なぜ初受験科目に簿記論を選んだのか?

 

会計科目と税法科目を合わせると11科目もあるのなかでなぜ簿記論を税理士試験の初受験科目に選んだのか整理しました。
自分なりに調べて悩んで選んだ経緯をまとめる意味も込めて書き綴ります。
 

 

初学者は会計科目から始めるのがセオリー

会計科目から合格を積み重ねるのが税理士試験のセオリーだとよくネットで見かけます。その理由は、

 

  • 会計科目は合格必須科目
  • 簿記論と財務諸表論が各税法科目の基礎となっているから
  • 税法科目に比べてボリュームは少な目(ミニ税法などの例外あり)

 

つまりまとめると

 

  • どうせ合格しなきゃいけない科目で基礎となる内容だから後々楽になる

 

法改正の影響がほとんどない

会計科目は法改正の影響がほとんどありません。税「法」科目じゃないしね、会計科目だもんね。

結局のところ簿記論は計算のやり方、財務諸表論は財務諸表の書類のまとめ方の科目だからということ。

 

最近だとインボイス制度の導入で消費税界隈の人の悲鳴を聞くことが増えました。

そう考えると気が少しでも楽になるよね。

 

 

学習費用が少なくて済む(コスパ)

養成校の受講費用を見ると会計科目の方が税法科目に比べて安く済む場合が多いです。

 

どうせ税理士になるには税法科目も合格しなきゃなので変わりないんですけどね。

30代で税理士になると目標を立ててるので、念のため撤退することもうっすら頭にいれてます。

 

私はスタディングで学習していますが、簿財セットが15%オフキャンペーンで5万1000円くらいでした。

簿記論だけで見ると半額の2万5000円くらいですかね?ちなみに合格するとキャッシュバック1万円あるとのことです。

 

そして必須科目なだけに受験する方も多く中古の問題集が多く出回っています。

法改正の影響が少ないと先ほど挙げましたが、別に最新の問題集でなくても良いということになります。

正直会計科目は多くの問題に触れて解法を身に付けるが大事だと思うので安く問題集が手に入ることはメリットです。

 

ちなみに受験者数の少ない科目、酒税とかになると過去問や問題集も少ないようです。

 

 

受験者数が急激に伸びている=受かりやすい?

玲和5年度から受験資格の緩和されて受験者数が伸びています。

特に会計科目は最初に受験する科目に選ばれる影響でめちゃくちゃ伸びています。

 

母数が増えるということは合格しやすくなるのでは?と能天気に思っていたりします。

上位から10~20%に入らなきゃいけないので、結局どうなのかなとも思っていますが。

 

残酷な話、自分より出来の悪い人が多く受験すれば合格しやすく、自分より出来の良い人が多く受験すれば合格しにくくなりますってことですかね。これは結局神頼みなのかな?

 

あとは母数が増えて合格者も増えるので、出来の良い人が合格していなくなる回転量が増えるので年を重ねるごとに楽になるという考えも浮かびましたが早く自分が合格しろよってなりますね。

 

 

数字が好きだから

今まで会計科目を選ぶ理由ばかり書いてて結局、簿記論と財務諸表論の2つのうち簿記論に絞った理由を書いてませんでした。

  • 12月20日から学習開始して同時受験は正直つらい
  • 数字が好きだから簿記論なら続けられそう
  • 最悪簿記論だけになっても就職で役立つ
12月開始の出遅れ組としては簿財同時受験はとてもじゃないけど難しいと思いました。初学者だしね。
欲張って簿財同時に学習を1週間お試しでやりましたが、頭が追い付かなかったです。
 
あとは数字が昔から好きでした。
学校の勉強でも数学が一番成績が良かったので計算100%の簿記論なら続けられそうと思いました。
でも実際は初めての簿記なので仕分けに苦しみます、知らない言葉で計算以前に意味を覚えるので苦しみます。
 
最後の就職に役立つっていうのは微妙ですけどどうなんでしょう。
簿記の資格っって大きく分けると3つだと思うんです、異論は多々あると思いますご容赦ください、
  • 公認会計士の短答合格
  • 日商簿記検定
  • 税理士試験簿記論
公認会計士資格は税理士登録も可能になりますし、受験資格の要件に短答合格も組み込まれているので上位互換ですよね。
 
日商簿記は受験資格の緩和前は1級合格が会計科目の受験資格になっていたので簿記論の方が難しく評価が高いのかなと思いきや今は受験資格が緩和されて1級所持してなくてもいいですし、合格率も日商簿記の方が低い状況です。簿記論の合格判定は上位〇%で決まるので参考になるかは分かりませんが。
 
ということで簿記論合格は正直ないよりはマシなのかなって感じで思っています。