昨日、青森県下一斉に小学校の入学式が行われた。その他、高校でも行われたと聞く。市内を車で走っていても、ちらりほらりと親御さんとお子さんが見られた。おめでたい日にふさわしい綺麗な服装が視界に入ってくる。


 今、ランドセルは沢山の色が売られていて、価格帯も高いものから手頃なものまで揃っているように感じる。娘の時には10万円近かったような記憶がある。8万円位だったかも知れないが、やけに高いなと感じたことを覚えている。

 同じように、中学生からの学生服やセーラー服。基本的には三年間着られるような丈夫さを求められる為にしっかりとした造りだが、体操着やら何やらも揃えるとかなりの金額になる。

 新しい門出ではあるものの、単に嬉しいだけでは済まない現実も当然ある。それだけの金額を準備するのは大変なことで、下手をすると何かを我慢したり、知り合いや親戚のお下がりを使って凌ぐこともあるだろう。

 弘前市で、支援活動を行っている団体がある。『みらいねっと』では、年に数度回収の機会を設けて、ランドセルや体操着、果てはスキーのセット(板、靴、ウエア)からおもちゃまで、幅広く提供を呼びかけている。そして、提供されたものを年に数度、広いスペースに一斉展示する。サイズ毎に並べたりするなど、心配りも万全だ。

 こういった取り組みが当たり前のように行われ、誰でも恥ずかしがることなく利用できるようになれば素晴らしいことだと思う。


 東京でも入学式終わりの子供にインタビューをしているニュースが流れていた。最後に映った男の子は、「友達1000人作るぞ!おぅ!」って言っていた。


 何とも微笑ましく、守りたい笑顔である。