという趣旨
そして最終的に出た案件を
グループごとに発表して行くんじゃけど
みんな、優しい
というより、自社の会社だと思って
本気のアドバイスをしてやらんと
外部重役会議にならんと思う。
昨日の発表者である彼の話では
ここ最近いろいろな問題が勃発して
色々と調査をしていると
社内のスタッフからも
会社に対しての不平不満が出てきて
最後には、この会社のサービスを使っている
利用者や、その利用者の家族からもクレームが出ている。
そんな話をされていたのに
この社長のこれからの展望は
2店舗、3店舗とお店を増やしていこうと考えている。
こんな話を聞いいて
各グループで議論を交わした結果発表では
「店舗展開、いいと思います」
とか
「もっと、こんな風にしたらいいんじゃないんですか」
とか
みんな、前向きな発表をみんなしていたけど
わしは、そんなんじゃダメじゃと思う
今回起こった問題点がきっかけとなって
スタッフから不平不満が勃発した
それはどこの会社でもあることじゃけ
100歩譲ったとしても
その会社のサービスを受けている
利用者やその家族からのクレームも勃発したということは
この介護事業所自体が
支持されとらんということ以外の何物でもない
ということは
新しいお店の出店なんて
100年早い話よ
1つのお店も完璧に出来んのに
何を多店舗展開なんかしようとしとるんか
1店舗もうまく運営できんということは
社長としての器がないんじゃないんか
わしは、うまくおべんちゃらを言えない正確なので
思ったことを思ったようにしか
口から出てこんけ
ここに書いた倍以上のおかずも付きながら
彼にはぶちまけてやった。
この中小企業家同友会も
昔は・・・
口は悪いけど心のある社長さんがたくさんいた
そんな社長さんたちは
なんでも本気でダメ出しをしてくれていた
そんな社長さんたちが卒業していって
ここ最近では
みんな当たり障りのない意見しか言わない・・・
わしはこれじゃいけんと思うんよね~
裸の大様になったアホ社長に
ちゃんと服を着せることができるのは
同じ境遇で頑張っている他の社長しかおらん!
こう常々感じているので
誰も本音を言わなくなっても
わしだけは言い続けて嫌われていこう
そう感じる今日このごろ・・・
ほんじゃまた