えんぴつの両側を削ることを「ドロボウ削り」という。


今では完全なる死語ですね。




さて、当社の前社長はわたしのふたつぐらい

年下の天然度数20%入った女性だった。


名前はすみ子さん。


彼女が小学生だった頃のお話。


昔は小学校で募金活動があり、

えんぴつを買っていた・・・気がする。


このあたり記憶が定かではないのだが・・・


購入した鉛筆には、

うしろの方に名前が削られるといサービス付きで、

たぶん幼い小学生には、

はじめてのオーダーメイド。


なかなか心弾むものだったに違いない。


彼女も例に漏れずそのえんぴつを購入し、

仕上がりをわくわくして待っていた。


ある夕方、家に着くと仕上がった鉛筆が

ケースに入ってテーブルに置いてあった。


彼女のご両親は締切の当日、

あわてて申し込んだので、

彼女のえんぴつの納品は最後のほう。


クラスの中では

すでにネーム入りのえんぴつを持っている子もいて

見せあいっこをしていたのをうらやんでいた。



ようやく届いた鉛筆。

わくわくしてフタを開いてみると、そこには、


●●(苗字)


すみる


と印字が・・・




す、すみる?



「あたし、すみこなんだけど・・・

 男子に名前になってる!!!」



と愕然。



どうも、締切当日、慌てて申し込んだ

達筆な母親が、


すみ子の「子」の部分を

一筆書きのようにして入稿したらしい。



そして仕上がりが、


すみる・・・・




すみる、

すみる、

すみる、

すみる、

すみる、

すみる、

すみる、



絶対学校に持っていったら、

すみる

って呼ばれる!


ニックネーメが「すみる」になっちゃう!!


そんなのやだ~~~~!!!!と、


彼女は必死に考えて、この名前間違いを

友達に指摘されないような作戦を立てた。



そう、ドロボウ削り。



彼女は1ダース12本の鉛筆を、

全部ドロボウ削りにして学校にもっていったのである。



そして翌日から彼女のニックネームは










「どろぼう」になった。








о(ж>▽<)y ☆



まだ、すみるのほうがよかったんじゃないか?

と思う。




あたしゃー、この話を聞いてひっくり返って爆笑。

彼女の退任まで、「すみる社長」と呼ばせてもらっていた。


そんな彼女もいまどこにいるのやら。


元気でやっていることを祈る・・



って!心配なのは、

おまいのほうだよ!


とノリつっこみ♪

てへ。