昨日は自民党総裁候補者それぞれの評価を私なりに付けてみた、どれもこれも役立たずばかりこれでは日本が将来良くなる事はない、しかし政策次第では日本は総ての面で世界をリードする一等国になれる、この政策を論じてみたい。

 

 

 

 

まず最初に少子高齢化の問題について書いて見る、現在、一人の子供を成人まで育てるのにどれだけのお金がかかるか、ここに大きな問題点がある、一人育てるのに2500万円のお金がかかる、しかもこの金額は毎年上昇している、2人育てたら5000万円、ひと財産が吹っ飛ぶ、これでは子育ては出来ません、この状況において政府は子育て支援だと言って5000円とか8000円を配っている、お前らは馬鹿かと言いたい。

 

なぜこのようになったのか、高学歴社会のひずみが出ているのです、高学歴社会は子育てにお金がかかる社会です、大学を出ていなければ就職もできない社会は、国民全部がホワイトカラー化してしまった、そして子供達は体を使った遊びをしないでひたすら塾通いの毎日です、親はせっせと働いお金を子供の為に塾に吸い取られている、これが現在の日本における子育ての現状です。

 

その結果日本の社会はどうなったか、今回の自民党総裁候補者の面々が良い見本となっています、知識はあっても知恵がないから日本の国を前に進める為の政策論争が出来ない、人間の頭脳は限られた量の知識しか入らない様にできている、その証拠に学者で何でも分かっている学者はいない、それぞれの専門分野に分かれている、これと同じ様に高学歴社会で育った人達は、生きて行く社会で必要としない余分な知識まで詰め込んでいるから、肝心な時に大事な知恵が回らない。

 

そして高学歴社会の最も大きな問題点はその国の労働構成を大きく歪めている、ホワイトカラーばかりの人間が余っていてもその下で働く工場生産の労働力がない為にその国の産業が育たない、日本はこの10年大きな円安になった、しかし海外に出て行った日本の企業は日本に戻ってこない、円安を利用して収益を上げるのであれば日本に帰って物を生産すればよさそうなものだがその選択が全くない、原因は労働力不足と電力の問題が有るからです。

 

ではどうすればこの現状を打開できるか、ここからが知恵の見せ所、答えは簡単です、高校卒業と大学卒業の初任給を変えるだけで物事は一気に進む、高校卒業者の初任給を大学卒業者よりも高くする、そして学歴で人を評価する企業には罰則を与える、これだけで社会は一変する、そして日本にある大学は8割が倒産し、子育ての大きな負担となっている大学入試の為の塾は消えてなくなる。

 

こんな社会にして大丈夫か、この疑問に答えておきましょう、大丈夫です、ちょっと視点を変えて考えてみてください、人の一生は限られたものです、その中でその人が生涯稼ぐお金はいくらになるか、ここに視点を移して見ればみんなが納得できる答えが返ってきます。

 

お金を使って4年間大学に行ってもらう給与が高卒者よりも安い、一方高校卒業で就職すれば4年間他人が遊んでいる間にお金を稼ぐ事が出来る、誰が考えもどちらが有利かわかる事だ。

 

4年間働かないで大学に行ってもらう給与は高卒者よりも低くなる、この低くなる理由も書き添えておきましょう、そうでないと皆さんが納得できないと思います、高校卒業者と大学卒業者の違いは若さの特権と人間の柔軟性です、高校卒業者は雇用した企業の都合でホワイトカラーも出来る土方も出来る、この様に多様性のある人材を育てる事ができるが大学卒業者は馬鹿でも出来るホワイトカラーしか使い道がない、現在の社会はこの使い道のない人間ばかりを育てている。

 

しかもこの現状は日本だけの問題ではない、お隣の韓国や中国さえもこの高学歴社会で国力を落としていく環境に入っている、日本の政治家と同じように、この両国も打開策が見いだせていない。