相談
ある日、直属の上司が体調不良で長期休暇を取る事になりました。
ちょっと立て込んでいた状態でしたので、関係者は大困惑・大混乱。
幸い、上司の上司である部長がいらっしゃったので、責任者というものが居なくなった訳ではないのですが…
何分現場を必要以上に知ろうとしない方ですので、基本的な業務では思ったより影響がないのですが、トラブル等で難しい対処の件があったらどうなることやら。
必要以上に知ろうとしないというか、興味のある仕事にしかやる気を出さないというか。
口を出す仕事に関しては、最初から最後まで状況確認や相手先との連絡などを行います。
ええ、しつこいくらいに。
そのかわり、口を出さない仕事に関しては、誰が担当してるかさらには自社で取り扱っている事すら忘れる事があります。
部長 「これってまだ扱ってるんだっけ?」
…売上表に名前と売り上げ書いてあるのですが。
事前の会議で報告するように言われ、報告をしても
部長 「私にそんなことを言われても、知らないんだからわからないよ」
と平気で仰ってくれます。
こんな感じの方なのですが、この際贅沢は言ってられません。
他所の部署の上司と同じ立場の方も助け舟を出してくれるそうなので、全員がこちらのほうを頼りにしています。
その状況下で、部長が
部長 「私も現場を知らないわけではないので、何か困ったことがあったら相談してください。」
ととても頼もしい発言をしました。
かなり意外なことでしたので、みんなちょっとだけ期待することにしました。
その前に、何も起こらないことを期待していました。
が、そうそう話は上手くいく訳がなく。
翌日、現場ですぐに対応しかねる事態が起きてしまいました。
独断で動こうにも対策がわからなく、かといっていきなり部外者を頼るのもあまり宜しくないので、ちょっとだけ期待して部長に相談することにしました。
状況を報告し終えた後、部長がしばし考えを巡らせている模様。
淡い期待を持ってじっと待っていると、部長の口が動きました。
部長 「各自の判断で行動してください。」
期待したのが間違いでした…
朝礼
とある朝。
いつもより少し早めに出社してみると、早い時間の割には会社に来ている人が多い。
この時間なら、それほど人が来てない筈である。
それは、朝礼があるから。
出社時間ピッタリに始まるため、それよりも前に来ていないといけない。
いや、いなくても構わないのだが・・・朝礼中に堂々と入ってくる勇気のある人しか遅れないだろう。
会社によっては毎月、毎週、毎日など色々あると思うのだけれども、今回のは毎月の初めに行われる朝礼。
内容としては、新入社員の紹介や、前月の会社の状況、その他特別な話などがある。
この日もいつもの様にエライ人の一声で始まり、先月の状況についてのお話がしばらく続く。
数分話したところで、部長から具体的な数字が発表される。
部長 「それでは先月の状況を具体的に発表します。
まず、Aは目標○に対して実績◇、Bは目標△に対して実績×・・・」
これがずーーーーと続く。
印刷したシートを読み上げながら・・・
途中で電話がなるが、電話のそばにいる人が朝礼中ということで電話を切る。
すぐに外出しないといけない人が、話を聞きなが準備をしている。
その日、朝一番でお客さんに電話しないといけない人は時計を見ながらイライラしている。
部長はそんな事気にせずに必死になって読み上げている。
すいません、それメールで送ってください。
と誰もが思ったはず・・・
学生の間引きその2
他にも沢山似たような話があるのだろうが、とりあえずここまで。
●外資系大手コンピュータメーカーの場合
就職関連を取り扱う業者が学生に無料で配布しているガイドブックに会社案内を掲載。
巻末に申し込み用の葉書も添付。
詳細は資料請求をしてくださいとの記述がある。
実際に申し込みを行うと、企業から資料などが届く。
しかし、学校によって内容が異なる。
・有名大学の場合
採用活動は9月からしか行わない旨の通知と、正式な申し込みの案内が届く。
・その他の学校の場合
子会社の採用情報と、その会社に対する申込書が届く。
9月から正式採用を行うとの説明は一切無い。
本社の採用情報も一切通知なし。
また、上記とは別の子会社の採用方針は
文系:営業
理系:技術
の選択肢しかない。
ただし、現職の営業担当が理系出身。
学生の間引き
就職活動中には、いろいろな学校の人達が色々な会社を訪問する。
学校で学んだ事を活かして働いていこうとする人がいれば、それまで縁の無かった事柄に関する仕事をしたいと思う人もいる。
会社側も即戦力とまではいなくても、すぐに成果を出せそうな人を欲しがったり、全く経験がなくてもやる気や素質がありそうな人を欲しがったりする。
お互いの思惑があって、その上で双方の利害が一致した場合に晴れてその会社の一員となる。
ごくごく当たり前の事である。
企業は効率よく欲しい人材を求めるがあまり、学生のチャンスを潰す様な事をすることもある。
面接をする・履歴書を見るなどを行わず、本人とは一切面識の無いまま学校や学部だけで採用対象
から外す。
今はどうかはわからないが、数年前まではよくあることだったのだ。
●某データベースメーカーの場合
自社主催の展示会に学生を招待。
招待状が届いてなくても3名までは友人紹介ということで参加可能。
展示会会場の特設スペースにて学生向けの説明会を行い、募集要項や会社の紹介。
