昨日の朝、長嶋茂雄さんの訃報に触れた。光の様な存在が消えてしまった。しかし、長嶋さんのプレーと表情、いつも生き生きとした笑顔はいくらでも甦る。
青森県の宮下知事が定例会見に臨んだ際、取材に来ていた記者から長嶋さんが亡くなられた事を聞いて、「うそ!」と素で驚いた。そして湯水の如く想いが溢れ出た。自らも野球少年だった事や父親(元むつ市長)が大の長嶋さんファンだったことなど。
僕が一番印象に残っているのは、身体が不自由になってからしばらくの時が経ち、ある日、右半身が不自由なままに大勢の人の前に現れて手を振る姿だ。後楽園球場、オリンピックの聖火ランナー、その他様々な場面でも。諦めないこと、生き続けること、そして不具合があることは決して恥ずべきことじゃないというメッセージを強く受け取った。
以前も書いたが、大谷翔平くんを擁するドジャースの日本開幕戦の折り、翔平くんのナレーションで『かつて日本人で唯一アメリカ(メジャーリーグ)からオファーが届いた選手がいた』というCMが流れた。世界の長嶋さんを見てみたかった。
お疲れ様でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。