昨日安かった反動とアメリカが高かった為に朝は高く始まった、昨日売り込まれたすべての銘柄が高く寄り付いたが続かなかった、昨日大きく下げたキャノンも戻りを試したが売り物に押されて大きな上ヒゲを付けて陰線で終わった、日産自動車も又同じである。

 

そして今日も9603HISが大きく売り込まれた、3日続けて大きな陰線を付けた、この銘柄は旅行関係の代表格であるが、ハウステンボスの経営が逆回転し始めた、一時は専用船を仕立てて、韓国や中国からの観光客を呼び込んで活況を極めた設備が、コロナ問題で今や大きな足かせとなっている、そのような事を株価は織り込み始めたのかもしれない。

 

これから先このような銘柄は沢山出る、大企業と言えども今回のコロナ問題は会社の存亡がかかってくる企業は沢山出る、それは前にも述べたように経済活動の根幹が大きく変わることになるからである、外食産業がダメになり、旅行関係の産業もダメ、繊維関係もダメ、自動車産業も元には戻らない、このように数え上げればきりがないくらい今まで栄え、日本の経済を支えたものが次々と消えて行く、このような時代になったのだ、それらの物を一つずつ株価はこれから先に織り込んで動くことになるだろう。

 

しかしこのように変化していく時代になった事は、政治家も政府もまだよくわかっていない、今日の政府の発表では国民総生産はマイナス4.5だそうだ、「お前そんなはずがないだろう」と言いたい、リーマンショックの時の落ち込みが5.9である、この時の経済状況は金融関係がおかしくなっただけで人の動きも、物の動きも正常であった、そして貿易もしかりである、しかし今回はこれらの全てが止まっている、マイナス4.5ではなく経済が崩壊していて数値の出しようが無い、これが本音であろう、そして「来年は3.4%の成長を見込んでいる」寝ぼけた事を言うでない、と言いたい。