一昨日の朝のワイドショーで、バレーボール男子代表の髙橋藍選手のトークショーのニュースが流れた。化粧品ブランドKOSEのキャンペーンキャラクターを務める彼のトークショウのようで、最後には来場者とツーショット撮影を行うとMCが伝えると、唇を震わせて涙を流すファンもいた。
悔しい結果に終わったパリオリンピックの準々決勝から数週間。今季からSVリーグ1部のサントリーでプレーする、日本の誇る若きアウトサイドヒッターの人気は凄まじい。身長は188cmで甘く端正なマスク。女性ファンが多いのは当たり前である。
かく言う私も、強烈なサーブのみならず、レシーブ、セットアップまで専門職のレベルでこなす器用さも相まって大ファンである。特にレシーブは『もうひとりのリベロ』と称されるほどだ。
こう言う話をしていて思い出されるのは、ミュンヘンオリンピックの金メダルメンバー、嶋岡健治さんである。身長185cm、優しく甘いマスクで、女性ファンの心を掴みプリンスと呼ばれた。登録ポジションは世界一と云われた猫田さんの控えのセッターだったが、高身長でアタッカーもこなし、ブロックに跳び、サーバーとしても強烈なドライブサーブを得意としたオールラウンダーである。
彼がコートに立つと、ワーキャーの雨あられで、審判の笛が聞こえづらくなったりもした。バレーボール専門誌の表紙も飾り、随所で注目された。
現役引退後もバレーボール界に携わり、後年は日本バレーボール協会の要職を歴任し、最後は会長を務めた。
当時の選手たちを思い出すと懐かしく、叶わぬ夢だが、またあの試合を観たいと思ってしまう。
髙橋藍選手はSVリーグ開幕戦で、西田選手が所属する大阪ブルテオンと対戦。何とフジテレビが生中継する。他にも小野寺選手、山内選手、リベロの山本選手も見られるはず。10月11日18時50分からで、一週間前の録画予約を忘れないように、スマホのスケジュールに10月4日で登録済みである。