ｖｏｌ．３９７
ココ最近、色々な新聞等で目にする記事がある。
そして、今日の新聞にも載っていた。 
消費が冷え込んで、物が売れなくなっている現状へのてこ入れ対策だ。
物が売れないと言う事は、物が余っていると言う事で
今、新しい服を買わないと、裸で外出しなくちゃいけない!!
なんて事は、この世の中ではありえない。
と言う事は・・・
流行や、自分の満足度を度外視すれば
着る物がないわけではない。
自分が我慢さえすれば、新しいものを買う必要も無い。 
しかし、そこに向けて
昨日も書いたけど、ユニクロの『ヒートテック』や『ブラトップ』のような
自分のタンスには１着もないようなものが出てくると
それは、買わないといけない!! となるのだ。
がしかし！
今のこの世の中に、まったく無かったような『新しい物』は
作り出すための、コストや発想が必要になる。
だから、どの商品も目新しさが無いわけで
どうしても今買わないといけない！感が薄い。
ならば・・・
タンスの在庫を減らしてしまえば、新しい物を買う必要性が生まれてくる。
こういう発想だろう。
仮に、不謹慎だけど
タバコの不始末で家が全焼した家庭での
一番最初の行動は、着る物を確保するのだろう。
これは、オシャレとかという問題ではなく
『今! すぐに！ 着る物が必要』という緊急性だけだ。
これは、砂漠で水を売るのと同じくらい、カンタンな事だ。
だから、苦肉の策として
「あなたのタンスの不要な物を、下取りします！」サービスが花盛りなのだ。
日本人は物を大切にするから
「いつか着るだろう」精神がいっぱいある。
これは裏を返せば、思い切って捨てる勇気が無いと言う事だ。
まだ切れる服を、ゴミとして捨てる！と言う事に
バチが当たりそうな感じがするのだろう。
そういうもったいない精神と、うまくマッチしているのもあるのだろう。
捨てるんじゃなく→下取りをしてもらって有効活用する
というところに、意味を持たしているのだ。
そして、更に！
意味を持たせるために下取りしてもらった物が お金になる
３方全てよし！
仕掛けるほうも、ただただ『値下げをします！』では生き残れない。
『値下げをします！』
そこには、なんで？という意味が必要になってきている。
『これこれ、しかじか』 という理由で安いんです！
今の時代、高いには高いなりの、安いには安いなりの
理由が必要になっている。
みんなの商売も、こういう目線で考えれば
今まで動かなかった商品も、見違えるように動き出すかもね。
ほんじゃまた
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