子は親の鏡と言われるが、本当にそう。日頃からイライラをついぶつけてしまうと、やはり穏やかな子供には育ちにくいなど、ハッと気付かされることばかりだ。

 今日は、僕たち夫婦が娘と暮らしながら注意をしていた事を書きたいと思う。


『子供に優しく接していたか』

ー 幼い子供に話しかける時は、ゆっくりと目を見て、優しく語りかけて欲しい。できれば腰を落として。


『怒るのではなく叱っていたか』

ー 叱ることは、注意することのもう一段階上。あくまでも、大切なことを知って欲しいという気持ちで伝える。


『楽しむことを与えていたか』

ー 幼い頃は、近所を散歩しながら周りに迷惑をかけない範囲でやんちゃをしたり、表情豊かに本を読んであげたり。あと、飲み会の日以外は毎晩童謡を歌ってあげて眠らせて。


『「大好き」と伝えていたか』

ー 子供と話をして最後に付け加える何気無い言葉。悩み事の相談に乗った時。学校に送り出す時。悲しいドラマを見た時。ひとしきり笑いあって。この言葉が繋がりを生む。


『無理強いはしなかったか』

ー 何かを勧めるときは、「どう思う」か「どうだろう」が絶対。子供に決めさせてあげないとその後が楽しくないから。


『他人の陰口ばかり話していなかったか』

ー 良くない事を教える為に、例として「ああいう事は良くないと思う」と伝える事はあっても、嫌いという感情が入った日常の悪口は言わない。悪口は自分がさっぱりする為の方法ではあるけれど、何も生まない。


 そうやって日々を大切に子供と暮らしていると、沢山のことが伝わると思う。何よりも、君のことが大切で、いつまでも見守っているよと感じてくれていると思う。


 今でもいい歳をして「大好きだよ」と言ってしまうことがある。すると娘は「私も」と答えてくれる。


 これからも一緒にいられる時間を大切にしたいと思う。