「運のいいことに能登で地震があった」。


 昨日、自民党の参議院議員が全くもって不適切な発言をした。野党のみならず、与党内部からも叱責の発言が相次いだ。本人は、謝罪の上、発言を撤回したいと語った。撤回って何?一般社会において、撤回すれば許されると言うことはあり得ない。

 議員を選ぶ立場にある僕達は、議員を辞めろと思う。最低でも、自民党から除籍すべきだと。発言内容もさることながら、謝れば済むと言う考え方がお粗末だ。

 わずか2ヶ月前の5月、「米は売るほどある」とバカな発言をした農水大臣は、当初、発言を撤回しないと話していた。自分はたくさんの票を集めて議員になった偉い人だと思っているのだろう。感覚の狂いには辟易する。

 その直前には、自民党の参議院議員が「ひめゆりの塔の展示は歴史を書き換えている」と発言した。こちらも撤回しないと言っていた。結局その後撤回して謝罪したが、当初の態度は自分自身を特別視しているとしか思えない。愚かにも程がある。


 何なんだろう。議員の不適切な発言は。


 しかも、撤回して謝罪すればそれで終わりだと思っているようだ。


 根底には、『自分は何でも知っている』、『自分はすごい』、『自分は特別だ』という愚かな自信、驕り、慢心が存在する。