先週の金曜日が大きな下げだったので今日は少し戻すところがあると思って見ていたら、さにあらず前日下げの倍下げてきた、戻すと思って見ていた人は私だけではない、後場から売ってきた人達も同じように考えていた、投資信託である、少し戻したところで売りたい、誰もが考える策である、しかし今回はこの戻りが無い、前場の下げを見て、売るしかない、と決めた投資信託を買っている機関投資家の売りが出た、4451円安、31458円が終値。

 

 

上のチャートを見るとまだ下げる足になっている、この下げは歴史に残る下げ幅である、今度の下げは30000円では止まらないだろう、と思って見ていたらその30000円をあっさりと切りそうになってきた、買いのポジションを持たないで見ている人達にとっては面白い様な下げ方である、しかし何がしかの買い持ちがある人達にとっては夜も眠れない様な下げになってきた。

 

何でこんな下げ方をするのか、この解説をしておきたい、下げのきっかけは海外投資家の短期筋の仕掛けである、それが思わぬ方向に大きく動きだした、そしてここまで下げると売りが売りを呼ぶ展開になってきた、どうしてこの様な展開になったのか。

 

この様な下げ方をする大きな原因は投資信託の買いすぎです、安倍政権が始まった時、日銀の買いと共に投資信託の買いで10年間日本の株価は上がってきた、その結果、膨大な残高になっている、10年間積み上がった残高が一度に売りに回ったらこの様な展開になる、投資信託は持っていれば上がってきた、しかし一度下げになったらリスク回避は不可能である、要するに売るしかない、この売りが出始めると際限なく株価は下げる、と思った方が良い、企業の業績や円の動向などとは別の次元、リスク回避の動きだけでこれからは下げる。