冥王星のあるハウスの解説シリーズの第2弾です。

 

今回は冥王星が4ハウス・5ハウス・6ハウスにあった場合を説明します!

 

  4ハウスの冥王星

 

4ハウスに冥王星があった場合は、家庭環境が極端になりがちです。

 

お父さんやお母さん、親代わりの方が個性的な人間で育てられて行く際に、極端な扱い(例えば、一から十まで言う事を聞かせようとして来たり、逆に全く干渉して来ないで放置されたり等)を受けて来たかも知れません。

 

何か特殊な家柄に生まれて来たり、自分の家の事情が人生の大事な選択に絡んで来たりする事も考えられます。

 

また、このハウスに冥王星があると、自分が心からホッとして過ごせる事を強烈に求める可能性もあります。

 

実際にこうした願望があるのであれば、そちらを上手く満たせると良いですね。

 

(ただ、自分が新しく作った家庭を徹底的に思い通りにする事で、自分の気持ちを安心させようとすると、そのメンバーを苦しめてしまいかねないので注意しましょう。)

 

加えて、4ハウスに冥王星があると自分の住む家に関して極端な現象が起きる事も。

 

例えば、これから移り住もうとしていた家に突然住めなくなってしまった…。なんてケースもあります。

 

  5ハウスの冥王星

 

5ハウスに冥王星があると、歌やダンスをしたり、演劇の世界に飛び込んだり、曲を作ったり、文章を書いたりする事などで、自分を表現して行く事を非常に求める可能性があります。

 

そして、その表現する内容もマイルドな物ではなかったりするのです。

 

ディープでダークで刺激が強く、その表現に激しく惹き付けられる人達はいるけれど、見たくないと思ってしまう人達もいる…。そう言った過激な表現になる傾向があります。

 

また、このハウスに冥王星があると、ワクワク・ハラハラするような事に強烈にエネルギーを使いがちだったりします。

 

それは悪いとは言いません。自分が興奮するような事に思いっ切り取り組む事で、ストレス解消に繋がったり、心が潤う事だって考えられます。

 

しかし、自分の人生に支障が出ない範囲に収めるように充分注意して下さい。

 

例えば、ギャンブルにのめり込み過ぎて、高額の借金をしてしまうなんて事にならないようにしましょう。

 

更に、この配置だと恋愛においても過激になりがちだったりします。恋した人にどっぷりと嵌り込んで、自分の何もかもを賭けて、ぶつかって行ったりするケースも!

 

お相手はその打算や保身のない強烈な恋愛感情をしっかりと受け止めて、同じ位の感情の熱量を返してくれるタイプの人が良いかも知れませんね。

 

  6ハウスの冥王星

 

6ハウスの冥王星だと、働き方が極端で過激な物になりがちです。

 

「プライベートも何もかも投げ打って働く事が最優先!徹底的に幾らだって何時間だって働きたい!自分が燃え尽きるまで働こう!」と言う感じになったり、逆に「いや、もう全然働く気になれない。一瞬たりとも労働なんてしたくない。当面、ゴロゴロしていたいし、何もしたくない!」と言う感じになったりするのです。

 

端から端まで触れがちと言うか、この配置を持っている本人も悩んでいたりされるかも知れません。

 

ただ、この6ハウスが冥王星の人間が徹底的に働くモードになっていた時の雇い主はとても助かったのではないかなと思います。

 

また、この配置は本気で「絶対にこの職業で働きたい!」「この職業なら自分の人生を賭けられる!命懸けで頑張れる!」と思えるような仕事に出会うと、凄まじいパワーを発揮して必死で努力に努力を重ねて、その筋のプロの中のプロ的な存在になる事があります。

 

なので、この6ハウスの冥王星の人でどんな仕事で働きたいかはピンと来ていないけれど、「どうせ働くなら凄腕のプロになりたい!」と言う場合は、普通とか常識的はと言う考え方は一旦捨てて、自分の本音(自分が本当にやりたい事はなにか、誰の為に何の為に本気で役に立ちたいと思えるか等)と向き合ってみるといいでしょう。