vol.856
昨日は、中小企業家同友会の
政策委員長として
ことに6月に閣議決定された
『中小企業憲章』について勉強してきた。
『中小企業憲章』って何って感じでしょ？
イマイチ、というより
ほとんど意味が分からないので
昨日の勉強会になったわけなんじゃけど
結局の所
今の日本の９０数パーセントが
中小企業が占めている。
だから、この中小企業が活性化しない限り
この日本は良くないという事を
政府にも分かってもらって
お互いが協力し合って
いい日本を作って行きましょう！
ま～手っ取り早く言えばこんなことかな？
そして、昨日の勉強会には
総勢35名くらい集まって
それぞれグループに別れ
色々な意見交換をした。
そこで、ある人はこんな事を言っていた。
「日本は国を良くするために大企業に支援をした。
思惑は、大企業が活性化すれば
その下で控えている中小企業も必然的に潤っていき
最終的には、日本全体が潤っていく！
こう考えたのだが
ふたを開けてみると
大企業は物が売れれば、物を作らないといけない。
でも、ただただ作るんじゃなく
コストを下げて、いかに安く作るかがテーマになった。
でも、賃金の高い日本で物作りはできない。
だから、工場を海外に作り
最終的には、日本の金は海外に流れる。」
確かにね・・・
大企業には、義理や人情、浪花節は一切ない！
あるのは、いくらでいい物が作れるのかだけ！
あと、こんな事も言っている人がいた。
「マツダズームズームスタジアムも
施工関連業者は、ほとんどが東京の企業！
このスタジアムができた後
誰が、足を運んで金を落としているのか
まったくわかっていない！」
これも、確かにね！
スタジアムに中に入っても
広島の企業のお店がほとんど入ってない！
なんで、広島の球場なのに
地場で活躍しているお店がないんじゃろうか？
以前、すでにこのスタジアムで
店をやられている人に聞いた話じゃけど
入居する時の金や家賃が
考えれんくらい高いらしい。
そして、もうひとつは
なんとも言いえて笑える話じゃった。
「市場調査によると
『100円均一』で売られているような商品は
1年以内に、捨てられているらしい。
という事は
中国で大量に100円均一で売られる商品を
作って、日本に送っても
1年後には、相当なゴミになっている。
言い換えれば
中国から、大量のゴミを仕入れている！
これは、エコに反してない？」
そう言われれば
まさしくその通りかも知れんね。
100円で色々な物が買えるから
大切に扱って、長く使うんじゃなく
壊れたり、飽きたりしたら
買い換える
使い終わったものは
当然ゴミとなって廃棄される。
『中国から大量のゴミを仕入れている』
言いえて妙な気がした。
広島なんかまだましじゃけど
他の地方に行くと、ほんとに
シャッターが閉まっている
『シャッター通り』があるらし！
やっぱり、地元の人は
地元で消費して、循環させんといけんよ！
みたいな、教科書に書いてあるような事を
言っている人がいるけど
じゃ、その人に聞いてみたい。
車も止めにくい、商品量もたいしてない
昔ながらの商店街の中にある小さな店と
車もス～ット止められて
商品量もたくさんあり
お腹がすいたらフードコートもあり
子供が遊べるような所まで完備してある
イオンなどの大型ショッピングセンターと
実際に、どっちに足を運んどる？
みんな本音と建前！
絶対に便利なのは後者の
イオンなどの大型ショッピングセンターじゃ。
でも、逆に考えれば
こういうショッピングセンターは
来場者はたくさんいる。
来場者がたくさんいると言う事は
趣味思考も色々な人が来る。
だから、万人受けする商品しか置けれない！
広く浅い商品しか置けない！
ニッチな人を狙った
専門性の強い商品を置いても
それは、万人受けしない！
この大型ショッピングセンターは
その『専門性』という所には力が入れれない。
そこが弱点！
ならば、わしら中小零細企業は
その弱点で勝負するしかないでしょ！
わしが思う、中小企業の生き残りは
自分の好きなことに特化して
頭に汗をかくこと！
一番頭を使わんでいい
『価格勝負』
こんな勝負をしていたら
近い将来、必ず死んでいく！
大企業には、でかすぎて出来ない
『弱点』が必ずある！
まずはそこを研究してみよう！
ほんじゃまた
＿■板坂裕治郎からのお願い■＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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