4/17に、ケンブリッジ大学の研究チームが、地球から124光年の太陽系外惑星で、生命存在の痕跡かも知れない気体を検出したと発表した。宇宙望遠鏡で、生命活動に関連してのみ生成されるとする二つの気体の存在を確認したという。さらなる研究と科学的検証、議論に期待したいところだ。

 昨年、米航空宇宙局NASAにより、木星の衛星エウロパでの生命の痕跡を求めて探査機エウロパ・クリッパーが打ち上げられた。木星はガス惑星だが、エウロパは氷の下に海が広がる海洋惑星であると言われている。大きさは月より少し小さいが、生命が存在する可能性があるため、2030年の到着、観測が待たれるところだ。


 人類は、地球外生命体の存在を期待を込めて求めてきた。科学的な興味もさることながら、私た地球人は広い宇宙の中で孤独な存在かも知れないという寂しさと、もし他にも存在するのならどういう環境で、どういう形態、生態なのだろうかと興味は尽きない。そして最終的には、文化的な交流ができないのかというところまで。

 今回のケンブリッジ大学の発見を受けたニュースのなかでインタビューされた子供は、「目と足が3つで、腕が両側に3本ずつ!」と答えていた。僕たち世代では、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』で表現された、タコの様な火星人を思い浮かべてしまう。


 いずれにせよ、確定したことはまだ何もない。にも関わらず、『可能性』があるだけで大きなニュースになり、僕たちの期待も膨らんでゆく。


 微生物で構わない。早く知りたいものだ。