富める者に特権を | のんびり

のんびり

いろいろあるけれど、平穏無事に暮らしたい

予報通り雪が降っている

そろそろ最後の雪になって欲しいな

 

桜の蕾

 

世の中平等ではない、職種や企業規模によって賃金に差があるのは当たり前だ

 

なんか『格差』という言葉はそれが悪いかのようなイメージを連想させるように思う

賃金設定はその会社の内情で決まるものである、ことさら世間が「賃金格差」などど表現するするのも何か違うような気がする

 

 

色々とあるが偉い人たちは常に「富める者がも〜っと富めばそのおこぼれで全体、あるいは一部は潤う」という理屈で政策を実行してきているように思うんだ

その際たる方が竹中平蔵教授だ

とにかく改革を実行されてきた

 

その信念は未だ曲げることはない

現在の日本の問題点を指摘している

”なぜなのか。日本には本当の意味での金持ちがいないからです。”

 

その理屈が前提だと、とにかく「富める者をさらに富ませて本当の金持ちを作る」必要があることになる

これって実は鄧小平の先富論と同じことを言っているだけでなんら真新しさはないのではないか?とさえ思う

そして見事に失敗している

 

その失敗を税制の問題に転換しているんだな

認めなければ失敗ではない!

 

少し前までは「トリクルダウン」なんて説がもてはやされたな

「3本の矢」に「アベノミクス」

みんな流行り言葉だ

 

このHPの図が分かりやすい

 

転載させていただく

 

まさに富める者がさらに富んだ

 

それでは一般国民はというと…「自己責任」である。

さらに、富裕層や経営側は法律規定された「雇用の調整弁」である労働力(労働者)を利用することでより効率的な経営を推進している。

必要な時だけ雇用して、必要なくなれば契約終了。賃金は「生産性が低いから上げられない」である

 

現在をコメントを書き換えてみたの

 

結果としては下流・貧困層の増加。それを「自己責任」として受け入れざるを得ない世の中の流れ(それは政治家が作ったものであることも間違いない)

そんなこんなで少子化もさらに加速

 

そういえば鄧小平の「先富論」の肝は『富んだ者は下流・貧困層を助ける相互扶助の義務』であったと記憶している

 

日本では「富む者はもっと富むことが肝」であり、その結果として下層・貧困層にもおこぼれが有るかも知れない。そうであって欲しいという願望を述べているだけで有る

すなわち鄧小平の思想よりもずっと低いレベルの政策を堂々と披露していることになる

 

それが正しそうな理屈を述べているが実は中身がないことが多い

 

例えば「5年で500万程度」発言

 

この理屈は「海外ではこの程度の金額は問題ない」論である

でもこの「見えない収入」であり「脱税」の総額は5億円程度あったんじゃなかったっけ?

極小さく見せかけているけれどおかしいよね

 

ルールを逸脱して、バレても「その程度でグダグダいうな!政治家免責特権」と堂々と披露してしまう人間性

作為的に「見えない収入」としたことに対する「(そうしないように)法律の制定」という意味のない主張

作為的にやっているのだから、バレないようにやる決まっている

 

できることとしたら「脱税」ができないように国税官が専任で収支をチェックするくらいだろうと思う。それは人件費(国費)がかかるけれど、政治家先生も自己の税理士(及び会計し)を雇っていてこの体たらくである。

仮に専任国税官を配置した場合に政治家先生に買収されて脱税行為を実施場合、あるいは政治家先生の自己判断で「脱税」してバレた場合は有無を言わさず実刑(追徴課税+実刑)くらいにはして欲しい

こうなれば先生少なくともバレないようにもっと必死に「見えない収入」工作をするハズだ

 

こういうことを「海外」というワードで正当化すること自体が根本的におかしいんだよね

単に「富裕層と先生には特権を…」と促しているに過ぎない、彼らのおこぼれが欲しいんだろ?と言っているかのようだ

 

ということで言葉だけの人ってのは本当に危険だ

結果が無い

詭弁で日本がダメになったという歴史を作ったのかも知れない

 

 

富裕層がmora富裕層になって迅速に逃げ出した時に「富んだ!勝ち組だ!」と喜んでいた人たちの中には一直線に転落する人も出てきたりするのかも知れないな

 

「自己責任」と「雇用の調整弁の法制化」これだけでも相当厳しい現実だよね