昨シーズンは極端に雪が少なかった。降っても家の壁に寄せて片付けるだけで良く、また何日か暖かい日が続くとそれさえも溶けてしまう。こんな冬が続けばいいのにとご近所さんと話していた。

 ところが今年は全国ニュースにも載る程の豪雪被害。裏に持って行って積み上げるのも限界で、その上膝の痛み。辟易している。

 そんな中、家の前の通りに除雪が入ったのはありがたかった。深夜1時から3時過ぎまでかかって片付けてくれた。例年、夜通し動くブルドーザーの音で眠れないと思うものだが、今回ばかりは嬉しくて障子を開けて少しずつ綺麗になる様子を眺めていた。


 僕たちが休んでいる普通の生活リズムに反して仕事をされている方々は意外と多い。毎年お正月になると思うのは、スーパーや飲食店の休業日である。

 10年前までは元旦も営業するお店がほとんどだった。4〜5年前からは元旦だけは休んで2日から営業するお店が増えた。2〜3年前からは3日からの営業とするスーパーも現れた。

 子供の頃は、元旦、2日の休業は当たり前で、中には3日も休むスーパーもあった。飲食店は3日まで休みで、家庭で全て済ませるのは当たり前の事だった。


 僕が思う良いサービス企業の条件は、元旦から営業していることでは決してない。利用者である我々が便利であれば良いというのはお門違いである。


 社員の厚生を考えて、きちんと休業できるのが良い企業である。