おはこんばんちわ
塔の星です
さて今回は登場人物紹介編最後です
ビスカヤ王国編です
女王カルロッタ・デ・ビスカヤ・イ・ナファロア
ビスカヤ王国の女王
領土拡大に勤しんだ歴代国王とは対照的で、家名保守や内政を重視しました
始めアラバ国王ペドロの第2王子ハイメと婚約していましたが、王子ハイメの薨去により破談
アラバ王室から婿を出す事に執心する父国王ホセ=マリアを横目に、自身の判断で遠縁(高祖父の男系子孫)に当たる3歳下のビスケー公ホアキンと婚約し、結婚しました
8度妊娠しましたが、成人まで育ったのはビルボ公ホセ=ミゲルのみでした
ビスケー公国の君主にしてビスカヤ王配(共治王)
ビスケー公国はビスカヤ国王サンチョの第3王子ラモンを始祖とする国で、ホアキンは4代目の君主という事になります
元はビスカヤ王国内の領地でしたが、離島という事もあり次第に独立性を持つようになりました
ビスケー島を取り戻したいビスカヤ王国、公国の権益を得続けたいビスケー公、そして君主制を廃して共和制に変えたい公国民…公国内は三巴の争いに疲れ果てていました
時の君主ミゲルは公世子ホアキンをビスカヤ王国へ人質に出し、ビルボ女公カルロッタとの密約で結婚させました
舅ホセ=カルロス崩御と妻カルロッタの即位に伴い王配(共治王)となりました
結婚から15年後に父公ミゲルが薨去し、一時帰国してビスケー公に即位しました
女王夫妻の子はビルボ公(ビスカヤ王太子)ホセ=ミゲルのみですが、ホアキンには公国内に庶子が2人いて、庶子パブロを公国の摂政に任命しています
ビスカヤ王国の王太子
思い立ったら吉日で無計画な母と保身に必死で身勝手な父を苦々しく思っているが、本人は両親の性格を多分に引き継いでいます
母女王が独りよがりな判断で用意された婚約者に不満を持っており、「誰と結ばれる事が両国の将来にとって最善かを判断するのは俺だ」と主張し一貫して婚約者マルガリータを避けています
ナファロア国王アルフォンソは第3王女で、ビルボ公ホセ=ミゲルの婚約者
出生直後に母方伯母の女王カルロッタによって、誘拐同然にビスカヤ王国へ連れてこられました
以後はビスカヤ宮廷で養育されています
出生から王国で養育されるまでの経緯や自身に用意された進路に気付いているだけに、婚約者ホセ=ミゲルの冷淡な態度に対して不安を隠し切れずにいます
如何でしょうか
登場人物が多過ぎと思われた方もいらっしゃるとは思いますが、まだ生まれていないキャラクターも合わせると2倍ぐらいには増えそうです
話の都度、おいおい紹介しますので御安心を
次回から本編スタートです