誰が見ても株価は下に向いている、コロナウイルスの問題はますます大きな問題として世界の経済や人々の生活の自由を奪っている。誰がどう考えても、この先に待っている現象は悪いものしか想像できないはずである。今日の日経新聞の夕刊に、米国シェールガス企業の破綻が初めて載った、これから次々に、この手の企業は倒産に追い込まれることになる、その先に見えてくるものは、私が最も恐れているブラック社債の爆発である、そのような中でも日本株を買い上げなければならない人達が沢山いる。

 

今日も朝からこの人達は頑張った、円売り、先物買い、ソフトバンク株の買い上げ等、しかしこの方式は今までのようには通用しなくなった、従って引けは昨日よりも安くなっている。明日も頑張ると思うが現在の株価の位置を保つのは無理だと思う、世界のブラック社債に火が付けば、世界の金利が上昇する、日銀がコントロールできない領域に入って行くことになる、日銀の奴らも馬鹿ばかりではなかろう、この辺の心配は頭痛の種となっているはずである。

 

9984ソフトバンクのチャート。この銘柄は日経平均株価の価額形成に大きなウエイトを持った銘柄です。そして私が何度も取り上げたように、先々に大きな問題を抱えています、今までの優良銘柄がゾンビ企業になる日はそんなに遠い日ではないはずです、しかしこの銘柄を買っている。

上の日経平均株価のチャートと見比べてください、日経平均は完全な下向きなのに、この銘柄は陽線で頑張っています。それはソフトバンク本体が防戦態勢をとっているからです。自社株を買って担保価値を維持したい、この表れです。

 

しかしこの体制も長くはもちません、リーマンショックの時、野村證券がリーマンの会社を買い取りました。この会社が当時抱えていたM&Aの案件に惚れこんだからです、しかし結果は失敗に終わりました。

経済が混乱した後の社会にM&Aは受け入れられなかったからです。

その後、各国が協調して行った超金融緩和政策の中でM&Aは息を吹きかえし、直近まで隆盛を極めました。

 

しかしそれが終わったのです、コロナウイルスの問題が、そのような安易な考えの元に成り立っていた経済や政治態勢を変えようとしています。そのことに気が付いている政治家は、世界にまだ一人もいません、これがまた世界の国々の国民に悲劇を持ち込むことになる。その最たる国が日本や韓国かもしれません。