言葉は時代によって移り変わると言われるが、冗談めかした表現は10年単位くらいで出てきたり消えたりする。その時その時が最先端だった。

 ん?なんの話だろうと思われるので、昭和の時代で具体例を挙げてみよう。


・インド人もびっくり

 おそらくだが、カレールーか何かのCMで、ターバンを巻いたそれらしき男性が、あまりの美味しさに思わず口にした言葉。驚いた時に使う。

・耳がダンボ

 あまりにもびっくりする話や、とても興味のある話が語られる時に使われる。

・インディアン嘘つかない

 元ネタは分からないが(もしかしたら映画?)、会話の相手にうさん臭いと思われそうな時に使う。僕達子供は、『インディアン○○拭かない』ともじっていた。

 その他にも、『そんなバナナ』や『冗談はよし子さん』、『余裕のよっちゃん』、『許してちょんまげ』などなど。


 また、テレビ番組から出てきた言葉もあった。谷啓氏の『ガチョーン』や巨泉氏の『ゲバゲバ』、桂三枝師匠の『いらっしゃ〜い(関西弁)』などなど。


 おまけと言えば何だが、津軽弁からも。

・がっぱ味噌

 味噌樽をひっくり返してしまう事から、取り返しのつかないこと。『覆水盆に返らず』。

・ほんず内閣総理大人

 『ほんず』は津軽弁で理性や賢さ。つまり『ほんず無い』+『内閣総理大臣』の造語。とてつもなく馬鹿という事。


 昔々、ジャッキー吉川とブルー・コメッツの『ブルー・シャトウ』という歌の言葉尻に文字を加えて歌ってたなぁ。


🎵 森と(んかつ)泉に(んにく)

   か〜こ(んにゃく) まれて(んぷら)

   静かに(んじん) 眠〜る(んぺん)

   ブルーブルーブルー・シャトウ 🎶