今回は私の税理士受験歴をお伝えしたいと思います。意図としては学歴なし、かつ落ちこぼれサラリーマンだった人でもなんとか合格できることを伝えることです。
税理士を目指したわけ
①手に職をつけるため
実は私、下でも書く通り、大学生の時に受験してから社会人になって数年経ち勉強再開してます。大学生の時、リーマンショックがあり、周りの先輩が就活に大苦戦してました。また、私は大学受験を失敗しており、入学した大学は有名大学ではないです。就活開始する寸前にとある社会人の方から、仮に運良く有名事業会社に就職しても、君は学歴がないから学閥等の関係でリストラされると言われ、会社に依存する必要のない、手に職をつけた人間になりたいと思うようになりました。
そして大学の生協にあったTACの税理士のパンフレットをなんとなく手にして、英語 X 税理士は国際税務できるなんてことが書いてあり、大学で専攻した英語と税理士を掛け合わせ、英語ができる税理士になれば価値があるのではと漠然と思い始めました。
②事業会社で明るい未来を描くことができなくなったため
新卒で事業会社に入ったあと、税理士試験の勉強を中断します。事業会社一年目は成績も伸ばせ栄転もでき、このままサラリーマン生活でもいいかもと思ってました。しかし、人生は甘くなく、栄転先で仕事の歯車が全く噛み合わず、色々‥色々あった結果、事実上、会社内で明るい未来を描くことが不可能になりました。またほぼ友人のいない東京で精神的にかなり追い込まれてしまい、後にも先にも、この時は本気で生きるのに疲れたと思いました。
このままでは仕事を失い路頭に迷うと思い、やはり税理士を目指した方がいいと決断し、勉強を再開することにしました。
受験記録
2011年 簿記合格、財表合格
大学三年の夏から就活をしながらの勉強でした。就活との両立のため、隙間時間でひたすら勉強をするスケジュールで、面接会場の近くのカフェで面接の時間まで勉強したり、新幹線で日帰りで面接から帰ってきて、リクルートスーツでTACの夜の講義を受けたりしました。
ちなみに就活は税務専門雑誌の出版社の新卒募集があり、そこの従業員の方は税理士を受験する方もいるとおっしゃってたので、そこが第一希望だったのですが、東日本大震災があり募集が急遽無くなり、税務とは無縁の事業会社に内定を頂けました。
2012から2014年 受験中抜け
簿財を合格して事業会社に内定出てる状況でしたので、その内定を辞退して受験専念したいと両親に言ったら父親に、クライアントになる事業会社で働く経験を積んでから税理士の道に進むかやめるか決めてもいいのではと言われ、事業会社に就職し、受験を中抜けしました。前述の通り、事業会社の期間は人生で最悪の期間でいい思い出が全くありません。ただ、事業会社の内情を知れ、また○ぬほど辛い時期を過ごせた(後にも先にもこれ以上辛い経験はまだしてません)ので大概のことはまあなんとかなるだろうと思えるようになりました。笑
2015から2016年 転職し法人税 記念受験
税理士を再び目指すにあたり、国際税務のできる中規模の会計事務所に転職しました。その事務所で税理士試験を再開することとなりましたが、未経験で何がなんやらとなり多忙でほぼ記念受験でした‥
2017年 法人税不合格 B判定
この年はまあまあ時間が確保でき勉強できたのですが、理論で覚えきれなかったcランク理論がガッツリ出て不合格でした。
2018から2020年 再び受験中抜け
この期間に勤め先の会計事務所で昇格したことにより仕事が再び激務となり、受験しませんでした。ただ、この期間に勤め先の会計事務所を代表して海外で開催される会計事務所のアライアンス会議に出たり、採用面接もするようになり、黒歴史の事業会社時代にはなかなかいだけなかった仕事の楽しさを見出せるようになりました。
2021年 法人税不合格 57点
税理士なくてもいいのかなと思ったりしましたが、税理士ないのに昇格していることを批判されたりしたのをきっかけに、会社内外で信頼される専門家になるにはやはり税理士の肩書をとらねばと再起しました。また結婚や子どもが生まれたことによる危機感も加わり、仕事をセーブしたいと会社に言えるようなり、勉強再開しました。模試もA判定で答練も上位15%を維持したのですが、57点で不合格でした‥不合格通知を見た日はやけ酒をして、次の日の夜は宅配ピザ、さらに翌日夜は回転寿司をやけ食いしました‥![]()
2022年 法人税合格
子どもがいるなか、受験しました。1人目の子ども誕生で勉強時間の捻出が難しくなったことから、早朝に会社下のスタバに行き勉強したり、子どもの寝かしつけをしつつケータイのデジタル教材の理論マスターで勉強したのを覚えています。子どもがいるということが試験に落ちないようにせねばという緊張感に繋がったのはよかったと思ってます。確かこの年は前年より理論の問題量が増えて試験が終わったあと、半端ない疲労感がありました💦
2023年 国税徴収法合格、消費税不合格 49点
法人税合格したあと、残り二科目の税法を大学院免除しようと考えました。ただ、大学院の生活の話を聞くと、両親が近くにいなく私も妻も共働きで子持ちの状態では両立できないと思いました。それであればある程度は自分のペースでできる試験勉強のほうが良いと思い、官報合格を目指すことにすることにしました。国徴の受験日前日に夢にTACの国徴の先生が出てきて合格できるかもと思いました。笑
2024年 消費税合格で官報合格
2023年の本試験後、直感で国徴は合格で消費は不合格かと思い、また、消費税は2024年の本試験からインボイス制度の導入が予定されていた為、年内上級演習コースを受講していました。予想通り、2023年では消費税は不合格だったため、年内からインボイス関連を先取りして勉強進められたのは有利に働きました。
また、2023年の本試験後に転職したため、新天地で初めての受験でしたが、家族や職場の方の協力でなんとか合格することができました。
その他
勉強復帰してからはstudyplusやx(旧Twitter)で切磋琢磨できる受験仲間を作ることができたことが良かったと思います。自分よりも大変な環境で勉強されている方もおり、負けてはならないとモチベーションもらっていました。また、勉強に対する心が折れかかった時に励ましてくれる方もおり、SNS上でのつながりを作れたおかげでモチベーション維持できたと思っています。この場を借りてありがとうございますと言いたいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます🙇特に今回は役に立つ話もないかもしれませんので、申し訳ございません‥
次回は試験全般で失敗したこと、逆にこれはやってよかったこととかを書く予定です。多分次回か次次回くらいでブログは最後になります。