説明会後のアンケートにて「今後の採用ステップに進みたい場合は連絡先を明記してください」との記載があり、学校・学部等に関係なく希望者には連絡を行うとの内容。
しかし、実際には名前の通った学校の生徒にしか連絡を行っていない。
後日の説明では、技術の募集だったために理系の学生にのみ連絡を行ったとの事。
採用活動の連絡があった学生は社会学部・経済学部などの学生もいたのだが、これはその会社では理系との認識らしい。
ちなみに連絡の無かった学生にも経済学部などがいた。
新入社員の主張
就職活動の時期は合同セミナーや会社セミナーなど色々なものが開催される。
当然私もいくつか参加した。
合同セミナーでは他の企業の目もあるのか、当たり障りの無い説明ばかりだったりするのだが、企業別の会社セミナーでは会社の個性が出たりする。
とある会社の説明会に参加した時の事。
会場に入ると名前の確認を行い、説明会で使用する資料を手渡され空いている席に座る。
しばらくすると会社の人事や役員方々が会場入りして説明会が始まる。
と、ごく普通の説明会の始まり方ある。
内容の方も
会社沿革
事業概要
募集職種の説明
各職種の説明
など極々普通の内容だった。
最後に新入社員の話というのがあるらしいが、これも大して珍しくない。
そして、その新入社員の挨拶の時。
人事 「それでは、今年入社した社員から我が社について話をしてもらいます。
特に何を話せとかの打ち合わせをしていないので、私もどんな話をするのかは知りません
それでは、どうぞ」
との前フリの後、紹介された新入社員の女性の方がしゃべり始めた。
新入社員「みなさんこんにちは。今日は長々とつまらない話を聞かされて窮屈だったでしょう(笑)
私も就職活動の時は、前置きはいいから試験と面接をしてくれと思っていました。
私は今皆さんの前でこうやって話しておりますが、実は就職活動をしている段階では、
この場にいる予定はありませんでした。
というのも、この会社は第一志望でも何でもありませんでした。
他の志望候補から内定を頂けなかったので、この会社に入る事になりました。
でもそれは今更どうにもならないので、諦めて働いております。
早く力を付けて、志望していた会社に転職したいと思っていますので、
皆さんが入社されてもあまり一緒に働くことは出来ないかもしれません。
でも、この会社も悪くはありませんので、入社したいと思う方がいらっしゃるのなら
その選択は間違ってはいないと思います。」
大体このような内容だった。
話している間、ちらっと人事の方を窺って見ると、苦笑いしているようだ。
会場にいる学生の方の反応は、明らかに引いている人、苦笑いしている人、笑いをこらえている人。
大体この3種類のようだ。
ちなみに私は・・・
お姉さま!私はお姉さまに付いて行きます!
とまでは(ちょっとしか)思わなかったが、
カッコイイ!
とは思った。
事前に関係者に内容を伝えてあったとしても、役員などがいる前であそこまで思った事を言えるのはすばらしいと思う。
実際、話しの振り方をみると事前に人事の人が大雑把な内容を知っていたとは思う。
でも、細かいところまでは聞いていなかっただろうから、あの反応をしたのだろう。
概要を知っていたとしても、それを許可して話させるというのは会社の雰囲気がギスギスした物ではないという事だろう。
下手にヨイショ的な事を話させる会社よりもよっぽど好感が持てる。
それにあのような内容の話を突然されて、引いちゃうような冗談の通じない人よりも笑って気いてられる余裕のある人を欲しがっていたとも感じる。
思い過ごしかもしれないが、こんな印象を持った。
呼び出し
コピーの使い方を教わって数週間が過ぎた頃のお話。
社長の知り合いの方Aさんが、うちの会社の会議室を使って就職活動生のセミナーみたいなものを行う事になった。
知り合いの方は学生の就職に関するオシゴトをしている方だったのだ。
当日、午後の早い時間からその方と学生4・5人ほどが来社して、社長と軽く挨拶をした後にそのまま会議室に入っていった。
その後数時間、会議室を貸しきって色々な話をしている。
・・・らしいが参加していないのでどんな話なのかはナゾ。
と、突然社長が会議室から出てきてキョロキョロと辺りを見回す。
誰か探してるのかな仕事の手を止めてとじーーと見てると、目があった。
やばっっと思って目を逸らそうとしたがしたが、なぜかこっちに向かってくる社長。
社長 「君、今時間作れるかな?」
なんか嫌な予感・・・
新入社員が時間作れないほど忙しい事など無い。
あまり良い事ではなさそうなのだが、断る理由などないのであった。
私 「はい、大丈夫です」
社長 「じゃあ、あと10分ぐらいしたら、会議室に来てくれるかな」
私 「10分後ですね、わかりました」
と言い残してすぐに会議室に入ってしまった社長。
なにがあるのか説明を聞く事無く、ただ時間を待つ事になった。
何が起こるのか知らない状況で待つというのは意外と心地よいものではない・・・
10分後、恐る恐るノックをして会議室に入る。
学生さん達はノートを広げて座っていた。
色々メモをした形跡がある。
社長と知り合いの方は学生の対面に並んで座っている。
私は社長の隣の席を勧められたので、おとなしく座る事にした。
Aさん 「えー、今日はこれまで色々な話をしてきましたが、ここで実際に入社して
間もない方に聞いてみたいこともあると思います。
今回は4月に入社したばかりの方に来ていただきましたので、色々質問をしてください。」
え?
