青森県でも桜の開花が近づいている。弘前公園では4/16、青森市の合浦公園では4/18の開花予想である。下北半島、むつ市の早掛沼公園では4/19。開花から3〜5日で満開となり、その後は桜吹雪が楽しめる。


 そんな中、弘前公園では、園内のおよそ260基あるベンチの塗り替え作業が行われた。毎年、塗装工業会のメンバーがボランティアで行っているもので、今年は7〜8日の2日間で、延べ約60人で作業をした。

 昭和59年から始まり、もう42回を数える。地元の桜祭りに誇りを持ち、訪れて下さる皆さんに園内を散策する折に気持ち良く利用してもらおうと行っている取り組みだ。

 傷んでいる部分はヤスリをかけ、刷毛(はけ)で塗料を塗り、そして注意喚起の為にテープを羽交(はが)いにかけて貼り、一基が完了する。それを延々とこなしてゆく。

 地元では各テレビ局が取り上げて報道しているが、観光で他県から来られる方々はそういう奉仕活動を毎年行っているなんて知る由もないだろう。それでも行うのは、まさにおもてなしの気持ち以外の何者でもない。隠れたおもてなしに頭が下がる。


 園内の至る所にあるベンチだが、訪れる客も多いのでタイミングよく空いているとは限らないが、今年も座って一休みしたいと思っている。


 塗装工業会の会員の皆さん、いつもありがとうございます。