曇り空、陽射しは遮られているが気温は上がってきている
陽射しがないだけでも随分と涼しい気持ちになる
今日もブルーベリーとトマトの収穫
よう採れる、ブルーベリーは保存場所をover
報道では「株価大暴落」の話題で持ちきりだ
今日は「×××円上げた!」と変わるんだろうな
だいたいおっしゃられることは同じ
”投資のプロは「長期、積み立て」を訴え、冷静な対応を呼び掛ける。”
”数十年先の日経平均は4万円より高いと考え運用を続けてほしい”
何を言っているかというと『株は上がり続けると信じて買い続けてほしい』ということである
キーワードは投資の王道「長期・積み立て・分散」
前提が「数十年後は今日よりも株価は高い」と漠然としているような気がするが皆が信じればそうなるんだろうな、きっと
さて、極単純なこと
相場には上げ相場と下げ相場がある
山登りと同じ、登ったら下る
登山と下山は違うルートになる
登山の途中の一時的な下り坂を「下山」と認識する人がいるだろうか?
今の相場はどんな状況だろう?登っているのか?下っているのか?
「世界同時株安」センセーショナルなタイトルだ
”一時、前週末比1200ドル超下落し、3万9千ドル台を割り込んだ。東京市場で日経平均株価が暴落した後も、アジア、欧州、米国と「世界同時株安」が進んでいる。”
”市場では、景気減速を食い止めるため、米連邦準備制度理事会(FRB)に早期の利下げを促す声が強まる。米ペンシルベニア大のジェレミー・シーゲル名誉教授は5日の米CNBCテレビで、FRBは緊急利下げするべきだと主張。”
なぜか?株価の下落を「景気減速=リセッション危機」と認識して利下げを迫る偉い人もでているそうだ
株価指標を下げさせないことが中央銀行の役目だと思っているのだろうか
他にも、値動き幅が大きいことが話題の中心にある
”これまでに最も大きかった下落幅は、終値ベースで、アメリカ株式市場が大暴落した「ブラックマンデー」翌日の1987年10月20日に記録した3836円48銭安で、今回の下落幅はそれに迫っている。”
これが下げ相場のなかでの下げ幅だったならば「暴落」という表現も間違えてはいないと思う
しかし現在の相場は下げ相場とは思えない
以下、チャートは昨日(8/5)終了時の値
(デジタル表示で見るだけよりも自分で描いてみるとよく分かる)
2010年〜TOPIX 月足
どうみても下げ相場ではない
年足でも当たり前だが今は下げ相場には見えない
年足をみると下げ相場はなんとなく分かる
皆が恐れている「バブル崩壊」
流れが変わり「登り」から「下げ」に変わった
1990年から2000年まで沈黙した
2003年から少し登ったあとに「俗称・リーマンショック」という下げが訪れた
キャッチフレーズは「100年に一度だったっけ?」
上げ相場の一時的な下落より、下げ相場の「暴落」の方が下げ幅は大きくなる
誰でも確認すれば分かることだと思う
つまり、この下げ相場の暴落前に「利益確定」することが上げ相場を取る人にとっては必須になるんじゃないか?
この上げ相場、下げ相場の判断は短い時間軸(スキャ・Daytrade・日足)の人も把握するべきことである
玉操作の仕方も変わるから当然だともいえる
これは他の市場でも同じ
人気のNASDAQ
誰でも明確な下げ相場は一目瞭然だ
2000年のインターネットバブル
月足
以後、周知の通り上げ続けている
NYダウ年足
「インターネットバブル」と「リーマンショック」で停滞(下げ)ているのが分かる
1993年〜月足
リーマンショック以降は他の市場とどうように上げ続けている
2009年〜月足
こうみるとどこにも「世界同時株安」という現象が感じられない
というよりも確かに下げ幅は大きいが脅威を感じる「下げ相場の暴落」ではないと思われる
大恐慌の時のアメリカのチャートと比較しても決して下げ相場ではないやね
あと四季報オンラインで見かけた明治から昭和初期の株式指標の乱高下
上げと下げがよく分かる
おそらくだけれどもこの上げ相場が終わって下げ相場に転換して「暴落」と呼ばれる下げ幅がでるとすると、今回の下げ幅よりもはるかに大きな値幅になると思うんだよね
きっと誰もが「もうダメやん」と思ってしまうような状況
誰かの励ましの言葉なんて届かない
『株は上がり続けると信じて買い続けてほしい』
投資の王道「長期・積み立て・分散」
なんて言葉がまるで無意味に感じる状況が訪れる可能性もある
兎にも角にも今は上げ相場であることには間違いないと思う