2歳児の順応性は高く、毎日元気にはしゃいでいますが、
思い起こしてみれば、ロゼの病院に行く時も帰る時も、
歌は歌ったりしていたものの、暴れたりはしゃいだりすることなく、息子にしては静かでした。
きっと大変なことが起きてると分かっていたんだね。
病院について、別の部屋で採血されるロゼをじっと見つめる息子の顔が、
私も初めて見る不安そうな、心配そうな顔をしていたのを思い出します。
オモチャ遊びの最中ロゼが近づいてくるだけで、ダメ！これは僕の！と怒っていた息子。
ロゼが死んだ翌日には夢を見たようで寝言でも、ダメ！ダメ！と言っていました。
でも3日目の夜、4時頃飛び起きて、
お母さん！ロゼ連れてきて！ロゼ神様のところから連れてきて！ロゼがまだ痛いって言ってるから助けてあげて！下のほうが黒いから病院連れて行ってあげて！
と…。
ロゼは神様のところに行っちゃったからもう会えないよ、でも神様のところから見てるから大丈夫だよ、見えないけどここにいるからね。
もう痛くないよ、笑ってるよ。
など、思いつく言葉をかけましたが、
もっとロゼと会いたいよー、寂しいよー、と叫びながら震えていました。
結局ロゼの写真を撫でにリビングまで行き、落ち着きました。
病院で急変したロゼが頑張る姿を歌を歌いながら見ていた息子。
先生の話も聞こえていたんでしょうね。
心臓のここの下の方に黒いものが見えますよね、と説明する先生の声が耳に残っていたのかもしれません。
息子はとりあえず、このロゼの写真さえ見れば落ち着くみたいで笑ってくれます。
私もそうならなきゃね。
