昔、私からすると相手の意欲や情熱、それを元にした行動の粗がどうにも目に入って来る人がいました。

余計なお世話だと自分に強く言い聞かせて、ぐっと我慢をしていたのですが、私には悪く見える所を伝えたくなりましたし、もっと現実的に上手くやれる方法があるのにとモヤモヤしていました。

 

「我ながら姑っぽいし、おかしいな~。」と思って、ホロスコープのチャートを出して相性を確認してみたら、私の土星と相手の火星が綺麗に合になっていたのです。

 

それで、「ああ、それで相手の情熱やそれを元にしたアクションに、首根っこを引っ掴んであれこれ言いたくなったんだな~。重くて大きな石を置きたくなるような感覚があったんだな~。」と理解しました。

 

その相手とはそのまま距離を置く事を選んだのですが(一緒に働いているとかそう言った関係では無かったので離れるのは簡単でした。我慢していてもうっかり酔った拍子にお説教とかをしそうで嫌だったのです。)、この相性を上手く活かせる関係もあると思います。

 

私なりに考えてみると…。

 

土星を個人天体に乗っけられる側が「ちゃんとしたいから駄目な所があるなら駄目だと言って欲しい。」「自分を鍛えて行って欲しい。」と望んでいる。+土星を乗っける側が上のポジションで相手をしっかりと認めて尊重出来る+と言った関係ではないでしょうか。こうした関係なら、土星を乗っける側が師匠や先生ポジションになって乗っけられる側を上手く鍛えてあげる事も出来そうです。

 

まあ、土星を乗っけられる側の意思は大事ですよね~。

 

「ちゃんとしたいから駄目な所を教えて欲しい。」「自分を鍛えて欲しい。」と言う意思が全然ないのに、土星を乗っける側がアレコレ言っても煙たがられるだけ、目の上のたんこぶとして扱われるだけと言う可能性も充分あるでしょうし。

 

そして、土星を乗っける側が上のポジションで相手をきちんと認めて尊重出来ると言うのも大事でしょう。

 

やっぱり、肩書や年齢がずっと上の人のお説教なら真剣に受け取って今後に活かせても、そっくり同じことを年下の後輩君に言われたら「生意気な奴だな。」「俺を馬鹿にしているのか?」とムカついて終わってしまうなんて事は有り得ますからね。

 

加えて、土星を乗っける側が乗っけられる側を一切尊重したり、認めないで「きちんとしろ。」と強く締め付け続けていると、下手をすると相手を潰してしまう事だって考えられます。

 

例えば、全然自分を認めてくれないし、尊重もしてくれない超厳しい上司とマンツーマンで年単位で働く事になったら、初めの頃は頑張っていても徐々に「もう無理かな…。」と言う思考になったとしても不思議ではないですよね。

 

これはあくまで例えですが、そんな感じです。

 

「相手の個人天体と自分の土星が合になっているけれど、向こうが何を考えているかなんて全然分からないぞ!?」と言う場合は、一先ず相手を尊重をすると言うのを忘れないようにしましょうね。