我が家でも出来るだけお米の消費を控える日々が続いている。『X』のフォロワーさん達は、最近はお昼ご飯の投稿もおかずとご飯が少なくなって、麺類が多いと感じていると思う。もう少しの辛抱かな。
江藤前農林水産大臣が失言で更迭された。地方の政治資金パーティーでのことだ。あの発言は、お米が高くて買えない、買うのに苦労する人達の心境を全く考えていない発言だ。しかも、最初の会見では撤回するつもりはないと言っていた。まあ、撤回して上手い言い訳をされて閣内に残られるよりはましだった。
2週間ほど前、NHKの夜9時台のニュースにゲスト出演した際、必ず下がりますとか、対処策は間違っていないとか、強気の発言を繰り返した。緊急施策は決して大臣が発案して詳細を決定して進めるものではないが、対応力の無さに辟易する。
僕は当初から入札では小売価格は下がらないだろうと感じていた。業者に引き渡す価格が下がらない限りは無理なのだから、やはり随意契約が妥当だろうと。
今回新しく任命された小泉大臣も随意契約を選択した。これも首相の意向ありきで農水省の幹部と話し合って打ち出した策だろう。就任会見ではなく、翌日の施政会見で発表されたことからでもその経緯が感じ取れる。
以前、鳩山元首相が資産が豊かで庶民感覚の乏しさを指摘された。故安倍元首相は子供がいなかったために子育ての苦労や金銭感覚のゆるさを指摘された。
しかし、江藤氏は彼らとは一段違う。こんなに長きに渡り米不足が続き、価格高騰が国民の生活を圧迫している現状を、肌感覚として理解できないできないばかりか、『ウチは大丈夫』発言をするのは言語道断だ。
改めて、石破首相と小泉農水大臣に期待したいと思う。