身代わり観音おびただしい古墳に囲まれた小さな田舎町 昔々戦の世 焼け落ちた寺の跡地から 輝く光が生じ 掘り出すと観音像が現れ その手が光っていたという それがこの地の名の由来だろうか 瀕死の重傷を負った娘の代わりに 刀傷を受け命を救った そんないわれもあるこの仏像には めったに会うことはできない 次の開帳の果たして生きているだろうか・・・ 満開の桜 一日でも長く眺めていたい その奥には春日社 教科書には載らない小さな古話