そんなことを突然言われても。
しかし、こっちの動揺とは関係なく質問をしてくる学生さん達。
「お昼ってどうしているんですか?」
「初任給もらった時ってどんな気持ちですか?」
「入社してすぐってどんなことするんですか?」
当たり障りの無い内容なので、即答で返せるものばかりだった。
安心して答えてると、Aさんが一言。
Aさん 「私からも一つ、社内でして苦労したことって何かな?」
恐れていた漠然としてる質問が来た・・・
何が苦労って、すべてが苦労の連続なんですが・・・
今この時も苦労なのですよ・・・
なんて言える訳がないので、当たり障りの無い言い回答をしないといけない。
実務内容の回答しても同業予定の学生さん以外には意味が無いし・・・
しばし考えて、ふと閃いた。
私 「慣れない事ばかりで苦労の連続ですが、特に苦労したのはOA機器などの使用方法です。
オフィス用のコピー機とか、最初は日常で使用しないものが多いので困りました。
先輩達も苦労したと言っていましたが、当たり前のことなので教え忘れると言っていました。」
この前苦労したばかりだし。
するとAさん。
Aさん 「あー、なるほど~。確かに慣れてしまえば当たり前だけど、あまり説明しないからね。
確かに4月はコピー機の前であたふたしてる人がいるな~。」
と感心している模様。
学生さんも「なるほど~」といった感じの様子。
Aさん 「こんどうちでも新人講習に入れておこう。」
と好感触の回答だったようだ。
そんなこんなで、質問タイムが終わり、会議室から退出。
結局悪いことではなかったが、心臓には悪かった。
でも、こういう事の積み重ねが社会勉強になると言えるので、むしろ良い事だったのだろう。コピー
まだ新入社員で入社して数日しか経っていない頃。
夕方ごろ来客があり、上司が会議室で対応してた。
しばらくすると、上司が会議室から出てきて、手に持っていた冊子を私に差し出し、
上司 「これのコピーを2部とってくれるかな」
との指示。
コピー機は学生の頃から使っていましたが、プリントのコピー程度にしか使用していない。 当然、原稿置いてボタンを押す以外のコピー機の詳しい使い方を知らなかった。
オフィスにあるコピー機はコンビニにあるものよりも高性能なもの。 当時はまだ見た目以外の違いなど解かる訳も無いのだが・・・
冊子はB5の30ページ程度の簡易製本した物。 とりあえずページを開いて2ページをまとめてコピー。 学生の時と同様、特に設定などを行うこともなくそのままコピー開始。
すると、馬鹿でかい紙で印刷されて来るではないか! B52ページなのでB4になるはずの所、用紙が無かったのでA3として 出力されてきただけなのだが、なぜでかくなっているのかは当時の私に解かる訳も無く。
さすがに困って周りを見回しましたが、先輩方は出払っていて誰もいない・・・
うーむ・・・
仕方なくそのままコピー!
出来上がった大きな紙をそのまま持って行った。
すると、でかい紙の束を見た上司は少し戸惑った顔で 「ちょっとでかいな・・・小さくしてくれるかな」
小さく・・・
とりあえず言い機能はないかとコピー機のタッチパネル上のボタンを見てみる。 すると「縮小」というボタンを発見。
ぽちっ!
・・・
・・・
お、なんかいっぱい出てきた。
A3→A4とかB4→B5とかあるぞ。
良く判らんが、小さければよいからA4!
うぃーーん!
原稿が紙の真ん中にあり、回りは空白だらけのA4用紙が出力されてきた。
原稿は読めるけど、なんか汚らしい・・・
A3→A4を選択したので用紙サイズが微妙におかしいだけなのだが、上司を待たせている というプレッシャーからプチパニック。
ふと、あるものが目に入った・・・
困った私の取った行動・・・
さっきのやつ、真ん中から切っちゃえ~
ざっくんざっくん。
ペーパーカッターを使って半分に切って、それを会議室へ。
すると、明らかに切った後のある束を見た上司は引きつった顔で
上司 「・・・ありがとう」
とりあえず受け取ってもらえたので一安心。
・・・だったのだが。 お客様が帰った後、上司に呼ばた。
上司 「君、コピー機の使い方って誰かに聞いてないの?」
私 「はい」
上司 「そうか・・・じゃあ明日にでも誰かに教えてもらいなさい、話はしておく」
私 「わかりました」
と言う事で、次の日に先輩からコピー機の指導・・・
初めてコピー機の正しい使い方(基本的な使い方とも言う)を覚えることができた。

